ニュージーランドの国民的スポーツといえば、ラグビー。国民の6〜7割が一度は経験すると言われており、日本でいう野球やサッカーと同じくらい親しみやすく幼い頃から身近にあるスポーツです。

初めてニュージーランドを訪れた際に初めて生でラグビー観戦をして以来、密かににわかファンになった私・阿部サキソフォン(@mnooooom)。今回はニュージーランド代表・オールブラックスの本拠地であるウェリントンで、ラグビー選手が行きつけのカフェ・レストランを取材してきました!

さすが、世界最強のラグビー選手たち。利用するお店もどこもおしゃれで素敵な場所ばかり……ウェリントンに訪れた際のお店選びにも活用ください!

 

朝から地元客で賑わう「Prefab」

朝から多くの地元客で賑わう「Prefab」は、ウェリントンを代表するコーヒーメーカー「L’affare」のオーナーが始めたカフェ。お店が大人気になり規模が大きくなったことから、こちら「Prefab」のお店を新しく始めたそうです(とは言ってもこちらも人気店だし、お店も十分の広さ)。

ニュージーランドにきたら、やはりフラットホワイトは欠かせません。日本ではじわじわと知名度をあげているフラットホワイトですが、こちらニュージーランドではどのカフェでも当たり前のように頼めます。エスプレッソにきめ細やかなミルクを注いだもので、カフェラテほど甘くなく豆の味を楽しめるのが特徴。

お店には美味しそうなサンドイッチやケーキがずらり。訪れたのは平日の朝でしたが、スーツ姿で朝ごはんを食べている方もいらっしゃいました。

私はハーブで味付けされたポテトと、スモークサーモン、アスパラガスにポーチドエッグがセットになったメニューを注文しました。う〜ん、サーモンの塩っ気とポテトのハーブの香りが最高……。卵の黄身と一緒に食べても相性抜群です。

キャラメルワッフルはフルーツと合わせてオーダー。ベーコンも追加でお願いできたようなのですが「ラッフルにベーコンってどうなんだろう……」と不思議に思ってフルーツのみで注文しました。

結果「あまーーーーい!」と懐かしのギャグが出てしまうほど甘かったので、ベーコンもプラスしたほうがいいかも。どうやら、ニュージーランドではワッフル+セイボリー(Savory=塩味のきいたもの)の組み合わせが流行っているようです。次のお店でも驚きのメニューがありました。

■詳細情報
・名称:Prefab
・住所:14 Jessie Street, Wellington City, New Zealand
・営業時間:月〜金 7:00〜15:30、土 8:00〜15:00
・定休日:日・祝日休み
・電話番号:+64 4 385 2263
・公式サイトURL:https://www.pre-fab.co.nz/

 

カフェに気軽に使える「Two Grey」

選手が滞在するホテルが近いことから選手も利用する「Two Grey」は、朝と昼はカフェ使い、夜にはおしゃれなバーとして人気を集めています。アーモンドミルクを使ったメニューもあったりして、健康にも良さそう。

……といつつ、私は見るからにハイカロリーなベリーワッフルを注文。サクサクのワッフルにメープルシロップをかけて食べれば、もう最高の1日の始まりです。

そして驚かされたのがこちら! な、なんとワッフルの上にフライドチキンが「どーん」とのっています。意外な組み合わせですが、見た目的にはイケる。むしろベリーのワッフルより写真映えしているかもしれない。

肝心のお味はというと……「意外とイケる」が正直な感想。最近よくある甘じょっぱい感じがクセになるような、ならないような。ただ、こちらはボリューム的にもランチの時間に食べたいかも。

■詳細情報
・名称:Two Grey
・住所:2 Grey Street, Wellington 6011, New Zealand
・営業時間:月〜金 7:30開店、土 9:00開店、日 9:00〜15:30
・電話番号:04 495 7867
・公式サイトURL:https://www.twogrey.co.nz/

 

日本らしさ感じる「Hot Sauce」

「Hot Sauce」はアジアンテイストのバーレストランで、日本や韓国、シンガポールやタイなどの要素が取り入れられています。「Boxに入ったSake」という説明のお酒があったので頼んでみると、出てきたのは奥に見える升にお椀、その中に野菜と氷、そして酒が入っている不思議なドリンクでした。

「SAMURAI SPRITZ」や「SAKETINI」など、おもしろい名前のお酒もたくさん。

ニュージーランドに来ているはずなのに、なぜかがっつり日本食を堪能。このメニュー、日本に持ち帰って居酒屋でも食べたい。

この豚バラが最高すぎて、思わずおかわりしたくなるほどでした(次の取材もあるので諦めましたが……)。ああ、もうこれだけでハイボール3杯はいけちゃう。

しかし私の手には、ハイボールではなく「SAMURAI SPIRITZ」。あの有名な選手もこの席で料理を楽しんだのかな……なんて妄想しながら控えめにちびちびとお酒を楽しみました(仕事です)。

ちなみに、こちらのお手洗いの壁紙が面白かったのでぜひ見てほしい(日本語が書かれていたのですが、ちょっぴり大人な感じでした)。

■詳細情報
・名称:Hot Sauce
・住所:QT Wellington, 90 Cable Street, Wellington, New Zealand
・営業時間:月〜日 16:00開店
・電話番号:+64 4 801 8900
・公式サイトURL:https://www.hotsaucewellington.co.nz/

 

「Tank Juice」でビタミンチャージ

こちらはラグビー界の大スター、2016年と2017年に2年連続で世界最高選手賞を受賞したボーデン・バレット選手が広告を務めている「Tank Juice」。全国にチェーン展開されており、フレッシュな野菜や果物を使ったジュースやサラダを気軽に取れることから人気のお店です。

私が訪れたときも7〜8人の方が並んで、それぞれ好きな野菜をチョイスして注文していました。

女の子に大人気のアサイーボウルは、たっぷりのアサイースムージーにごろごろとナッツやバナナが入っていて、とてもボリューミー。

ワッフルやらフライドチキンやらお酒やら、ニュージーランドに来てから暴飲暴食気味なので、このあたりで気分だけでも一旦リセット。さて、少し胃を休ませたらまた選手行きつけのお店を回りますよーっ!

