リマの観光スポット20選
皆さんは、ペルーの首都・リマに訪れたことがありますか?ペルーの中心地として栄えるリマは、近代的な街でありながら、今なお多くの歴史的建造物や古代遺跡などが残っており、非常に魅力溢れる場所です。
今回はそんなリマの基本情報と、旅行で行った際に訪れるべきおすすめ観光スポット20選を合わせてご紹介していきます。
編集部追記
*2018年2月に公開された記事に追記しました。(2018/09/06)
*2018年2月に公開された記事にROROが訪れたスポットを追加しました(2019/01/21)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
リマの概要
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リマはペルーの首都で、太平洋に面した乾燥地帯に位置しています。ペルーの政治、文化、金融、商業、工業の中心地であり、人口は約800万人で同共和国最大です。
成田からのアクセス
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残念ながら成田からリマへの直行便はなく、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空などアメリカ系航空会社を利用して乗り換えて行くのがおすすめです。まずは成田からアメリカの都市に飛び、そこから直接リマへと向かいましょう。
例えばデルタ航空でリマへ行く場合、まずは12時間ほどかけてアトランタへ、そこからリマへは6時間30分ほどのフライトで到着します。アメリカ経由で行く場合、ESTAが必要になるので、事前申請を忘れないように注意が必要です。
続いて観光スポットをご紹介します。
ロス・デスカルソス修道院
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ロス・デスカルソス修道院は、修道士たちの様々な生活施設を見ることができる場所です。院内には図書館、芸術品、美術品なども数多く保管されており、なんと長崎で処刑されたカトリック信徒を描いた絵画も見ることができます。
・名称:ロス・デスカルソス修道院
・住所:Alameda de los Descalzos, Rímac 15093 ペルー
ラス・ナサレス教会
スペインの植民地時代、パチャカミージャ地区と呼ばれていたエリアにあるラス・ナサレス教会。ここにあるキリストの受難像は、数ある宗教画のなかでも特に敬意を抱かれているもので、この絵を一目見るためにここを訪れる人も多いといいます。
・名称:ラス・ナサレス教会
・住所:cnr Tacna & Huancavelica Lima
・公式サイトURL:http://www.arzobispadodelima.org/senior-de-los-milagros/2010/09/17/especial-el-senor-de-los-milagroshistoria/
トーレ・タグレ宮殿
トーレ・タグレ宮殿は、南米の中でも際立ったコロニアル建築の一つです。ペルー独立運動の英雄サン・マルティン将軍がトーレ・タグレ公爵のために建てたもので、現在は外務省として使用されています。
・名称:トーレ・タグレ宮殿
・住所:Jirón Ucayali 363, Distrito de Lima Lima 1 ペルー
アリアガの家
こちらは、スペインの植民地時代に作られた大邸宅で、美術的価値が非常に高く、ペルーの歴史文化遺産にも指定されています。家の中には、1540年に建てられた家族専用の礼拝堂があり、これはリマで最も古いものだそうです。
・名称:アリアガの家
・住所:Lima, ペルー
サン・ペドロ教会
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サン・ペドロ教会は、もともとは1534年建てられましたが、大地震の影響で崩れてしまい再建されました。現在の建物は17世紀頃のものとなります。天井ドームはローマのサン・ピエトロ寺院をまねたもので、窓から光が差し込むと金色に反射し、とても美しく輝いています。
・名称:サン・ペドロ教会
・住所:Jiron Azangaro, cuadra 4, Lima, Peru
城壁公園
ここは、17世紀後半、海賊や私掠船による略奪者から都市を守るために作られた城壁を利用した公園です。現在は市民の憩いのばとして機能しており、おしゃれなレストランなどもあるので休憩がてら訪れてみてはいかがでしょう?
・名称:城壁公園
・住所:Jirón Amazonas, Distrito de Lima 15001 ペルー
アチョの闘牛場博物館
日本ではあまり知られていませんが、ペルーはラテンアメリカ有数の闘牛王国です。こちらのアチョの闘牛場博物館では、昔の闘牛風景の写真や、かつては闘牛として活躍した黒々とした毛並みの牡牛が飾られており、非常に興味深くおすすめです。
・名称:アチョの闘牛場博物館
・住所:Jr. Hualgayoc 332, RIMAC
・公式サイトURL:http://www.visitalima.pe/index.php/museos/museo-taurino-plaza-de-toros-acho
リマ市役所
旧市街の中心・マヨール広場にあるリマ市役所は、明るいイエローの外観が目立つ建物で、観光スポットとしても人気です。黄色は「リマの色」とも言われているそうで、周囲の風景とも調和した、美しい景観が楽しめます。
・名称:リマ市役所
・住所:Jr. Junin and Jr. Carabaya, Lima, ペルー
アルマス広場
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リマの旧市街に位置し、マヨール広場とも呼ばれるアルマス広場。世界遺産「リマ歴史地区」の中心であり、周囲にはスペイン植民地時代の歴史的建造物が数多く並びます。
広場にある花壇は綺麗に整備されており、中央にはブロンズでできた噴水が。リマ観光の基点になる場所なので、疲れたらアルマス広場に戻って一息つくのがオススメです。
・名称:アルマス広場
・住所:Cercado de Lima 15001
・アクセス:Desamparados駅から徒歩2分
大統領府
アルマス広場に面したピサロの家とも呼ばれる大統領府は、その名が付いた通りスペインからやってきたコンキスタドールのフランシスコ・ピサロが自分の住居としていた場所です。内部も見学することができ、豪華に装飾されたラウンジや玄関ホールはとても美しく印象的です。
・名称:大統領府
・住所:Jirón de la Unión s/n, Distrito de Lima
中央準備銀行博物館
