日本人が知らないインドネシア第二の観光都市・ジョグジャを現地観光局員が解説!
インドネシアの観光地といえば楽園バリが有名ですが、ジョグジャカルタ特別自治州(通称:ジョグジャ)はご存じでしょうか。
ジョグジャは、インドネシア第2位の観光地であり、世界遺産ボロブドゥール遺跡を有する古都。また、多くのインドネシア在住日本人が、家族や友人がインドネシアに来たら絶対ジョグジャに連れて行く!というくらい、おすすめの観光地なのです。
今回は、現地観光局員がジョグジャのおすすめポイントを力説します。
※ 正式名称は「ジョグジャカルタ」ですが「ジョグジャ」という通称で呼ばれることが多いため、この記事内でも「ジョグジャ」で統一しています。
インドネシア第二の都市・ジョグジャとは


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インドネシア第二の観光都市・ジョグジャは、インドネシア最大の人口を抱えるジャワ島の中心に位置しています。
ジョグジャを日本の観光地でわかりやすく例えると、バリが沖縄だとしたら、ジョグジャは日本でいう京都。実際、京都と姉妹都市で、歴史・文化・芸術の中心都市となっています。
日本からジョグジャへのアクセス


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日本からの直行便はないため、ジャカルタ・バリか、クアラルンプール(マレーシア)からの乗り換えが必要で、日本から約6〜7時間かかります。
ジャカルタ・バリからジョグジャまでは約1時間。国際便乗り換えだとクアランプールから1日2便、約2時間のフライトがあります。日本からの乗り継ぎのタイミングに合わせて、経由空港を選ぶとよいでしょう。
世界遺産を2つ有する都市、ジョグジャカルタ


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ジョグジャには、世界最大の仏教寺院・ボロブドゥール遺跡と、プランバナン寺院遺跡群という2つのユネスコ世界遺産があります。
その両方とも、1000年前栄えたヒンドゥー教・仏教の王朝によって作られた寺院。現在のインドネシアは偶像崇拝禁止であるイスラム教が大多数ですが、火山灰に埋もれていたおかげで、破壊されずに残っているヒンドゥー・仏教寺院が多いと考えられています。
ボロブドゥール遺跡はサンライズがおすすめ


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ジョグジャに訪れる旅人の1番の目的は、世界最大の仏教寺院であるボロブドゥール遺跡。ボロブドゥール遺跡は9世紀の仏教王朝によって建設された、立体曼荼羅(まんだら)構造の仏教寺院です。王朝が滅亡してから1000年後の1814年にイギリス人によって発見されるまで、火山灰とジャングルに埋もれていました。
ロマンあふれる遺跡ですが芸術としても素晴らしく、初めて見たときの感動は写真よりも大きく上回ります。とにかく大きいため画面に収まりきらず、スケールがが伝わりづらいのが唯一の欠点。ぜひ実際見ていただきたいです。
特におすすめしたいのは、朝3時半に市内を出発するサンライズツアー。イギリスCNNに「一生に一度は見たい景色」として選ばれたこともある、ボロブドゥール遺跡から眺める日の出は本当に素晴らしく、これまで何度も訪れている私でも毎回感動するほど。
・名称:ボロブドゥール遺跡
・住所:Jl. Badrawati, Kw. Candi Borobudur, Borobudur, Kec. Borobudur, Magelang, Jawa Tengah
・地図: ・アクセス:市内より車60分 公共バス有
・営業時間:4:00〜18:00
・定休日:なし(イベント時は営業時間に変動あり)
・電話番号:0811 2688 000
・料金:25ドル(4:00〜6:00サンライズ時間帯の入場料:約3,600円 )
・所要時間:1〜2時間
・オススメの時期:通年観光可能だが、日中はかなり暑いので朝夕が快適。雨季(11〜3月の)サンライズ晴れ率は3割
・公式サイトURL:http://borobudurpark.com/en/temple/borobudur-2/
プランバナン寺院遺跡群は圧巻の高さ!


