ニュージーランドの物価は高いって本当?レストランではこのくらいかかる
キアオラ!ニュージーランドと聞いて思い浮かべることといえば、人間の数よりも多いという羊や、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地にもなった大自然などではないでしょうか?
北島と南島の大きな2つの島、そして多数の島々からなるニュージーランドは、カフェ文化やエシカルなど他の国とは少し違う雰囲気が流れる国でもあります。では実際にニュージーランドの物価はどれくらいでしょうか。
本記事ではニュージーランドの物価について、日本との比較や、実際のレストランのメニュー例を見ながら解説します。
ニュージーランドってどんな国?
島国であるニュージーランドは、それほど大きな国ではありません。ニュージーランド政府観光局サイトによると、面積は日本の70%で、人口は約475万人と人口密度が低いことも特徴です。
首都は旅行ガイド本「ロンリー・プラネット」において「小さいながら、世界で最もクールな首都」と称されたこともあるウェリントン。都市部と自然がバランスよく融合した町で、ケーブルカーに乗ると上から美しい町並みを楽しめます。
そして、多くの日本人がイメージする羊。町から少し車を走らせると、草を食べながらのびのびと暮らす羊をたくさん見ることができます。
他にもニュージーランドでは、ニュージーランドとオーストラリアの一部にしか生息しない、身長30cmぐらいの世界で一番小さなペンギン「ブルーペンギン」や野生のオットセイ、大迫力のアルバトロスなどを見ることができ、動物好きにはたまらない国といえそうです。
ニュージーランドの物価は高い?
初めてニュージーランドのレストランに入ってメニューを見た際、その金額に驚いたことを覚えています。基本的にニュージーランドの物価は日本と比べて高めです。
物価が高い理由としては、ニュージーランドが人口密度が低く価格競争が起こりにくいことや、最低賃金が上昇してきていることが関係しています。
ニュージーランドの特徴として、オーガニックなものや質にこだわる傾向があるため、値段が安いものよりも、身体に良いとされるものや優しいものを選んでいるように感じます。
日本と比べてニュージーランド人の環境への意識は高く、一般的な飲食店でも環境を配慮したステンレス製のストローが使用されていたり、繰り返し使うことができる蜜蝋ラップが売られていたりと、その違いを見ることができます。
ニュージーランドの食事に関わる物価の例
では、実際にニュージーランドのレストランで食事をした際のメニューをご紹介します。ちなみに1ニュージーランドドルは、2019年6月17日現在70.70円。写真左のカフェの朝食メニューを見てみると、一番安いものだとトーストで6ニュージーランドドル、高いものだと25ニュージーランドドルすることがわかります。
この日筆者が頼んだのは、ポテトとアスパラガス、スモークサーモンとポーチドエッグのプレート(22ニュージーランドドル)です。日本円に換算すると約1,540円となり、ドリンクと合わせると2,000円は超えるでしょう。
左の写真はビールバーのスナック、右の写真はアルコールのメニューになります。フライドポテトなどのスナックやアルコール類が10ニュージーランドドルを超えていることがわかります。
毎食外食をするとなると財布の中身が少し不安なところですが、実際にニュージーランドのカフェやレストランでいただいたものは、どれも本当に美味しいものばかりでした!特にサーモンやオイスターなどの魚介類、そして野菜が美味しかったのを覚えています。
首都のウェリントンには、ラグビー選手行きつけのお店もたくさん。ぜひウェリントンを訪れる際には、記事「世界最強のラグビー選手行きつけ!ウェリントンのカフェ・レストラン7選」を参考にして下さい。
ニュージーランド観光に関わる物価
ウェリントンにある「ウェタ・ケーブ」を例に、ニュージーランド観光に関わる物価を紹介します。ウェタ・ケーブとは、「ロード・オブ・ザ・リング」などを手がけたピーター・ジャクソン卿とリチャード・テイラー卿による造形・デジタル、特殊効果などを行う映画制作会社、ウェタによるワークショップ。
映画に使われた特殊効果や小道具など、映画ファンにはたまらないスポットとなっています。ツアーの中は撮影不可ですが、見たことのある作品や迫力ある特殊効果を目の当たりにするとワクワクがたまりません。本ツアーの料金は大人28ニュージーランドドル、子どもが13ニュージーランドドルです。
All photo by abe saxophone
またウェリントンの町を一望できるケーブルカーの運賃は、大人が往復9ニュージーランドドル、子ども(5~15歳)が4.5ニュージーランドドルとなっています。観光にかかる費用は、日本と比べてさほど違いはなさそうです。
ニュージーランド観光には魅力がたくさん
ニュージーランドの物価は日本と比べてやや高めですが、季節のフルーツやワインなど、時期によっては安いものもあります。
ぜひニュージーランドを訪れた際には、地元の食材を使った食事を楽しみ、広大で美しい自然を楽しんでくださいね!
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