南北になが~く国境を接するアルゼンチンとチリ。両国間はバスで気軽に移動でき、特に、アルゼンチン西部の都市メンドーサとチリの首都サンティアゴを結ぶルートは、アンデスの雄大な山岳風景が楽しめる、大人気の路線です。このルートは、車窓から眺めるだけではもったいないほどの絶景の連続!一気に通り過ぎてしまわずに、バスを途中下車し、各絶景を十分堪能しながら進む「寄り道旅」が100倍おすすめなんです。

今回は、メンドーサ-サンティアゴ間のバス旅で、ぜひ寄り道してほしい5つの絶景スポットを、メンドーサに近い場所から順番にご紹介します。

メンドーサ郊外のぶどう畑&ワイナリー


アルゼンチン側のメンドーサから出発した場合、まず最初に目に飛び込んでくる絶景は、どこまでも広がるぶどう畑。

世界有数のワイン生産国アルゼンチンですが、なかでもメンドーサ州はワインの一大生産地です。車窓からも広大なぶどう畑は見えますが、ぜひ一度バスを下車し、ワイナリーを訪れてみてください。

ほとんどのワイナリーでは、ガイド付き見学ツアーが用意されているので、ツアーに参加すればワイン製造の過程を見学できるだけでなく、数種類のワインをテイスティングできます。また、日本で買うとお高いワインも、ここなら比較的安価で購入できますよ!


おすすめは「ボデガ・セプティマ(Bodega Séptima)」。高級ワイナリ―だけあって味もおもてなしも良し◎。英語でのツアーも分かりやすく、ワインについて楽しく学べます。

■詳細情報
・名称: ボデガ・セプティマ(Bodega Séptima)
・住所: Ruta Internacional N°7 Km. 1061 Agrelo, Mendoza.
・地図:
・アクセス:メンドーサバスターミナルより国道7号線を通る全てのバスで約20分。「アグレロ(Agrelo)」駅下車すぐ
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:日曜日
・電話番号: +54 261 498-9558
・公式サイトURL:https://www.bodegaseptima.com/en/

天然温泉が楽しめるカチェウタ


次にバスが向かうのは、天然の温泉が楽しめる「カチェウタ(Cacheuta)」。アンデス山脈にはいくつも火山があり、その影響で天然の温泉が湧き出ています。

カチェウタのバス停で下車したら、ぜひスパリゾートの「テルマス・カチェウタ(Therms Cacheuta)」へ。リゾート内には温泉だけでなく、サウナや泥パック風呂、足湯やプールなど、日本のスパリゾートもびっくりの多種多様なリラクゼーションが揃っています。

アンデス山脈の絶景を眺めながら温泉でリラックスという、最高に贅沢な時間を過ごせます。ちなみに、食事やマッサージなどのサービスが全て一律料金で楽しめる、オールインクルーシブ形式のホテルも併設しているので、宿泊も可能です。

■詳細情報
・名称:テルマス・カチェウタ(Therms Cacheuta)
・住所: RP82 km 39, Luján de Cuyo, Mendoza
・地図:
・アクセス:メンドーサバスターミナルよりカチェウタ行きバスで約40分。「カチェウタ」駅下車すぐ。
・営業時間: 10:00~18:30
・定休日: なし
・電話番号:+54 2624 490152
・料金:ランチビュッフェ付き1日券 3,000アルゼンチンペソ(約5,000円)
・公式サイトURL:https://www.termascacheuta.co/es/inicio

青く美しい貯水湖ポトレリージョス


続いての絶景スポットは、くっきりとした青色が美しい湖「ポトレリージョス(Potrerillos)」。実は、この湖は2003年に工事が完成したばかりの人工的な貯水湖。つまりダムなんです!

1,300ヘクタール=東京ドーム278個分もの、とてつもない広さを誇るこの湖では、カヤックやラフティングなどのウォーターアクティビティを楽しめます。山の緑と湖の青の鮮やかなコントラストを眺めながら、ゆったり楽しむカヤッキングは最高です!

