ニュージーランドを語る上で忘れてはいけないのが、独自の文化を持っているカフェ文化。首都のウェリントンは、世界のコーヒーの町8選に選ばれたこともあるほどのカフェの街だということをご存知でしょうか(私は知らなかった)。

朝、絶対コーヒーを飲まないと1日が始まらない私(@misakiki623)。ニュージーランドではコーヒー豆を焙煎し販売するロースターが多く、扉を開けた瞬間、コーヒーのほろ苦い香りが一瞬にして私を笑顔にさせてくれました。

今回は訪れたニュージーランドの都市の中でもとても居心地が良かったカフェ9ヶ所をご紹介したいと思います。もちろん、この記事もコーヒーを飲みながら執筆中。

 

「フラットホワイト」を生み出した街ウェリントン

photo by Misaki Naka

ウェリントンは「風」と「映画」の街として知られています。

空港を降りれば映画「ロード・オブ・ザ・リング」をご覧になった方はご存知、ガンダルフが大きなワシに乗ってお出迎えしてくれたり、風の街を象徴する、クスッと笑ってしまうような看板がフォトスポットになっていたりと、「世界一魅力的な首都」として観光客が後を絶ちません(しかし、本当に風強かったなぁ…)。

 

L’affare

photo by Misaki Naka

まずは、カレッジ・ストリートの大きなスーパーマーケットの前にあるこちらの店舗。ウェリントンを代表するコーヒーメーカーで、小さな個人経営のカフェでもこちらの豆が使われていることが多かったような気がします。90年代にオープンしたのち、人々からの信頼や評判はとても高く、大きく展開していったそうです。

100名以上入ることができる店内は、奥行きがあって広く、たくさんの人で賑わっていました。こちらではフラットホワイトとチョコレートブラウニーを注文。

photo by Misaki Naka

ニュージーランドの代名詞でもある「フラットホワイト」とは、日本のカフェラテに味が似ています。違うところは、フラットホワイトはエスプレッソによりきめ細やかなスチームミルクを注いでおり、カフェラテまでは甘くなく、よりエスプレッソの味をしっかりと味わうことができるのです。

ニュージーランドで何度もフラットホワイトを飲みましたが、私、カフェラテよりもこっちの方が好きかもしれない!

photo by Misaki Naka

ここは、ディプレイされていた軽食がどれも美味しそうでした、本当に。ここのフィルターコーヒーをスーパーマーケットで見つけてお土産に買って帰りましたが、深みがあって濃いめのコーヒーが好みの方にぴったり。

■詳細情報
・名称:Caffe L’affare
・住所:27 College Street Te Aro, Wellington New Zealand
・営業時間:(月)〜(金)7:00〜16:00、(土)8:00〜16:00(日)9:00〜16:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:http://www.laffare.co.nz/

 

Havana Coffee Works

photo by Misaki Naka

ここは、残念ながら休日で入ることができなかったのですが、緑の外観が特徴的な可愛いカフェ。こちらもウェリントンでは有名店で、スーパーマーケットで手軽にコーヒーを購入することができます。レトロな雰囲気の中でコーヒーを楽しみたかったので、次回に期待…。

さて、ハバナコーヒーはフェアトレードのパイオニアとして誕生して、言わばウェリントンでのコーヒー文化の火付け役になった存在です。生産者との対等さを大切にしていて、「リアルトレード」にこだわっているブランドの一つ。

現地の生産者との関係性を高め大事にし、自社で焙煎しお客さんにコーヒーを届ける工程が、ここ近年重要視されているサスティナブルな文化を浸透させるきっかけにもなったのではないでしょうか。

■詳細情報
・名称:Havana Coffee Works
・住所:163 Tory St, Wellington, NZ
・営業時間:(月)〜(金)7:00〜17:00
・定休日:土、日
・公式サイトURL:http://www.havana.co.nz/

復活しつつある街、クライストチャーチ

photo by Misaki Naka

2011年に起こったカンタベリー大震災が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。大きな被害を受けた中心地では、崩壊したクライストチャーチ大聖堂がまだ復旧されておらず半分瓦礫のまま残っていました。

日本人建築家の坂茂氏が設計した紙でできた教会、「カードボード・カテドラル」が今は臨時の教会となっています。

 

C1 espresso

photo by Misaki Naka

2011年の震災で一時期は休業していたものの、どこよりも早く再オープンさせた地元で大人気のC1エスプレッソ。今では若者からビジネスマン、家族づれと幅広い層の憩いの場になっているようで、夢で見たような遊び心がたくさん詰まった空間でした。

photo by Misaki Naka

photo by Misaki Naka

高い天井の店内では、ミシンからお水が出てきたり、なぜか日本の漫画が大きくディスプレイされていたり、大人気メニュー、ハンバーガーは店内の大きなパイプを通って近未来的に運ばれてきたり(シンプソンズからのアイデアだったらしい!)。

photo by Misaki Naka

店内のいろんな仕掛けを探すこともワクワクしましたが、届いた料理の見た目の奇想天外さ!でもこれがまた美味しいんです。味覚はもちろん視覚でも楽しんでもらえるような創作になっていて、到着するまでの時間は子供に戻ったような感覚でした。

photo by Misaki Naka

もちろん、普通のフラットホワイトもありますのでご安心を。

photo by Misaki Naka

photo by Misaki Naka

photo by Misaki Naka

肩の力を抜いてふらっと足を運ぶことができる場所って大切だなぁ。何もかもなくなってしまったこの場所にできた空間は、本当に心の拠り所になっていたと思います。私も千葉に住んで4年、やっと家の近所にそんな場所を見つけました(遅い)。

