旅の中で最も出費がかさむ、宿泊代。できるだけ抑えたいバックパッカーに必見のホテルが、川崎に2015年9月にオープンした「ON THE MARKS」。

バックパッカーが泊まれるホテルの概念を覆すほどコストパフォーマンスが最高らしい!との情報が舞い込んできたので、早速調べてまいりました(2015/09に訪問)。

羽田空港から15分、横浜・品川駅からは約8分という好立地。羽田空港に発着する国際線が続々と就航している今、覚えておきたい超穴場ホテルです!

 

外国人旅行者にも大人気!まるでカフェのような空間

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多くの人で賑わう川崎駅から、歩くこと約6分。地図から目を離してみると「ON THE MARKS」という大きな看板を発見!

カプセルホテルと同じ価格のホテルだとは思えないほどお洒落なファサード。

ちなみに、「ON THE MARKS」という名前には、「旅の拠点として、お気に入りの街に印(Mark)をつけるきっかけの場所となるように」との想いが込められているとか。

ホテルでありながらも直接「ホテル」という単語を敢えて入れなかったことには、ある理由があるんです。その理由は、後ほどご紹介しますね♡

 

ヴィンテージアンプが奏でる心地よい音楽が、お出迎え

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最初に目に入るのは、ヘッドホンを装着したカッコいい鷲と、おしゃれなレコードとともに飾られた「BED,FOOD AND MUSIC」という文字が。

右の壁面に描かれているのは音楽の街・川崎を表すヘッドホンをした、花鳥風月のモチーフである「鷲」。

なんとよく見てみると、ヘッドホンの耳部分には川崎の「川」という漢字が描かれています。

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その横にあるのは、ヴィンテージの高級アンプと、様々なジャンルを300枚以上集めたこれまたヴィンテージのレコード。

有線か、iTunesを使って音楽をかけるお店がほとんどの今、アナログレコードを聴ける機会なんて滅多にないですよね。

入り口だけでこのこだわりよう、期待に胸が高まります!

 

フロントは、ダイニングの向こう側

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↑ クリスマス前だったので、素敵な飾り付けも。

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ON THE MARKSは、22年のオフィスビルを改築したリノベーションホテルです。

既存のまま使用した天井や、床の打ちっ放しのコンクリートなどの素材を生かした上で、ヴィンテージの家具などを配置することでデザイン性の高いダイニングフロアになっています。

 

そんな空間の横を通り過ぎると、奥のスペースにフロントが。

フロント前に設置された大きな机とソファには、日本文化を感じる藍色を配色。なんと机の下に敷かれているラグには、柔道着と同じ素材が使われています。

 

普通のホテルであれば、入り口付近にフロントがありますよね。でも、ここでは敢えて一番奥に位置してあります。

それによって、レストランとホテルの2つの役割が可能に。そして、初めて来た人でもスタッフからの視線を浴びることなく、気軽に足を踏み入れることができるんです。

 

シングルベッドと同じ大きさ!カプセルホテルとは思えない快適すぎる部屋

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いよいよ部屋を拝見!の前に、なんと部屋の鍵にもこだわりが。鍵についているこのキーリング、ずっしりと重い銅で出来ているんです。

使えば使うほど味が出てくる素材を敢えて使用しているとか。忘れ物が激しい私にとっても、この重量感はありがたい…

 

さてさて肝心の部屋ですが、なんと嬉しいことに「女性専用フロア」があるんです。

お金を渋るほどに安心までも削らざるを得ない女子旅人にとって、同じ値段のまま安心を得られるなんて…女心がわかってらっしゃる。

bunkbed insidebunkbed inside

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今回宿泊したのは、Bunk bedというタイプ。2段ベッドで、水周り(トイレ・シャワー)は共用になります。カプセルホテルというよりはドミトリーという方が近いかも。

バックパックやキャリーバッグをしまうロッカーが廊下に設置されているので、睡眠スペースを荷物に邪魔されることなく眠れます。

また、ベッド脇にも鍵付きの貴重品ボックスがあるので、安全性もバッチリ!

 

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部屋のベッドは、一般的なカプセルホテルやホステルよりも大きい(シングルベッドと同じサイズ)なので、身体が大きい男性も足を伸ばして大の字で寝ることができます。

ちなみに、150センチちょいしか身長がない私には、むしろ申し訳ないくらい広すぎる快適空間でした。

 

ここでしか味わえない!川崎ならではのお肉料理とクラフトビール

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実は、川崎周辺にはクラフトビールを製造するブルワリーが非常に多いこと、ご存知でしたか?

