岐阜県北部の飛騨地方と呼ばれるエリアに位置する「高山市」をご存じでしょうか。

高山市は、平成の大合併により「日本で一番面積の大きい市」となっている場所で、なんと東京都よりも大きいのです!国際会議観光都市に指定されており、古い町並みや豊かな自然、スキーやキャンプなどのアウトドア、さらにはアニメや映画の舞台に高山市が使われることも多く「聖地巡り」をする人も多いなど、見どころの多い町です。

今回、そんな高山市にある「cup of tea」というゲストハウスに宿泊したのでご紹介します。2021年の1月にできたばかりの2号店「cup of tea ensemble」を見せていただいたのですが、こちらも素敵すぎたので併せてご紹介します。

居心地の良い「cup of tea guesthouse」



暖冬だった昨年と打って代わって、ここ数年では珍しいほどの大雪に見舞われた今年の冬、わたしは白川郷を訪れるために高山市に寄りました。

ゲストハウスが大好きなわたしが泊まったのが「cup of tea」というこちらのゲストハウス。

駅からは徒歩10分弱と少し距離がありますが、駅周辺のホテルとは違い、町の中に溶け込んで地元の人の暮らしを垣間見ることのできるような場所にあるという、完全にわたし好みの宿です。

少し歩けば高山の観光スポットに行けるという立地の良さもあり、当初は1泊だけの予定でしたが、居心地の良さに延泊してしまいました。

また、スタッフとのコンタクトを最小限にするためにセルフチェックインを導入するなどといった感染対策もされています。

ルームタイプもさまざま



ゲストハウスだからと侮ることなかれ。2~3人での滞在に適した個室(和室)は、日本風の中庭が見られる本格的なお部屋です。

中庭には四季折々の素敵な景色が広がります。この日は雪が降っていたので、降り積もる雪とのコラボレーションがとても印象的でした。

また、最大6名で使える個室もあり、ポッド型のベッドになっていて秘密基地のようなワクワクするお部屋なんです。ポッドは一般的なカプセルホテルのベッドよりも広々としており、友人とのグループ旅やファミリーなどで同じ部屋に泊まれちゃうのが嬉しいですね。

ゲストハウスといえばのドミトリーはポッド型のベットになっており、かなり広々している上に、カーテンで完全に光を遮られるのでプライバシーもしっかりしています。

■詳細情報
・名称:cup of tea guesthouse
・住所:岐阜県高山市八軒町 1-77
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩8分
・公式サイトURL:https://cupoftea-takayama.net/guesthouse

2号店の「cup of tea ensemble」



2021年の1月にできたばかりの2号店、「cup of tea ensemble」。1号店のゲストハウスから歩いて3分という近さにあるこの2号店がすごいんです。

ホテルに関わる多くの人々がアンサンブルを奏でてほしいとの想いから「ensemble(アンサンブル)=共に」と名付けられたこの施設は、木の温もりを感じる施設になっており、これらの木のほとんどが岐阜県産というこだわり。



1階には、1号店のguesthouse宿泊者も利用できるコミュニティラウンジがあります。

飛騨の小径木(細くて家具などに使えない木)などが使われており、岐阜県山県市の柿渋で塗装、そして「山中和紙」という飛騨で生産されている和紙も使用。椅子は中古の物を修理して再利用しているなど、岐阜を感じられると同時に地球にも優しい施設となっています。

地元を代表する企業の飛騨産業とコラボした施設となっており、創業100年を迎え「飛騨の匠」としての矜持を胸に一流の家具作りをしてきた職人が作り上げた家具や寝具は、どれも美しく、温かみを感じます。

木の温もりを感じる空間



ensembleは全部で8部屋という少数限定ホテル。4人部屋と6人部屋があります。

床やベッド、建具などの至るところに岐阜県産の間伐材が使用されており、木の温もりを感じる広々とした空間の中に、こだわりが随所に見られるお部屋です。

丈がバラバラの間伐材を無理やりに均一に揃えるのではなく、デザインとしてあえて隙間を作ることでオシャレな雰囲気を醸し出していたり、端材をそのままに作られたコーヒーテーブルがあったり、まるで岐阜の森林にいるかのような、小鳥のさえずりさえも聞こえてきそうな、とても心がホッとする空間。

すべての部屋に専用のトイレ・シャワーがついており、独立洗面台があるのもとっても嬉しいポイントです。

■詳細情報
・名称:cup of tea ensemble
・住所:〒506-0012 岐阜県高山市八軒町1-36
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩11分
・公式サイトURL:https://cupoftea-takayama.net/ensemble/

cup of teaに込める素敵な想い



丸の中に小さな半円のあるcup of teaのこのマーク。実はお茶を客人に出した時に、客人の側から見たときのお茶の様子をモチーフにしているのだそう。

日本人が一杯のお茶に込める「客人(ゲスト)をもてなす心」を感じるこのマークと、ゲストにとっての「cup of tea(自分の好み)」になってほしいという願いが込められた名前の通り、宿の設備一つひとつにこだわりが感じられ、とても居心地の良い空間となっています。

「私たちが提供できる最高のもてなしは、この町に溶け込んでもらうこと」というオーナーの想いの通り、飛騨高山やその周辺を旅する拠点であると同時に、ここ高山の日常を垣間見ることのできる場所でもあります。

オーナーの中村さんは海外留学経験があり、仕事で海外を飛び回っていたこともあるなど、海外経験が豊富。地域通訳案内士として活躍するスタッフもいます。

地域通訳案内士であり旅好きな一面も持つスタッフ、山腰さんとウユニ塩湖などの海外話で盛り上がったり、高山の日常を感じると同時に、非日常を感じられるのもここcup of teaの魅力だと感じました。