■詳細情報
・名称:Tank Juice
・公式サイトURL:https://www.tankjuice.co.nz/

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「CHAMELEON」で大人なディナー

インターコンチネンタルホテルに併設された「CHAMELEON」は、大人なデートにぴったり。有名選手も、こちらで彼女とのデートを楽しんだとか楽しんでいないとか……。

食事のスタートは、新鮮なオイスター。レモンを軽く絞って、つるっと口の中に流し込めば……はいもう幸せです。

メインは、牛フィレ肉をミディアムでいただきました。噛めば噛むほど旨味が出てきて、付け合わせの椎茸や枝豆との相性も抜群……。ニュージーランドと言えば魚介! と思っていましたが、お肉も美味しいなんて、もう言うことなしです。

さすが、有名選手は選ぶお店のチョイスも最高です。彼ら選手のInstagramなどをみると、よく行くお店も紹介されているのでチェックしてみてください。

■詳細情報
・名称:CHAMELEON
・住所:2 Grey Street, Wellington, 6011
・営業時間:朝食:月〜金 6:30〜10:30 土日6:30〜11:00、ランチ:12:00〜3:00、ディナー:17:30より
・電話番号:04 495 7841
・公式サイトURL:https://www.chameleonrestaurant.co.nz/

 

カジュアルイタリアンなら「Monte Cervino」

カジュアルにイタリアンを楽しみたいなら、Monte Cervinoがぴったり。ホテルのレストランほど堅苦しくはなく、ワインを片手に気軽に食事できる地元民にも人気のお店です。

最近スーパーで見かけても、少しお高めで手を出せないアスパラガス……。これも仕事ですので、しめしめと思いながら存分に味わってきました。

ピザは4種のチーズがトッピングされたクアトロフォルマッジをオーダー。ふわふわで柔らかい生地の上にチーズがとろりと溶けて、食べながらチーズが伸びる伸びる。

サクッと香ばしいくるみも良いアクセントになっていてたまらない……気づいたら3切れほどぺろっと食べていました。

選手たちは試合中激しくぶつかり合っているので、さぞかし練習も毎日大変なんだろう。と思っていましたが、実はオンとオフの切り替えがとても上手いそう。チームの練習がない日は自主練習をしたり、休みの日にはのんびりと過ごす選手も多いそうです。

そのメリハリも、スポーツの強さに反映されているのかも。

■詳細情報
・名称:Monte Cervino
・住所:66 Tory St, Te Aro, Wellington 6011 ニュージーランド
・営業時間:月〜木 17:00開店、金〜日 11:00開店(ランチ 12:00〜15:00、ディナーは17:00より)
・電話番号:+64 4 384 3359
・公式サイトURL:http://www.montecervino.co.nz/

 

郊外の「Bambuchi」まで足を伸ばして

最後に紹介するお店は、少し中心地から離れたところにある「Bambuchi」というお店。名前からしてなんだか不思議だなあと思っていましたが、中に入って納得。

アジアで見られる像や置物が飾られてあり、どうやらアジアンフュージョンのお店のようです。メニューにもナシゴレンなど、知っている料理名もちらほら。

ニンジンのサラダを頼んでみると、芸術品? オブジェ? のような料理が出てきました。私の知っているニンジンサラダとちゃう。

前回初めてニュージーランドを訪れた際、ベタ惚れしてしまったのがこのポテト。じゃがいも自体にほのかに甘みがあって、揚げることで素材本来の美味しさを引き出してくれているんです。

もうマッ◯のポテトとは比べ物にならないくらい、とびきりの美味しさ。前回もたくさんポテトを食べましたが、写真を撮るより食べることを優先させていただようで、一枚も写真が残っていなかったんです(食い意地張りすぎ)。

今回は早く食べたい気持ちを抑えて、まず撮影。あ〜〜〜、このポテトお持ち帰りしたい……!

最後はデザートで締め。両隣のお客さんが頼んでいたので真似してオーダーしましたが、甘いアイスにベリーの酸っぱさが最高でした♡ 選手もお忍びで、このレストランに来たりするのかな。

■詳細情報
・名称:Bambuchi
・住所:31 Waitoa Road, Hataitai Wellington, NZ
・営業時間:水〜土 17:00開店、日 9:00〜15:00
・電話番号:04-386 4615
・公式サイトURL:http://www.bambuchi.co.nz/

 

ウェリントンのお店選びにも

オールブラックスの選手行きつけのお店はどこも美味しく、素敵なお店ばかりでした。ウェリントンはオールブラックスの本拠地であり、テレビにでも有名人よりも選手の方が人気なのだとか。

ぜひラグビーの本場、ニュージーランドを訪れた際にはウェリントンまで足を伸ばしてみてください! もしかしたら、偶然選手に出会えるかもしれませんよ♪

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