さっぽろ雪まつりも良いけど、ハルビン氷祭りも忘れないであげてください
こんにちは、雪国・新潟生まれの阿部サキソフォンです。雪国生まれと言いましたが、私が育ったのは新潟市なのでさほど雪は降らないです(今年は例外だったようですが)。
1月には東京でも大雪となり話題になりましたが、なにも雪は嫌なことばかりではありません。雪が降るからこそ見られる美しい景色や、雪が多い地域限定で行われるイベントなどもあります。
その中でも、やはり有名なのはさっぽろ雪まつり!今年は大通会場・すすきの会場で2月5〜12日、つどーむ会場で1日〜12日まで行われます。ぜひ足をお運びくださいね……って、ちょっと待って。私主催者じゃないし。行ったこともないし。
この時期に開催される雪のイベントは、国内に限ったことではありません。お隣の中国でも、同時期に「ハルビン氷祭り」が行われているんです!
ハルビンって初耳……どこにあるの?


Photo by Abe saxophone
実際に行くまで地名さえ聞いたことがなかったのですが、ハルビンは中国の黒竜江省に位置する省都。「東方の小パリ」「東方のモスクワ」という異名も持っており、街ではヨーロッパを感じさせる通りやロシアを思い出させる教会などを見ることができます。
そもそも、なぜこの聞いたこともないハルビンに行ったかというと、「たまたま安いチケットがあったから」という理由のみ。就航記念キャンペーンかなにかで、なんと往復7,000円ほどだったのです。おやすい!これはお買い得!


Photo by Abe saxophone
ちょうどその時、ロシアに行きたい気持ちもあったので「ちょっと面白そうだし、行ってみようかな」という軽い気持ちでチケットを購入。そしてハルビンについて調べていくうちに、「ハルビン氷祭り」の存在を知りました。
実はすごい!ハルビンで開催される氷祭り


Photo by Abe saxophone
最初は「祭りっていっても、札幌には敵わないでしょ」と思っていたのですが、調べていくうちに驚きました。なんとハルビン氷祭りは、世界三大氷祭りのうちの1つだったのです!なんてこった、馬鹿にしてごめんなさい。
世界三大氷祭りは、北海道の「さっぽろ雪まつり」、カナダの「ケベックウィンターカーニバル」、そしてもう1つが「ハルビン氷祭り」。他の2つに比べて、圧倒的に地名度低いやん。そんなの知るわけないやん……と言い訳をしたくなりましたが、ある意味これはチャンスです。


Photo by Abe saxophone
さっぽろ雪まつりは有名だけど、ハルビン氷祭りに行った人は少ないんじゃない?むしろ北海道にいくより、ハルビンに行く方が安いんじゃない?とポジティブ変換。
観光地なんて1つも知らんかったハルビンですが、これは期待できるー!と、期待に胸を膨らませながら意気揚々と旅立ちました。
早速受けた、中国の洗礼


今回、一緒に旅をしたのは旅するメガネさん(@megane_haribo)。出発する前日に、寒さに怯えてホッカイロを大量に持ち帰ろうとしています。
いつもは割としっかりしている私たちですが(自分で言うのも変だけど)、2人とも旅慣れているのと、1人旅じゃないという安心感があったためか、この旅では基本的なミスばっかり起こしていました。


Photo by Abe saxophone
①2人とも現金を持っていない(お互いに相手が持っているだろうと予想。最悪空港で換金できると思い用意せず)
②Googleが使えない中国で、なぜかGoogleマップに行き先をメモしていた(Googleが使えないことは調べていて知っていたのに、なぜかマップを使えると思っていたらしい)
③2人とも中国語は何も話せない(英語でいけるだろうと思っていたのが、甘かった)