■詳細情報
・名称:C1 Espresso
・住所: 185 High St, Christchurch Central, Christchurch 8142,NZ
・営業時間:毎日7:00〜21:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:http://www.c1espresso.co.nz/

 

Lux Express

photo by Misaki Naka

CoCAギャラリーの入り口に位置する、コーヒーショップ。朝7時からオープンしており大通りに面しているため分かりやすく、仕事前の人がフラット立ち寄れる、居心地の良い空間になっていました。

photo by Misaki Naka

ここのお店で使用しているのは「Allpress espresso 」のもの。Allpressの焙煎方法は熱風を使ってローストする製法で、こうすることで甘みが出るんだとか。美味しいコーヒーを自宅でそのまま楽しんでもらおうと、コーヒーメーカー器具の販売にも力を入れています。

photo by Misaki Naka

コーヒーのメニューはシンプルに7種類。フラットホワイトと一緒にブルーベリーマフィンをチョイスしました(フラットホワイト飲み過ぎ問題)。口に入れた瞬間の苦味や酸味がない飲みやすさ。でもちゃんとコーヒーの旨味は残っている。

「Allpress espresso」の店舗が 清澄白河にあるらしいので、これは店舗に足を運ばなければ…。

■詳細情報
・名称:Lux Espresso
・住所:66 Gloucester St, Christchurch Central, Christchurch 8013, NZ
・営業時間:(月)〜(金)7:00〜15:30、(土)(日)9:00〜15:30
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://jp.allpressespresso.com/find/lux-espresso

 

Underground Coffee Roasters

photo by Abe saxohpone

地元の人も朝早くから集まる人気店。テイクアウトするお客さんが次々と入ってきていました。隣にはこんなストリートアートがあるので、これが目印です。

photo by Misaki Naka

photo by Misaki Naka

店内の奥には焙煎所もあります。ここではロングブラックをオーダー。コーヒーの味もさることながら、訪れた中で店員さんが一番素敵でした。英語は全くわからないけどお客さんとの会話の弾み方や、笑顔が本当に素敵。

本当に居心地がいい空間が漂っていました。そんな空間で飲むコーヒーってさらに美味しく感じます(朝から幸せを噛みしめる)。

photo by Misaki Naka

店内でコーヒーの写真を撮り続けていると、店員さんがこれもぜひ撮ってInstagramにアップしてよ!とカフェラテをご馳走してくれました。なんと…!こんなことってここでは日常茶飯事なのでしょうか。ありがたく頂戴しました。お腹チャプチャプになりましたがとっても美味しかったです。

注意が必要なのは15:30に閉まってしまうということ!そして土日も定休日なので要注意です!

photo by Misaki Naka

■詳細情報
・名称:UNDERGROUND COFFEE ROASTERS
・住所:190 Durham Street South Central City Christchurch 8011 NZ
・営業時間:(月)〜(金)7:30〜15:30
・定休日:(土)、(日)
・公式サイトURL:https://www.undergroundcoffee.co.nz/

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学生の街、ダニーデン

photo by Misaki Naka

ニュージーランドで最も古い大学、オタゴ大学をはじめ、歴史あるオタゴ男子、女子高校があることからニュージーランド一の学生の街と呼ばれていることにも納得です。そのためか、街中には少し歩けばカフェが点在しており今日はどこに入ってみようかな、なんて散策が楽しい街。

 

VANGUARD

photo by Misaki Naka

人気のカフェの一つ、ヴァンガード。大通りに面した広い店内のカウンターには、サンドウィッチなどの軽食がズラリ。どれも美味しそうなものが揃っておりオーダーがなかなか決まりません。

photo by Misaki Naka

photo by Misaki Naka

ちょうどお昼時だったので、人気料理のこちらと「ロングブラック」をいただきました。ロングブラックは日本でいうブラックコーヒーに近く、お湯を入れて自分の飲みやすいように調節していきます。

本日はルワンダのコーヒー!(最初、どうやって飲むんだろうって戸惑いを隠せなかった)テイストはフルーティで少し酸味が強く、飲みやすかったです。

窓の外には可愛いウォールアートも見えます。

■詳細情報
・名称:Vanguard Specialty Coffee Co
・住所:329 Princes Street, Dunedin 9016, NZ
・営業時間:(月)〜(金)7:00〜16:30、(土)(日)8:00〜17:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:http://www.vanguardcoffee.co.nz/

