今回、紹介するミクロネシア連邦。日本と同じ島国で東西に3200キロにも及ぶ壮大な海域に島々が群をなしています。日本とは飛行機で4時間半と近い位置にあり、水産物の貿易だけではなく戦前は日本の統治時代もあり密接な関係です。

驚いたのは、日系のミクロネシア人がなんと国民の2割ほどいるということ。パラオの初代大統領が日系人なのは有名な話ですが、ミクロネシア連邦の初代、7代の大統領も日系人です。

近隣のグアムやサイパンなどはすでに日本人になじみ深いですが、ミクロネシア連邦のテュークにニューギニア航空の直行便が飛んでいるので今後、訪れる人が多くなると思われます。グアムなどのように開発されていないのでよりのんびりできるはずです。

二宮信平(アマゾニアン)
大学時代からバックパッカーを始め、就職は蹴り29歳までバックパッカー。20代で102か国を渡航。10か月だけ日本で社会人(私にとっては日本でワーホリ)して、30歳の誕生日に独立。

旅する雑貨屋コパカバーナを経営、お店が波にのってから新しい国々を周りだし、40歳で国連加盟国193カ国にすべて渡航。日本最大の海外旅行オフ会の会長も兼ねる。

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ミクロネシア連邦で訪れた都市とルート、移動方法

滞在したのはヤップ島のみ。マーシャル諸島から向かった飛行機がアイランドホッピングのフライトだったのでコスラエ、テューク、ポンペイも空の上からは観ることができました。

移動方法は島と島は飛行機、島内は公共の交通機関は乏しく車社会です。ヤップ島では一年に一度のお祭りを目当てに訪問しましたが、交通機関がなかったため、急きょ旅行会社の車にお世話になりました。

雰囲気的に、お祭りの時は特にヒッチハイクが簡単にできるような気がします。ヤップ島から次の訪問地であるパラオヘは直行便の飛行機にて。

 

ミクロネシア連邦でのエピソード(人とのエピソード)

一年に一度のお祭りの時期だったこともあり、日本人の旅行者が同じ飛行機にはけっこういて、ホテルへの送迎の車にも日本人がいました。すでに10回ほどヤップ島にダイビング目的で来ているということで、貴重な情報をたくさんもらえました。

3月1日にヤップデイというお祭りがあるとだけの情報で来たので、その方の情報は非常に助かりました。結局、お祭りへ行くにも足がないので、その方が手配した旅行会社の車に便乗させてもらうことに。お祭り当日はその車にその方と私を含めず日本人の方がもうふたり、パラオで働く台湾人もいました。

 

ミクロネシア連邦でのエピソード(場所のエピソード)

ミクロネシア連邦は赤道に近いのもあり、島自体はどこもジャングルです。滞在したヤップ島には3月に訪問しましたが、四季はなく夏!常夏の島。

日本人はあまり来ませんが、日系人が多いためかこんなに品ぞろえいらないだろう!というくらい、普通のスーパーでの日本食の陳列具合。訪問したヤップ島には世界でも珍しく、石貨という石のお金が残っています。

昔、漫画で見たあれ!中央には穴が開いていて、丸太を通して運ぶとのこと。重すぎて運べない石貨はなんと、移動はせずにその辺に放置するそうです。どうやって見極めるのかもわからないし、車で持っていかれないか?といろいろ考えてしまいますが、外に置かれたまま石貨の所有権だけ変わるとのこと。

 

知っておくべきキーワードは「ヤップデイ」

毎年3月1日あたりに開催される「ヤップデイ」の時期に訪問してほしい!各国の植民地になり、最後はアメリカだったので文化、服装、食事などはなんとなくアメリカに近いです。

ヤップデイの目的は、開催中だけ現代を忘れてヤップの文化に浸りましょうということらしい。逆に言うとヤップデイの開催時期に行かないと、ヤップの伝統的な文化には全く触れず、グアムやサイパンと変わらない南国の島しか経験ができません。

だんだんと観光化されてきているようなのと、ホテルがそこまで多くはないので早めに行ったほうが良いと思われます。

 