Photo by Abe saxophone
空港についてから換金場所がわからなくて彷徨ったり、バスに乗ろうとしたら後ろのおっちゃんになぜか怒られたり、バスで降りる場所を間違えて「ここどこ」的な終点で降ろされたり、タクシーに駅まで行きたいと伝えても「station」が通じなかったり、マップが使えないからホテルを見つけるまでにバックパックを背負ったまま1時間以上歩いたり……。


Photo by Abe saxophone
この時点でもう、正直「しばらく中国はいいや」と思っちゃいました。お酒でも飲まないとやってられんわー!もう飲んじゃうもんねー!(お味は、美味しいかと言われたら普通でした)
意外と?観光も楽しめるハルビン




Photo by shigeki naganuma
でも、もちろん嫌なことばかりではありません。ヨーロッパの雰囲気があると事前情報はありましたが、想像以上におしゃれで驚きました。中央大街にはブランド店や飲食店が立ち並び、ショッピングを楽しむ観光客がたくさん。
夜には電球が光り、ロマンチックな通りになります。


Photo by Abe saxophone
私も極寒の中、アイスを食べながら歩いていました。気温はマイナスだけど、アイスってなぜか食べたくなっちゃいますよね(ただのデブ)。
・名称:市中央路歩行街
・住所:150000 中国ハルビン道里区区内
・地図:
・アクセス:ハルビン駅から101・103路の路線バスに乗り終点で下車
・電話番号:+86 451 5556 9977


Photo by Abe saxophone
松花江という川に隣接している「斯大林公园」は、見事に凍った川を見ることができます。凍った川の上に、自分の足で立つこともできちゃいます(時期によっては、あまり奥まで行くと危険なので気をつけましょう)。
ぜひ、近くのケーブルカーと合わせて写真を撮ってみてくださいね。
・名称:斯大林公园
・住所:ハルビン道里区松花江南岸
・アクセス:ハルビン駅から徒歩約15分


Photo by Abe saxophone
そして印象的だったのは、帝政ロシア時代に建設された石造りの巨大な教会「聖ソフィア大聖堂」。名前からして、これ中国にあるの?って感じですが、中心部にどーんとありました。




Photo by shigeki naganuma
入場料は、大人1人15元。チケットを買って、早速中に入ってみます。


Photo by Abe saxophone
おお、けっこう歴史を感じさせる内装ですね。こちらは1907年に創建され、1932年に現在の姿になったそうです。


Photo by Abe saxophone
現在は教会としてではなく、ハルビン建築美術館として公開されています。中にはハルビンの歴史を紹介するパネルや、「最後の晩餐」のレプリカなどが飾ってありました。外観の装飾もとても細かく、夢中で写真を撮ってしまいました。


Photo by Abe saxophone
寒くて真顔ですが、内心は楽しんでいます。
・名称:聖ソフィア大聖堂
・住所:150000 中国ハルビン道里区透笼街88号
・地図: ・アクセス:ハルビン駅から徒歩10分
・電話番号:+86 451 8467 9456
そして、ようやくあのお祭りへ繰り出します!
一番のメイン!ハルビン氷祭りへ


Photo by Abe saxophone
いよいよ、一番のメインである「ハルビン氷祭り」へ向かいます。太陽島公園、兆麟公園、氷雪大世界と3つの会場で行われているのですが、私たちはメイン会場である氷雪大世界を目指しました。
タクシーの運転手さんに氷祭りの画像を見せて、必死に「ここに行きたい」アピール。英語を話しても無駄だと学んでいたので、画像でお願いする作戦にしました。
運転手さん、大丈夫かなぁ……と不安に思いながらも、夜のドライブがスタート。ちゃんとたどり着くのかヒヤヒヤしながらも、無事に会場に着くことができました。


