【全6カ所を紹介】チリの世界遺産を訪ねるなら、このリストが便利です
南北に縦長の国のイメージが強い南米の「チリ」。もしかしたら、あまり詳しくない方も多いかもしれません。チリの最も有名な観光スポットはイースター島ですが、他にもたくさんの見どころがあります!
今回はその中でも世界遺産に絞って、ご紹介します。チリに存在する世界遺産全6カ所をまとめましたので、参考になれば嬉しいです!
ラパ・ヌイ国立公園
photo by Vera & Jean-Christophe
南太平洋に浮かぶ孤島、イースター島の名前で知られているラパ・ヌイ国立公園。島の全域に立ち並ぶ800体に及ぶ巨大な石造りのモアイ像は、世界七不思議の一つに数えられ、現在も多くの謎を残しています。
このモアイ像は10世紀から16世紀にかけて造られたとされており、かつては多くの集落がありました。祖先の像として造られたモアイですが、部族間同士の争いにより壊され、現在は復元されたものが建っています。
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バルパライーソの海港都市の歴史的街並み
チリ第二の都市であるバルパライーソには、スペインの植民地時代の面影を強く残す歴史風情の漂う街並みが見られます。急斜面は石段が続き、ノスタルジックな建物が並ぶ道は迷路のように入り組んでいます。
19世紀から使われているアセンソールと呼ばれるケーブルカーのような珍しい乗り物もあります。2003年に世界文化遺産に登録されました。
シーウェル鉱山都市
20世紀初めに銅を採掘するために築かれた都市で、最盛期には1万数千人が暮らす町として栄えていました。アンデス山脈の斜面に建設された町は独特の景観をしており、木造建築物が立ち並ぶ明るい街並みが残っています。
衰退後、町に人は住まなくなりましたが、20世紀の大規模な山岳鉱山都市として2006年に世界文化遺産に登録されました。
アンデス道路網、カパック・ニャン
ペルー、エクアドル、コロンビア、ボリビア、アルゼンチン、チリの6カ国で共同登録されている世界遺産です。インカ帝国が支配した海岸砂漠地帯とアンデス高山地帯を繋ぐ道路網で、全ての道路を合わせると6万キロにも達すると言われています。
情報の伝達や、王の移動ルートとして使用されており、元々あった道路がインカ帝国によって大きく広げられたものです。2014年に世界文化遺産に登録されました。
ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群
多くの硝子が産出したこの一帯では、19世紀以降ガラス工場が多く建設され、その数は200以上にもなりました。重要な鉱物資源でもあった硝子は世界中に輸出され、ヨーロッパ風の建物が立ち並び栄えました。
しかし、合成硝子が登場してから衰退し、町はゴーストタウンとなりました。現在は史跡となり、多くの観光客を集めています。
チロエの教会群
200もの島々が集まるチロエ諸島の中心にあるチロエ島には、イエズス会によって築かれたチロエ様式の木造教会が立ち並んでいます。159棟にも及ぶ教会の中で最古のものはアチャオ教会で、のどかな島の風景と見事な調和を見せています。
全て18世紀から19世紀にかけて建築されたもので、16の建物が2000年に世界文化遺産に登録されました。
マーブルカテドラル ※世界遺産ではありません
チリ最大の湖、ヘネラル・カレーラ湖にあるマーブル模様の洞窟です。大理石の侵食によってできた美しい模様は絵の具のような水色に輝く湖の反射によって浮かび上がり、アートのように曲線を描く天井と繋がりそうな絶景を生み出しています。
教会の聖堂のように見えることからマーブルカテドラルと名づけられました。石灰によって乳白色となっている青い水も見所です。
まとめ
いかがだったでしょうか。南米に足を運んだ際には、ぜひイースター島も訪れてみてください。ちなみに、イースター島はチリ国内にも関わらず国際線で高額路線です。世界一周の途中で訪れる予定なら、ワンワールドアライアンスの世界一周航空券を使うと結果的には安く行くことができますよ。