ミクロネシア連邦旅行を楽しむためのアドバイス

島と島の移動は飛行機。ハワイ発、マーシャル諸島、旧日本軍がいた現在の米軍基地のあるグワジェリン、ミクロネシア連邦のコスラエ、ポンペイ、チューク、グアム行きの「各駅停車」のフライトがあります。

距離の割に独占なのもあり、チケットは割高。ただ、ユナイテッド航空なのでフライトによってはスターアライアンスのマイレージを使う方がお得です。

島内では公共交通機関がほぼないので、ヤップデイなどの遠くに行く予定がある場合は旅行会社などに予め予約を入れておくべきです。

 

ミクロネシア連邦の治安

治安に関してはそこまで悪い雰囲気はないですが、街中でも明かりが少ないので、夜間出歩く際は車を使ったほうが良いでしょう。もしくは夜間出歩きたいのであれば街中のホテルにするべし。

外務省の渡航勧告の情報だと、どの島もレベル0、昼間は歩いても問題ない雰囲気ではありますが、海外なのでスリや置き引きなどの最低限の注意を払いましょう。

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ミクロネシア連邦の物価

島で取れない食材などは基本的にアメリカからの輸入に頼っているため、レストランに行くと高いです。ヤップデイの時期はお祭りだからといって宿代が高くなったりはしませんが、安宿はなくそれなりにします。当時、ネットで予約できる最安は50ドルほどでした。

 

ミクロネシア連邦の美味しかった料理や食べ物

街中のレストランなどは良くも悪くもアメリカンナイズされていてミクロネシアっぽいものはほぼありませんでしたが、ヤップデイ開催中に無料で食べ物とココナッツでできたお酒が振舞われました。外で食べる島料理はおいしかったです!

人気があって観光客がたくさん食べていましたが、なくなってもすぐにどこかで作ってくれているのか補充されるのでたくさん食べることができました。たくさんお酒を飲んでいたらほどほどにしなさいとは言われましたが(笑)。

 

ミクロネシア連邦のエンターテイメントやアクティビティ

エンターテイメントと言えばヤップショーがベストなはず。アクティビティは何と言ってもダイビングです!

太平洋戦争の激戦地であったため、旧日本軍を含めた沈没船などがたくさんあり、ダイバーたちには有名。テュークにあるジープ島が最近は日本人に人気が高いです。

 

ミクロネシア連邦のナイトライフ

ヤップ島の街中に行くとそれなりにバーやクラブらしいものを見かけましたが、「治安」の欄でお伝えしたように明かりが少なく、夜の外出は車がないと厳しいので夜遊びは断念しました。

 

ミクロネシア連邦のお土産

ヤップデイのときでさえも観光客の絶対数は100人ほど?の規模なので、ヤップ島ではお土産らしいものは見ませんでした。珍しい国なので切手などが喜ばれるかも。

 

ミクロネシア連邦のビザ

日本人であれば30日以内はビザ不要。到着後に各州の入国管理局にて90日以内の滞在期間延長が可能です。

 

ミクロネシア連邦の基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:パリキール
通貨:米ドル
言語:英語の他、現地の8言語
面積:700平方キロメートル
人口:約104,044人
宗教:キリスト教
時間帯:日本との時差は+2時間
気候:熱帯性気候

 

ミクロネシア連邦の行き方(日本から行った場合)

日本からの直行便はないので、グアムかハワイで乗り継ぎ。

 

ミクロネシア連邦にある有名な世界遺産

ナンマトル

photo by Scot Nelson

2002年に登録された、ナンマトル:東ミクロネシアの祭祀センターです。西暦500年頃から築かれた人工島群の総称で、人工島には巨石記念物群も。世界遺産登録と同時に、危機遺産リストにも追加されました。

 

最後に一言

All photo by Ninomiya Shimpei

ミクロネシア連邦に限らず、広大な南太平洋の島の文化に浸れることは数少ないのでヤップデイはかなり貴重なイベントだと思います。日本からも近いのでぜひ合わせて渡航していただきたいです!

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