Photo by shigeki naganuma
「送ってくれてありがとう!」とお金を渡して入り口へ向かおうとすると、なぜか運転手も車から出てきました。え、なんであなたが車を降りるの。めちゃくちゃ喋ってるけど、中国語だからなんにもわからないし。どうやら、チケットを買うところまでついてくると言っているそうなのですが、ぼったくられる気しかしません。
近くにいた違うタクシーの運転手らしき人も巻き込んで、なぜか私たちを連れて行こうとするので、拒否することも疲れてきて一緒にチケット売り場へ行くことに。
いくら取られるんだろうなぁ……と怪しんでいると、入場料として請求されたのは「300元」。あれ……もともとの正式な料金っていくらだっけ?とメガネさんに確認すると「300元」との返事が。
ぼったくりじゃないんかいっ!ってツッコミたくなりましたが、変に高く請求されることもなくてよかったです。さっきまでのやり取り、なんだったんや。
会場の広さにびっくり


Photo by Abe saxophone
入り口からすったもんだがありましたが、ようやく中に入ることができました。中に入ると、想像以上の広さにびっくり!なんと広さは、およそ60万㎡もあるとのこと。全部ちゃんと見てまわろうと思うと、2〜3時間かかってしまいそうです。




Photo by Abe saxophone
氷で作られたお城やトンネル、その1つ1つが大きくてなかなか写真に入りきりません。あちこちでライトアップされていて、とても幻想的な光景です。


Photo by Abe saxophone
雪の下が光っていて、なんとも不思議な感覚。


Photo by Abe saxophone
私たちが着いたのが閉園間際だったため閉鎖されていましたが、氷の滑り台やスケートなどもできるようです。


Photo by Abe saxophone
あれ、ラ◯ホテル……?


Photo by shigeki naganuma
151センチの私が立つと、こんな感じ。このサイズ感、伝わりますでしょうか。


Photo by shigeki naganuma
2人とも無言で写真を撮り続け……


Photo by Abe saxophone
気づいたら、どこからか「蛍の光」が流れてきました。帰りの合図は、万国共通。もっとゆっくりと見たい気持ちもありましたが、泣く泣く退散。タクシー運転手のお兄ちゃんが、記念にと何枚も写真を撮ってくれました。なんだかシュールなツーショットです。
また2018年の公式サイトでは、360度全天球写真を見ることができます。これはすごい。見るだけで、どれだけ大規模かわかると思います。
・名称:ハルビン氷祭り
・住所:ハルビン松北区松花江北岸
・アクセス:中央大街「防洪記念塔」バス停から29路のバス
・営業時間:10:00~21:00
・開催期間:1月5日~2月末まで
・料金:300元
・公式サイトURL:http://www.hrbicesnow.com/
ハルビン氷祭りの開催時期は?


Photo by shigeki naganuma
イベントが開催されるのは、毎年1月5日〜2月末頃まで。正式な日程については、行かれる前に確認をしたほうが良さそうです。ちなみに私たちが訪れたのは2017年の2月下旬。遅い時間だったこともあり、会場内はかなり空いていました。
また現地で300元を支払いましたが、入場料は年々値上がりしているとのこと。こちらも事前にチェックしておきましょう。
軽い気持ちで行ったけれど


Photo by shigeki naganuma
着いて早々、「もう帰りたい」とすら思ったハルビンでしたが、この時期にしか見られない景色を見ることができたのは、とても貴重な体験でした。
世界三大氷祭りの1つという大規模イベントですが、日本ではまだまだ知られていないので「ハルビンに行ってきた」と周りに話しても、首を傾げられるばかり。
今まであまり馴染みのなかったハルビンに実際に足を運んでみたら、氷祭りはもちろん、ヨーロッパの街並みや建築を楽しむことができる素敵な場所だと発見できました。


Photo by shigeki naganuma
「安かったから」という理由で決めた旅でしたが、思わぬ発見がたくさんできた旅となりました。冬のイベントといえば「さっぽろ雪まつり」が有名ですが、今年は中国まで足を運んでみるのはいかがでしょう?きっと、家族や友達に自慢できるエピソードがたくさん生まれるはずです。
それにしても、屋台横に設置された串用のゴミ箱?のクセがすごい。