村にはいくつかのウォーターアクティビティ専門業者がオフィスを構えていますが、「ポトレリージョス・エクスプローラー(Potrerillos Explorer)」では、カヤック、ラフティングに加えて、近郊での乗馬やジップライン、トレッキングツアーなどもアレンジしてくれます。

■詳細情報
・名称:ポトレリージョス・エクスプローラー(Potrerillos Explorer)
・住所:2QPW+XF Potrerillos, Mendoza
・地図:
・アクセス:メンドーサバスターミナルよりポトレリージョス行きのバスで約50分。「ポトレリージョス」駅下車徒歩10分
・営業時間: 9:00~18:30
・定休日:なし
・電話番号: +54 261 653-8204
・公式サイトURL:http://www.potrerillosexplorer.com/en/

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自然にできた塩の橋「プエンテ・デル・インカ」


4つ目のスポットは、日本語で「インカの橋」という名前の村「プエンテ・デル・インカ(Puente del Inca)」。アコンカグア登山の拠点となる村で、標高は2,720メートルと高めです。

ここの見どころは何といっても、温泉の塩分の結晶化によって形成された天然の塩の橋 (写真中央やや左側)。残念ながら橋を渡ることはできませんが、かなり真近で自然が作り出した不思議な景色が見られます。

また、写真中央に見える廃墟のような建物は、実は元ホテル。天然温泉を利用した保養施設だったそうですが、1965年の大雪崩で倒壊し、そのまま放置されているとのこと……。

■詳細情報
・名称:プエンテ・デル・インカ(Puente del Inca)
・地図:
・アクセス:メンドーサバスターミナルからアコンカグア行き、もしくはサンティアゴ行きのバスで約3時間

南米最高峰アコンカグア


最後にご紹介するのは、アルゼンチン側にありつつ、チリの国境までたった15キロメートルという場所にある、南米最高峰アコンカグア(Aconcagua)。標高6,960メートルを誇るこの名峰は、ヒマラヤ山脈の山々を除くと世界最高峰!その頂を目指して、夏には世界中から多くの登山家が集まります。

山頂まで登るには、かなりの鍛錬が必要かつ最低でも10~12日はかかります。ただし、「アコンカグア州立公園」内には、半日~一日で楽しめる短いハイキングコースも整備されていて、展望スポットから雄大なアコンカグアの姿を眺めることができます。

もちろん、バスの車窓からも眺められますが、その時間はわずか30秒ほどで、かなり遠くに小さく見えるだけ。こちらの写真はバスの車窓から見えたアコンカグアです。


やはり、その雄大な姿をゆっくり大きく眺めるには、バスを下車して州立公園内の展望スポットを目指すのがおすすめです。

■詳細情報
・名称:アコンカグア州立公園(Parque provincial Aconcagua)
・住所:RN7 10, Mendoza
・地図:
・アクセス:メンドーサバスターミナルよりサンティアゴ行きのバスで約2時間
・営業時間: 9:00~18:00
・定休日:なし
・電話番号: +54 261 425-8751
・オススメの時期: 11月~3月
・公式サイトURL:http://www.aconcagua.mendoza.gov.ar/

各スポットへのバス


最後に、メンドーサ・サンティアゴ・各スポットへのバスとバスターミナルについてご説明します。

メンドーサからバスに乗る場合

メンドーサバスターミナルから、サンティアゴ行きの国際バスの各駅停車に乗って目的地で下車する方法と、各村行きのローカルバス(ポトレリージョス行きのバスなど)に乗る方法があります。いずれにしても、所要時間や料金はほとんど変わらないので、ターミナルで次に来るバスを教えてもらい、乗り込むのがスムーズです。

■詳細情報
・名称: メンドーサバスターミナル(Terminal de Ómnibus de Mendoza)
・住所:Av. Gdor. Ricardo Videla, Mendoza
・地図: ・アクセス:市内中心の独立広場から徒歩20分

サンティアゴからバスに乗る場合

サンティアゴには2カ所大きなバスターミナルがありますが、メンドーサ行きのバスは一部を除いて「サンティアゴ・ターミナル(Terminal Alameda Santiago、別名Terminal Sur)」から出ています。メンドーサへの直行便ではなく、各駅停車のバスに乗りましょう。

■詳細情報
・名称: サンティアゴ・ターミナル(Terminal Alameda Santiago、別名Terminal Sur)
・住所:Av Libertador Bernardo O’Higgins 3850, Santiago, Estación Central, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄L1ライン(赤色)サンティアゴ大学駅徒歩5分

せっかくの絶景ルートを寄り道しながら旅しよう!


今回は、アルゼンチンのメンドーサとサンティアゴを結ぶバスルートで、ぜひ寄り道をおすすめしたい5つのスポットをご紹介しました。

南米を旅していて、バスの車窓から見える雄大な景色に何度も感動しましたが、このルートは特に壮大な風景に圧倒された、とても印象深いルート。

あまり時間のない旅の場合は難しいかもしれませんが、もし時間があれば、せっかくの絶景ルートを気になったスポットに寄り道しながら、時間の許す限りのんびりと旅してみてはいかがでしょうか?

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