リマのセントロにある博物館で、ペルーの古い金庫や金貨などを見ることができます。世界遺産地区の中心部にありながらいつも比較的空いており、その上入場料が無料なので、ぜひ訪れたいスポットです。
・名称:中央準備銀行博物館
・住所:Jr. Ucayali 271 Centro de Lima
サン・アグスティン教会
サン・アグスティン教会の建物の正面とバルコニーにあるチュリゲーラ様式の精巧なデザインは、まさに息を飲む美しさです。その姿を一目見ようと世界各国からも多くの観光客が訪れています。
・名称:サン・アグスティン教会
・住所:Jirón Camaná, Distrito de Lima 15001
イタリアン・アート博物館
リマの歴史地区にあるイタリアン・アート博物館は、世界で最も美しい博物館の一つとして知られています。さまざまな現代アートが展示されていて、見どころ満載です。
・名称:イタリアン・アート博物館
・住所:Paseo de la República 250 Lima
ソファー・カフェ
ペルー・リマのおしゃれでおいしいソファー・カフェ。店内には、モダンでかわいいソファがたくさんあり、シックなアンティーク調の家具もうまく調和しています。ドリンクやスイーツも豊富なので、観光で歩き疲れた時にはぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
・名称:ソファー・カフェ
・住所:Av. San Martín 480 int. 105, Barranco
カテドラル
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リマのカテドラルは、インカ帝国を征服したスペイン人フランシスコ・ピサロによって建設されました。アルマス広場の東側に面して建ち、南米最古の大聖堂として有名です。
カテドラルは過去何度も大震災に見舞われ、その度に増改築を繰り返すことに。そのためゴシック様式やバロック様式など、時代ごとに様々な建築様式が取り入れられているのが特徴です。
・名称:カテドラル
・住所:Jirón Carabaya, Cercado de Lima 15001
・アクセス:アルマス広場から徒歩1分
・営業時間:午前9時~午後5時(土曜日は午前10時~午後1時)
・定休日:日曜日
・電話番号:+51(1)427-9647
・料金:無料(博物館は10ソレス)
・公式サイトURL:http://www.arzobispadodelima.org/
サン・フランシスコ教会・修道院
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クリーム色の外観が目を惹くサン・フランシスコ教会・修道院は、歴史的建造物が立ち並ぶリマ旧市街の中でも特に重要な建築物の一つです。
この教会の一番の見どころはカタコンベ(地下墓地)。約75000体の修道僧の遺骨が埋葬されていると言われています。カタコンベの見学にはガイドツアーへの参加が必要です。
・名称:サン・フランシスコ教会・修道院
・住所:Jirón Ancash y Lampa, Cercado de Lima
・アクセス:アルマス広場から徒歩2分
・営業時間:午前9時~午後8時15分
・電話番号:+51(1)426-7377
・料金:無料(ガイドツアーは15ソレス)
・公式サイトURL:http://museocatacumbas.com/
天野プレコロンビアン織物博物館
天野プレコロンビアン織物博物館は、天野芳太郎という日本人によって創設された考古学博物館です。彼はペルーの文化的遺産を保護することに努めた人物として国際的に知られています。
主に展示されているのは彼が個人で収集した古代の織物に加え、織物を作るのに使用された道具や原材料。ペルーにおける織物の発展の歴史や、各文化ごとの違いを知ることができます。
・名称:天野プレコロンビアン織物博物館
・住所:Retiro 160,Miraflores 15073,Lima
・アクセス:Angamos駅から徒歩約20分
・定休日:1月1日、12月24・25日
・営業時間:午前10時~午後5時
・電話番号:+51(1)441-2909
・料金:30ソレス
・公式サイトURL:http://jp.museoamano.org/
アモール公園
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リマで最も美しい公園と言われるアモール公園は、別名恋人たちの公園とも呼ばれています。デートスポットとしてカップルには非常に人気のある場所です。
様々な芸術作品や彫刻があり、恋人同士が抱き合ってキスしている彫刻は一見の価値あり。西側にリマ湾を見渡せる高台に位置しており、夕暮れどきにはとてもきれいなサンセットを見ることができます。
・名称:アモール公園
・住所:Malecón Cisneros,Miraflores 15074,Lima
・アクセス:バス停「Larcomar」下車徒歩約15分
噴水公園
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公共公園内にある世界最大の複合噴水施設として、ギネスブックにも認定されている噴水公園。光と音に合わせて動く噴水ショーを楽しむことができます。噴水の高さは最大80mと、迫力満点ですよ!
噴水のトンネルや足元から噴水が出てくる場所もあり、地元民の憩いの場所としても知られています。
・名称:噴水公園
・住所:Jr. Madre de Dios S/N, Cercado de Lima
・営業時間:15:00~22:30(月曜休み)※噴水ショーは19:15、20:15、21:30から15分間
新市街(ミラフローレス地区)
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海岸沿いに位置する新市街は、ヨーロッパの雰囲気が漂う街並みで、リマに行った際には訪れてほしい場所です。外国人観光客が多く、比較的治安も良いので夜の街歩きも大丈夫でしょう。おしゃれなカフェやレストランが多いので、カフェ巡りをしてゆっくり過ごしたり、海に沈む夕日を眺めたりとゆったりしたい時にはおすすめの場所です。
・名称:新市街
・住所:Miraflores District, Lima
歴史ある観光スポットがたくさん!リマへ行こう!
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いかがでしたか?スペインコロニアル時代の建築物や、ラテンアメリカ一美しいと言われたお墓など、見所がたくさんあるリマ。日本から行くのは時間がかかりますが、それだけの価値はある街です。今回ご紹介したスポットを参考にして、リマ旅行を楽しんでくださいね。
ライター:RORO(噴水公園、新市街・ミラフローレス地区)