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2つ目の世界遺産はプランバナン寺院遺跡群。この遺跡はとにかく高い!なんと47mもあり、アジアで2番目に高い石造寺院とされています。ボロブドゥールと同じく、大きすぎて画面に収まりません。
天に向かって燃え立つこの石像寺院が、はるか1000年前に建造されたなど想像がつくでしょうか。
高さだけでなく、見えない位置までびっしり施された美しいレリーフも感嘆もの。古代のジャワ人の生活や美意識、宗教感覚に思いをはせてしまいます。


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夕方ごろに訪れると、夕焼けに浮かび立つ美しいプランバナン遺跡を見ることができます。これと同じ景色を、1000年前のジャワ人も毎日眺めていたと思うとロマンチックですね。
プランバナン寺院遺跡「群」と名前にあるように、プランバナン遺跡周辺には小さな遺跡がたくさんあります。最近は2日かけてジープで遺跡巡りをするツアーなども登場しています。
・名称:プランバナン寺院遺跡群
・住所:Jl. Raya Solo – Yogyakarta No.16, Kranggan, Bokoharjo, Kec. Prambanan, Kabupaten Sleman, Daerah Istimewa Yogyakarta 55571
・地図: ・アクセス:市内より車20〜30分、公共バス有
・営業時間:6:00〜18:00
・定休日:なし(イベント時は営業時間に変動あり)
・電話番号:0811 2688 000
・料金:25ドル
・所要時間:1〜2時間
・オススメの時期:通年観光可能だが、日中はかなり暑いので朝夕が快適
・公式サイトURL:http://borobudurpark.com/en/temple/borobudur-2/
ジョグジャはインドネシア人にとって文化・アートの中心


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ジョグジャはインドネシア人にとって、文化・アートの街でもあります。数々の手工芸の中から、何点かピックアップしてご紹介します。
伝統工芸・バティックの工房が立ち並ぶ


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バティックはインドネシア語で「たくさんの点」を意味し、その名の通り細かくびっしりと柄が入ったろうけつ染めの布です。バティックはインドネシアの正装でもあり、政府の人も公式行事では派手な柄の服を着ています。沖縄のかりゆしのような存在ですね。
本物のバティックは5,000円〜という価格で手を出しづらいですが、安価なプリントバティック風生地も沢山売っており、安ければ200円以下で可愛いパンツが購入できますよ。
バティックの製作体験ができるお店も多く、バンダナを作って持ち帰ることもできます。
南国情緒あふれる「ガムラン」が響く


photo by ジョグジャ観光局
ガムランは音楽の名前で、特殊な複数の打楽器で構成された、ホワンホワ〜〜ンとした音楽。聞かないとピンとこないかもしれませんが、日本でもガムランのファンは多く、各地にサークルがあるほど人気です。
ジョグジャのいいところは、夜など歩いていると時々ガムランを練習する音色が聞こえてくるところ。地元の人がそれぞれ文化を大切にしているんですね。
街はストリートアートだらけ!


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ジョグジャは現代アートも盛んで、街にはストリートアートが多く見られます。
この文化は独立戦争時に声をあげた一般市民によってゲリラ的に始まったものですが、今では公式に活動を認められたアーティスト集団による市民や観光客を楽しませるような作品も多くなっています。
繊細、というよりダイナミックな色彩で自由に描かれているものが多く、強い日差しによく映え、歩くだけでも楽しめます。
住民みんながパフォーマー!伝統文化を愛する街


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文化の街としてのPRに力を入れているジョグジャでは、毎日どこかでイベントがあります。特に乾季(6〜11月)は結構な確率でこのようなストリートパフォーマンスが行われています。参加者は特に本業がダンサーというわけでなく、一般市民。
このように住民も伝統ダンスを踊ったり、イベント参加を楽しんでいるのは、文化の街であるジョグジャならではです。
ジョグジャの食事は、日本人の胃と舌にやさしい


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平均的に辛い味付けが多いインドネシア料理の中で、ジョグジャの料理は甘い味付けが多いため、日本人の舌に合います。インドネシア国内でも、美食の街として知られているジョグジャで食べたい料理をご紹介します。
ジョグジャ名物・映えない料理「グデッ」


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ジャックフルーツを甘く煮込んだ佃煮、牛皮の油部分、ゆで卵を混ぜて食べるのがこのグデッという料理。全ての具が茶色いため面白いくらい映えないのですが、味は絶品。ジョグジャ以外では中々食べられない料理ですので、ぜひ挑戦することをおすすめします!