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宿泊だけじゃもったいない!宿周辺の高山を観光してみよう

私のように白川郷を目的に宿泊する人もいれば、周辺のスキー場に行くために宿泊する人も多い高山市。私がcup of teaに宿泊した際も、他の宿泊者全員がそうした理由からでした。

それもいいのですが、せっかくcup of teaに宿泊したならば、高山を観光してみませんか?魅力的なスポットはたくさんありますが、その中から厳選して5つ紹介します。

ゆうとぴあ稲荷湯



ゲストハウスの向かいには、宿のオーナーが営んでいる「ゆーとぴあ稲荷湯」という銭湯があります。

創業70年の銭湯で、コロナ禍で外国人はもちろん日本人の観光客も少ない状況にも関わらず、わたしが訪れた日も地元の人が多くいらしていた、この地域で愛されている施設です。

cup of teaの宿泊者は割引料金で利用でき、また宿でお風呂セットを借りることもできるので、宿にシャワールームはありますがぜひこちらも利用してほしいです。

■詳細情報
・名称: ゆうとぴあ稲荷湯
・住所:〒506-0012 岐阜県高山市八軒町2-4
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩8分/ゲストハウスからすぐ
・営業時間:14:30〜22:30
・定休日:火曜日
・電話番号:0577-32-5875
・公式サイトURL:https://www.yutopia-takayama.net

高山陣屋



江戸時代において、日本には300近い藩が存在しており、その藩の政庁(藩庁)として役割を果たしていたのが、軍事機能もあった「城」でした。しかし、実際には小さな藩では城を持つことは難しく、そこで代わりに藩庁の役割をしたのが「陣屋」です。

ここ高山陣屋は、日本で唯一「当時の主要建物が残る陣屋」として歴史的にも貴重な場所であり、文化庁から「日本遺産」として認定されています。

高山陣屋の中で最大の広さを誇る大広間は、なんと49畳敷の3部屋続きとなっており、その広間に沿って造られた縁側からは季節ごとに変わる庭の様子が一望できます。

■詳細情報
・名称:高山陣屋
・住所:〒506-0012 岐阜県高山市八軒町1-5
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩10分/ゲストハウスから徒歩3分
・営業時間:8:45~17:00
・定休日:年末年始
・電話番号:0577-32-0643
・料金:440円
・公式サイトURL:https://jinya.gifu.jp

古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)



高山観光といえば、城下町の中心、商人町として発展した上街、下町の三筋の町並みを合わせた「古い町並み」と呼ばれるエリア。

道の両脇に用水路が流れ、江戸時代からの古い建物が並び「飛騨の小京都」とも呼ばれる美しい町並みが続き、まるでタイムスリップしたかのような景観です。

高山名物の飛騨牛、みたらし団子、高山ラーメン、日本酒などのお店も多くあり、ここだけで高山グルメを網羅することができます。

■詳細情報
・名称:古い町並(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
・住所:〒506-0000 岐阜県高山市上一之町
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩10分/ゲストハウスから徒歩7分
・公式サイトURL:http://kankou.city.takayama.lg.jp

まさごそば



「まさごそば」は、1938年創業の老舗店で、屋台から始まったといわれる「高山ラーメン」発祥の店なんです。

メニューは中華そば(高山ラーメン)のみ!色の濃いスープですが、味は見た目ほど濃くはなく、鶏ガラベースに野菜の甘みを感じるとてもシンプルでおいしいラーメンです。

カウンター席はパーテーションで区切られており、感染対策もバッチリ。地元の人に愛され、さらにはミシュランビブグルマンにも載ったことがあるという、高山市に来たらぜひ訪れてほしいお店です。

■詳細情報
・名称:まさごそば
・住所:〒506-0013 岐阜県高山市有楽町31-3
・地図: ・アクセス:JR高山駅から徒歩7分/ゲストハウスから徒歩5分
・営業時間:11:30~17:00
・定休日:水曜日
・電話番号:0577-32-2327

飛騨大鍾乳洞



宿からは少し遠いのですが、時間がある人はぜひ訪れてほしいのが高山駅からバス1本で行ける飛騨大鍾乳洞。

ゲストハウスのスタッフに「夕方まで時間があるのですがおすすめないですか?」と聞いたところ教えてもらったのがこの鍾乳洞。

標高900メートルという、観光鍾乳洞としては日本一高い場所に位置し、鍾乳洞内の平均気温は通年約12℃と、夏は涼しく冬は暖かいという絶好のスポットです。

鍾乳洞そのものも見応えがありますし、何億年もの歳月をかけて自然が作り出した世界がライトアップされている、幻想的で迫力のある光景が広がります。また、冬限定で見られる「氷の渓谷」も必見です!

■詳細情報
・名称:飛騨大鍾乳洞
・住所:〒506-2256 岐阜県高山市丹生川町日面1147
・地図: ・アクセス:高山バスセンターからバスで約30分
・営業時間:(4月〜10月)8:00~17:00、(11月〜3月)9:00~16:00
・電話番号:0577-79-2211
・料金:大人1,100円
・公式サイトURL:https://www.syonyudo.com

cup of teaで飛騨高山を感じる体験を



東西を山、南北を河川や渓谷に囲まれた地形で、季節によって見せる顔が大き変わるため、いつ訪れても何度訪れても飽きることのない魅力のたくさん詰まった飛騨高山。

スタッフさんは高山のことをよく知っており、観光や食事の相談にも乗ってくれるので、高山を存分に満喫できること間違いなし。飛騨高山を感じることのできるcup of teaにあなたも泊まってみませんか?

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