ON THE MARKSでは、そんな立地を生かしてシーズンごとに取り揃えられた種類豊富なクラフトビールが楽しめます。ビールが好きじゃない人もグイグイいけるほど、飲みやすいビールもありました!

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こちらは、クラフトビールを使用している「クラフトビールカレー」。濃厚かつスパイシーなので、ビールによく合いました。

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メイン料理は、川崎の食文化であるお肉をメインとしたスモークダイニング。食事もビールも、川崎という立地だからこそ味わえる厳選されたメニューばかりです。

レストランの営業は22時までですが、クラフトビールカレー(500円)とハートランドビール(400円)はフロントから25時まで注文できます!

夜中に到着してもたったの1000円以内で美味しいご飯にありつけるなんて、貧乏バックパッカーからしたら涙もんです。

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朝ごはんは、美味しいパンビュッフェとワンドリンクで500円。クロワッサンがサックサクでした。

→2019年1月現在は、ON THE MARKS オリジナルの薬膳カレーが提供されているようです(詳細はこちら)。

 

思わず知ったかぶりたくなる、細部のこだわり

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クッションのマーク不思議な模様を発見!聞いてみると、ON THE MARKSの家紋だとか。

丸い形と黒い上の部分がレコード(MUSIC)、右側にあるフォークが(FOOD)、そして下の川のような絵が「(-_-)zzz」のZZZ(BED)で、「BED,FOOD AND MUSIC」という3つのテーマが表現されています。

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ほかにも、フロア別の壁面アートなど、日本文化やON THE MARKSのテーマに沿ったこだわりはここで紹介しつくせないほど。ぜひご自身の目で発見してみて下さい!

 

旅の予算や目的によって、部屋タイプが選べる

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冒頭の方で、ON THE MARKSが「ホテル」という単語をつけなかったことには理由があると紹介しましたが、その理由は「ON THE MARKSの見せる表情が、訪れる目的によって変わる」から。

レストランやカフェとして営業していることは前述通り。

しかし、部屋タイプにも、今回紹介した「bunk bed」の他に

・「コンパクトルーム」(水回り共有/完全個室)
・「スタンダードルーム」(シャワーとトイレ完備の完全個室)

の計3種類の部屋があるんです。

Bunk bedで節約する日があってもよし。今日だけは1人でゆっくりしたい、そんなときは個室で疲れを癒す日があってもよし。

今までのように、旅行プランや予算によってホテルを探す必要なんてない。ON THE MARKSだけで、もう充分です。料金プランは公式サイトからご確認ください。

 

様々な人が宿泊する、オンザマークスならでは出会い

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食事や音楽、そして宿泊という3つのテーマを目的にした人が集まり、かつ宿泊する人も多種多様。だからこそ、ここでしか出会えない人々と出会うきっかけになるんです。

 

私が取材で訪れた際にダイニングで食事をしていたところ、隣の席に座っていたレストラン利用のお客様と偶然会話が弾みとても盛り上がってしまいました。

スタッフの方から改めてお話を伺うまでもなく、その場にいるだけで自然と交流が生まれるほど、訪れる人の心が癒される空間なんだなぁ、と実感。

 

ホテルにはあるけど、ホステルにはなかった快適さ。ホステルにはあるけど、ホテルにはない安さや、アットホームさ。

そんな、いろんなものの魅力をぎゅーっと詰め込んだ新しいホテルこそが、ここON THE MARKSなのです。

「旅人たちが『ただいま』言ってくれて、私たちが『おかえり』と迎えられる。そんなアットホームな空間が、ぼくらの理想です」と、スタッフの田島さん。

彼もまた、数年前に世界一周してきた同じ旅人でもあります。

そんな個性的なスタッフや多種多様なゲストが集まるON THE MARKSを「旅の発着地」として、素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
・名称:ON THE MARKS
・住所:神奈川県川崎市川崎区小川町17-1
・アクセス:JR川崎駅より徒歩6分 京急川崎駅より徒歩8分
・チェックイン:15:00 (最終チェックイン:規定なし)ただし23:00以降の到着の場合は事前に連絡要
・チェックアウト:10:00
・電話番号:044-221-2250
(Bunk bedには歯ブラシ、スリッパ、ナイトウェアのアメニティあり)
公式サイト

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