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ちなみに、ジャックフルーツはこのようなど大きい果物です。
日本人が大好き、優しい味のソトアヤム(チキンスープ)


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ジョグジャに訪れた日本人がかなりの確率で気にいるのがソトアヤム(チキンスープ)。ソトはマレーシアやジャカルタでも食べられますが、各地で微妙にスープが違います。ジョグジャのソトは鶏がらスープのあっさり、ほっとする味です。
小さいオレンジを絞って食べるのですがこれが最高に美味しい!最初にオレンジつけた人、天才です。
バッピア


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ジョグジャのおみやげといったらこれ、バッピア!インドネシア人はダンボールで買って村に配るほど大好きです。
3cmくらいの小麦の薄皮で緑豆の餡を包んだおまんじゅうで、ほろっと崩れるやさしい甘さがおやつにぴったり。お土産に最適な個包装タイプもありますよ。
ここにしかない絶景、ジョンブラン洞窟


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インドネシアの大自然が作り出した絶景を見るなら、ジョグジャ近郊にあるジョンブラン洞窟。ここは写真のように、洞窟の天井から降り注ぐ光のシャワーを見ることができるスポットです。
満足度が非常に高いので、ジョグジャで2日間の自由時間がある人には必ずおすすめしています。6〜8年前に開発されたばかりの観光地で、1日80人しか入れない、まさに秘境。その景色は息を飲む美しさ。
写真も十分美しいのですが、実際に目で見る美しさにかなうものはありません。
・名称:ジョンブラン洞窟
・住所:Jetis Wetan, Pacarejo, Semanu, Gunung Kidul Regency, Special Region of Yogyakarta 55893
・地図: ・アクセス:市内から車90分(公共交通機関はないのでツアー参加が一般的)
・営業時間:10:00〜14:00(入場は10時締め切り,繁忙期は7時に定員に達して締め切ることも)
・料金:Rp500,000(約4,000円)
・所要時間:3〜4時間
・オススメの時期:5月〜11月
ジョグジャでは美しい小道散策を楽しめる


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車では入れないような小さい住宅街が、とても素敵なのがジョグジャ。住民は自分で壁を塗ったり、ガーデニングしたり、日々自分を取り囲むものの美しさに気を配っています。
また、インドネシア人は鳥が大好き!軒先にも色々な鳥かごが吊るされていて、眺めるのが楽しいです。


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おすすめの散策スポットは、市内中心部のマリオボロ通り。マリオボロ通りはジョグジャ最大の繁華街ですが、大通りから少し外れた小道に入ると、このようなのどかな生活風景を覗くことができます。
・名称:マリオボロ通り
・住所:Jl. Malioboro Sosromenduran Gedong Tengen Kota Yogyakarta Daerah Istimewa Yogyakarta
・地図: ・アクセス:公共バス有
物価が国内で一番安く、高級ホテルに安く泊まれてしまう
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ジョグジャはインドネシアで1番物価が安く、高級ホテルにも格安で宿泊できます。
参考に5つ星ホテルの価格を提示すると、シェラトン1泊約8,000円(1部屋)ほど、ハイアットでも10,000円(1部屋)ほどで泊まれてしまいます。
ちなみに、上の写真の朝食をプールに浮かせながら頂く「フローティングブレックファースト」ですが、2人で約2,700円とかなりリーズナブルな設定です。
4〜5日の連休をとって、ジョグジャを旅行してみませんか?


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ジョグジャ旅行の所要日数は、移動時間含めて3〜4日が平均的。5日間あれば、かなりの観光地を訪れることができます。
私は観光局員としてすでに半年この都市にいますが、いまだに毎日新しい発見があり、どんどんこの街が好きになって行く日々です。多くの日本人に知られていないのが、本当にもったいないほど素敵な場所だと感じます。
みなさんもぜひジョグジャに訪れ、バリとはまた違った、本来のインドネシアを体験してみませんか?