母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選

TABIZINEで大好評の「母国と違う!」シリーズ。日本で暮らして約1カ月になるブラジル人のFさん(日本語学校の生徒/男性)に、日本で驚いたことをヒアリングしてみました。
※以下、Fさんのコメントをまとめてご紹介します。

東京にいる日本人 vs. ブラジルにいる日本人は全く違う

母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選

ブラジルは、海外でもっとも日本人(日系人)の割合が多い国です。中心都市サンパウロには、日本を多方面から紹介する日本政府によるミュージアム「ジャパン・ハウス」があります。ここで暮らす人たちは日本語に触れる機会が多く、日本文化に対する意識も高いと思います。

ただ、ブラジル全般で言うと、日系人は日本の慣習に従っている人は少なく、日本文化を忘れてしまっているのではないかと思うほど。日本語はもちろん話すことができないし、興味さえ持たない人がほとんどです。彼らは日本人の顔をしているけれど、中身はブラジル人。もっとも、ブラジルの学校でアジアの歴史を学ぶ機会がほとんどないから、自分たちのルーツである日本の文化に興味がわかないのも分からなくはないけれど・・・。

ところで、ブラジルでもっとも成功しているビジネスマンのひとりに、ロビンソン・シバという日系の有名人がいます。彼はブラジル全土に中華のファーストフードチェーン店「China in Box」を130店舗以上オープン、大成功を収めています!

母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選
ブルメナウの様子

話は逸れますが、ブラジルはヨーロッパからきた移民の人たちも多いんですよ。例えばブラジル南部のサンタカタリーナ州・ブルメナウ(Blumenau)。ドイツ系の移民が多く、街並みがドイツのよう。10月には「オクトーバーフェスト」が開かれることでも有名で、ドイツに次ぐ規模と言われています。

お金の扱い方が丁寧 & チップの習慣がない

母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選

カフェやレストラン、コンビニにスーパー、どこに行っても、店員さんのお金の扱い方がとても丁寧だと思います。例えばおつりを渡すときに、紙幣を数えて渡してくれますよね。お金を扱う際のエチケットは、ブラジルとは全然違います。日本では、店員さんがお客さんに敬意を払って接してくれているような気がします。

そんなわけでチップを渡したくなったのですが、渡そうとしたら店員さんがとても恥ずかしそうにしていて、受け取ってくれませんでした。こんなに丁寧なのに、チップの習慣がないことも驚きです(ちなみにブラジルでは、チップはお会計に含まれています)。

公共の場にゴミ箱がない

母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選

東京で暮らしていて驚いたのは、公共の場でゴミ箱を見つけるのが難しいことです。もしブラジルの都市部にゴミ箱がなかったら、道はきっとゴミだらけ。でも、日本は違う。ひとりひとりが、路端に捨てることはせず、ゴミを持って帰るための袋を用意しているように見受けられます。だから僕もゴミを家に持ち帰ることにしているんです。

キスする前に「付き合って」?

母国と違う!ブラジル人が日本で驚いたこと5選

一緒にご飯食べて、出かけて、飲んで、仲良くしてたら・・・もう彼氏と彼女でしょ? それなのに、キスする前には「付き合おう」という儀式的な言葉がないといけないって、ロマンチックさに欠けるでしょ! ヨーロッパやアメリカの人も同じように感じるんじゃないかなぁ。

外国人の友人と話していると、日本の恋愛作法は外国のそれとは異なる点をよく指摘されます。日本では当たり前のことが、海外では「?」なことも。気になる方は「海外で不思議がられる日本人の恋愛作法5選~『割り勘デート』って正気!?~」 も合せてどうぞ!

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