 

nectar

photo by Misaki Naka

ダニーデンは古い建物を残し、そこに現代的部分を取り入れたリノベーションした建物が多いのですが、こちらのカフェもその一つ。

昔のレンガがまだ店内の残っているのですが、それがまたおしゃれなお店の雰囲気を醸し出しています。ダニーデンの滞在最終日だったのでまたまたフラットホワイトを注文しましたが、ここではホットチョコレートが人気みたいです!コーヒーといっしょにニュージーランドでは有名なチョコレート、「whittakers」 のチョコレートが一緒に付いてくるとか。

photo by  nedtar’s staff

そして、なぜか二人で一緒に写真撮ってあげるわよ!と言われて撮影していただきました(この旅で貴重な2ショット写真)。

■詳細情報
・名称:Nectar Espresso Bar & Cafe
・住所:286 Princes Street The Exchange, Dunedin 9016, NZ
・営業時間:(月)〜(金)7:00〜16:30、(土)(日)8:00〜15:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:https://www.nectarespresso.co.nz/

 

Vogel Street Kitchen

photo by Misaki Naka

ストリートアートが多いボーゲル・ストリートにあるのが、「ボーゲル・ストリート・キッチン」。こちらも、昔倉庫だった場所を取り壊さずにリノベーションしており、当時のレンガや階段が残されており、敷地内にはウォーウアートも描かれています。入り口は、この大きな魚のアートが目印です!

photo by Abe saxohpone

ニュージーランドは環境に配慮した取り組みが目立ち、こちらのお店でもストローは洗えて繰り返し使えるストローを使用していました。人気のコーヒーチェーン店スターバックスも、プラスチック製のストローを2020年までに廃止すると宣言したことも記憶に新しいですね。

photo by Misaki Naka

キャロットアップル+ジンジャージュースをオーダー。野菜ジュースを飲んだのは実は初めてだったのですが、これ本当にニンジン入ってるの?っていうサッパリさで感動!

■詳細情報
・名称:Vogel Street Kitchen
・住所:76 VOGEL ST. WAREHOUSE PRECINCT. DUNEDIN 9016. NZ
・営業時間:(月)〜(木)7:30〜15:00、(金)7:30〜16:00、(土)(日)8:30〜16:00
・定休日:なし
・公式サイトURL:http://www.vogelstkitchen.nz/

 

starfish cafe

photo by Misaki Naka

思わずInstagramに投稿したくなるような食事を楽しめるのが、こちらのカフェ。市街地からほど近いセント・クレアビーチ沿いにあります。朝早くからペットを連れた人、近所のおじさまたちが集まる人気店で、割と早く訪れたのに活気があってびっくり!

photo by Abe saxohpone

こちら、阿部ちゃんが頼んだ料理はこれぞインスタ映えな一枚。その名も「ビューティーボール」。お味は健康になりそうな味だとか。とにかくサーモンに目がない私は、サーモンとアボガドの上にポーチドエッグが乗った料理を(ここのサーモンがたまらなく美味しくってとても恋しい…)。

photo by Misaki Naka

なみなみに注がれたカフェモカを飲みながら、いつか海が見える場所に住んで、休日の朝はこんな場所でゆっくりと過ごしたい。そう強く思わせてくれた場所でした。

photo by Misaki Naka

 

■詳細情報
・名称:Starfish Cafe and Bar
・住所:7/240 Forbury Road St. Clair, Dunedin, NZ
・営業時間:(日)〜(火)7:00〜17:00、(水)〜(土)7:00〜遅くまで
・定休日:なし
・公式サイトURL:http://starfishcafe.co.nz/

 

ニュージーランドの味を日本でも


photo by Misaki Naka

MOJO

photo by Misaki Naka

おしゃれな雰囲気が漂う神楽坂の住宅街に、ひっそりと影を潜めているこちらの店舗。ニュージーランドでは35店舗を構えている地元の人たちに長年愛されているカフェの一つです。日本では神楽坂以外に原宿、早稲田にお店を構えています。

フラットホワイトが恋しくて、先日MOJOに行ってきました。ありふれてしまうのは嫌だけれど、日本でももっとフラットホワイトが知られて、ニュージーランドの文化が少しでも浸透すると嬉しいな、と思う今日この頃。

■詳細情報
・名称:Mojo Coffee
・住所:東京都新宿区赤城元町4-11
・営業時間:(月)〜(金)7:30〜19:30、(土)(日・祝)9:00〜20:00
・定休日:なし
・電話番号:03-6265-3286
・公式サイトURL:http://mojocoffee.jp/

 

個性あふれるカフェがたくさん

独自のコーヒー文化が進んでいるニュージーランド。そのためなのか、訪れる先々で日本でおなじみのチェーン店はあまり見かけることがありませんでした。そこら中におしゃれなカフェが溢れているのです。

日本もチェーン店ばかりじゃなくて、仕入れから味にもとことんこだわった、個性のあるカフェがもっと目立つようになればいいのになぁと思ったニュージーランド滞在でした。さて、二杯目のコーヒーをいれようかな。

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