情熱と自然が交差する「ブラジル」の世界遺産まとめ
ブラジルでは、2014年にサッカーワールドカップ、2016年にオリンピックが開催され、世界的に注目が集まっています。南アメリカ大陸で夏季オリンピックが開催されるのは初めてです。
ワールドカップ観に行ったよ!オリンピックは絶対に観に行く!という方もたくさんいらっしゃると思いますが、ブラジルの魅力はそれだけではありません。そこで今回は、南米で最も多く18ヶ所もあるブラジルの世界遺産を全てご紹介します。
イグアス国立公園(ブラジル側)








photo by SF Brit on Flickr
世界3大瀑布の一つに数えられるイグアスの滝。公園内にはオセロット、ジャガー、アメリカバク、アリクイなど絶滅危惧種を含む動物達が生息しており、五種類の森林と生態系が同居する世界的にも珍しい場所とされています。
滝がまたがっているアルゼンチンのイグアス国立公園と共に、1986年に世界自然遺産に登録されました。
パンタナル保全地域




南米で野生動物が最も集中している地域で世界最大級の熱帯性湿地であるこの一帯には、川にはカイマンワニ、アナコンダ、鳥類ではスミレコウゴウインコ、哺乳類ではカピバラ、タテガミオオカミなど多岐に渡る動物が生息しています。
12種類もの生態系が確認されており、生態学において重要な意味をなすことが評価され、2001年に世界自然遺産に登録されました。
サンクリストヴァンのサンフランシスコ広場


photo by Ministério da Cultura


photo by Ministério da Cultura
かつて州都であったサン・クリストヴァンを象徴する建造物群が並ぶサン・フランシスコ広場。フランシスコ会の修道院、慈悲修道女会の施療院と聖堂、旧州知事公邸など、政治と宗教権力の中心地であったことが覗えます。
広場には私邸もあり、歴史地区には約1750人が、世界遺産対象エリアには40人が住んでいます。2010年に世界文化遺産に登録されました。
ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群


アマゾンと並ぶ世界屈指の植物相の多様性を持つ保護区で、ゴールデンタイオンタマリンを代表とする絶滅危惧種が多く生息しています。
とりわけ樹木に関しては密集度が高く、1万平方メートルに約460種類もの木が生えています。ブラジルの国名の由来となったことでも知られています。1999年に世界自然遺産に登録されました。
フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群


photo by Ricardo Polisel Alves


フェルナンド・デ・ノローニャ島を中心とした20の火山島の島々です。これらの島々と一帯の海域は国立海洋公園となっており、島の周囲には美しい環礁が見られます。
年間の平均水温が24度と暖かく、海底山脈による複雑な地形のために多くのプランクトンが生息しており、それを求める魚類が多く生息しています。2001年に世界自然遺産に登録されました。
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区






photo by Mario Carvajal on Flickr
ポルトガルの植民地であった16世紀後半から200年の間、ブラジルの首都であったサルバドール・デ・バイア。金や砂糖の交易で繁栄した頃に建てられた教会や邸宅が現在も数多く残されています。
南米の先住民、植民地時代に連れてこられたアフリカ黒人奴隷、ヨーロッパ移民の文化が融合し、多彩な文化を持っています。1985年、世界文化遺産に登録されました。
サン・ルイス歴史地区


ブラジルで唯一、フランスの植民地となったサン・ルイス。17世紀初めにフランスが築いた新古典様式のレオエス宮殿は、現在州政府の庁舎となっており、周りは石造りの城壁によって囲まれています。
しかし、3年後にポルトガルに征服され、町にはアズレージョと呼ばれるポルトガル様式の建築物が並ぶようになりました。タイルで覆われた美しい歴史地区は、1997年より世界文化遺産に登録されています。
古都オウロ・プレト


photo by Leandro Neumann Ciuffo
1693年にこの地の川床で金の原石が発見され、ゴールドラッシュが始まったオウロプレトでは40年ほどの間に高原から10万人規模の大都市へと発展を遂げました。
ポルトガルの植民地時代に建設された、コロニアル様式のボン・ゼズス・マトジンニョ教会やサン・フランシスコ・ジ・アシス教会などが残っています。1980年に世界文化遺産に登録されました。
ブラジリア




