2019年7月、フィジー航空は一部の便で、ビジネスクラスの乗客向けに、機内食を地上ラウンジで提供するサービスを開始した。

このサービスの背景には、ビジネスクラスの乗客の31%が機内食をスキップしているという事実があるから。航空会社の調べでは、用意した機内食の38%は廃棄されている状況だという。

離陸前にラウンジでゆったりと機内食を食べられるとなると、ビジネスクラスの機内食(地上食だが)の利用者は増えそうだ。

じつは、フィジー航空のように地上で機内食が食べられるシステムを採用している航空会社はほかにもある。

これまで、機内食は座席のランクや他社との差別化に重要な役割を担っていたわけだが、さて、これからはどんなサービスやアイデアが登場してくるのかも併せて注目したいところだ。

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