ブラジルの首都であるブラジルは、人工湖であるパラノア湖に造られた計各都市です。飛行機の形をした人工都市の機首部分に国会議事堂、行政庁舎、最高裁判所が並び、いずれも未来を連想させるモダニズムなデザインで造られています。
建設後40年未満の都市が世界遺産に登録されたのは異例ですが、1987年に世界文化遺産に登録されました。
サウス-イースト大西洋岸森林保護区群
25の保護区から構成される広大なエリアで、総面積は4700平方キロメートルにも及びます。元々はアマゾンの森林の4分の1を占めていましたが、ポルトガルによる統治が始まって以降、人の手が入るようになり現在は元の8%しか残っていません。
絶滅危惧種が多く生息しており、進化の歴史を例証することが評価され、1999年に世界自然遺産に登録されました。
セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園


およそ1億8000万年前にできた平原のヴェアデイロス平原国立公園と、暑さと乾燥の激しい厳しい自然環境を有するエマス国立公園が共に2001年より世界自然遺産に登録されています。
ヴェアデイロス平原国立公園はブラジルで最も高度が高い平原地帯で、広大なサバンナにはタテガミオオカミ、オオアリクイ、アルマジロなど多くの野生動物が生息しています。
ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所


バシリカ式のボン・ジェズス・デ・マトジーニョス聖堂を中心に、小礼拝堂や庭園があり、聖堂内部は美しいロココ様式で造られています。
ブラジルのミケランジェロとも称される彫刻家アントニオ・フランシスコ・リスボアによって造られた聖堂前の12人の預言者像と、小礼拝堂のキリストの受難の彫像が評価され、1985年に世界文化遺産に登録されました。
ディアマンティーナ歴史地区


photo by Leandro Neumann Ciuffo
ポルトガル語でダイヤモンドを意味するディアマンティーナは、その名の通りダイヤモンドの鉱脈が発見されて繁栄した都市です。
現在はもう採掘は行われていませんが、かつては300万カラットもの産出量とも言われ世界中のダイヤモンドの大部分を産出していました。バロック様式の建築物が並ぶ歴史地区は、1999年より世界文化遺産に登録されています。
ゴイアス歴史地区
18世紀にヴェルメリョ川で発見された大量の砂金によりもたらされたゴールドラッシュで栄え、周辺では金鉱が見つかり、鉱山都市として発展しました。
かつては美しい村を意味するヴィラボアと呼ばれ、瓦屋根の建物と緑豊かな街並みをしています。山奥にあるため鉱山都市の街並みがそのまま残っており、2001年にこの歴史地区は世界文化遺産に登録されました。
リオ・デ・ジャネイロ:山と海に囲まれたカリオカの景観






photo via Kirilos on Flickr
世界三大美港の一つとも言われる美しいリオデジャネイロの景観は、音楽や文芸、都市計画など様々な分野に刺激を与えてきました。カリオカとはこの地に住む人々を指しています。
コルコバードの丘やコパカバーナ海岸など、人工的に開発されてきた景観が2012年に世界文化遺産に登録され、ブラジルでの文化的景観を対象とした登録では最初の物件となりました。
オリンダ歴史地区


16世紀にポルトガルによって建設された最初の植民地です。今もかつての植民地時代の面影を残す街並みには、バロック様式のカラフルな建物が立ち並び、石畳の道が続いています。
これらは一度オランダに破壊されましたが、再建され、とりわけ中心のサン・フランシスコ修道院の修復には力が注がれました。1982年より世界文化遺産に登録されています。
カピバラ山地国立公園
広大な森が広がる山岳地帯にある国立公園に、巨大な岩が立っており、その岩肌にはおよそ2万年前に描かれたとされる壁画が残されています。
多種多様な壁画は3万点以上にも及び、世界最多の約600箇所に確認されています。壁画には狩りの様子や動物達が描かれ、中には世界最古の植物画とされるものもあります。1991年に世界文化遺産に登録されました。
中央アマゾン保全地域群
保全地域の中にあるジャウー国立公園にはおよそ120種類の哺乳類が生息しており、土砂の沈殿がなく水が黒い特徴を持ったジャウー川にはデンキウナギヤピラルク、カワイルカなどが生息しています。
アマゾンの熱帯雨林が良い状態で保存していあるこの国立公園には、入るためにブラジル政府の許可を得なければなりません。2000年より世界自然遺産に登録されています。
世界遺産ではありませんが、レンソイス・マラニャンセス国立公園




photo by shutterstock
1月から6月の雨季にかけてエメラルドブルーの湖が現れる真っ白な砂丘が見えることで有名な国立公園です。ポルトガル語でシーツを意味するレンソイス。
公園では名前の通り洗い立てのシーツのような砂が真っ白に広がる絶景を見ることができます。半年間だけ現れる湖には魚も生息しており、どのように生息しているのかはまだ謎になっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。ブラジルを旅行する場合は、ビザが必要なので余裕をもった準備をおすすめします!ビザの詳細は下記のサイトからご覧ください。


