青い海に白いビーチ、降り注ぐ日光の下で何も考えず目を瞑りたい……と思う瞬間が、1日30回あるライターの桃(@XxPeach)です。私の目の裏に映し出されるのはいつも、フィジーのサウス・シー島でのひととき。スマホを放り投げてリフレッシュしたあの時間は、忘れられません。今すぐにでも戻りたい。

そんな私が恋い焦がれるフィジーにあるサウス・シー島の魅力を5つご紹介します。

サウス・シー島とは



まずサウス・シー島とは、シェラトン・フィジー・リゾートやヒルトンフィジービーチリゾート&スパなどのホテルが集まっている、フィジーのデナラウ島から船で30分のところにある無人島です。

フィジーと言えば、綺麗な海、美味しいご飯、ゆったり流れる時間を想像する人も多いですが、サウス・シー島は、まさにそれが体現できる場所。



フィジー自体、そこまで大きな観光スポットがたくさんあるわけではないため、「少しホテルから出て遠出したい」という人にぴったりなサウス・シー島は、日帰りオプショナルツアー先に人気だそうです。



船から降りるとスタッフが待っていてくれて、歌とダンスでお出迎えしてくれます。南国の雰囲気が出ていてテンションが上がります。

続いて、フィジー滞在中の方がサウス・シー島を訪れるべき5の理由をご紹介します。

ザ・南の島!日光を遮るものがほぼない



サウス・シー島は無人島なため、真っ青な海の中にポツンと島が浮かんでいる、非常にシンプルな島です。建物らしい建物は、アクティビティの貸出場所とBBQが楽しめるバー付きイートスペースだけ。あとは、見渡す限りの海、海、海でまさに南の島そのものです。



ビーチ沿いにいくつもあるビーチチェアの日除けもこの手作り感。いい感じの写真が撮れます。

子供は海で泳ぎ遊びますが、多くの大人は日光浴をメインに訪れます。光合成をしながら、日頃のストレスを日光に吸い取ってもらいます。

モーター以外のアクティビティは全部無料



サウス・シー島では、モーターがついていないアクティビティは全部無料!シュノーケリングやサーフィン、パドルボートなど、無料じゃなくても体験したいものばかり揃っているので、手ぶらで訪れても問題ありません。



アクティビティのレンタル場所で、スタッフに何がしたいか伝えると、ライフジャケットをはじめ必要なものを貸し出してくれます。



サウス・シー島は非常に海が透き通っているので、フィンをつけてのシュノーケリングがおすすめ。少しビーチから離れたところには、青やオレンジ色の魚たちが泳ぎ回っているのが見えました。



潜水艦のような、船に乗りながら海の底を眺められるボートも定期的に回っているので、「マリン・アクティビティが苦手」という方も楽しめるはず。

透明度高すぎ!海が「美しい」の度を超えてる



サウス・シー島は、とにかく水の透明度が高いです。大型船から小型ボートで島に移動する際でさえ、目を凝らすと魚が泳いでいるのが見えるほど。近づいていくほどテンションが上がります。



ビーチは真っ白なさらさらの砂。思わず何度もシャッターを切ってしまいます。エメラルド・グリーンの海のグラデーションはずーっと見ていられるほど美しく、「南の国、来てよかった……」と大きく深呼吸をしたくなる景色です。



島はそんなに大きくなく、20分程度あればぐるっと一周できます。カメラは必須。スマホのカメラでは画面に日光が反射してよく見えないので、できれば一眼レフや一眼ミラーレスカメラを持参するのがおすすめです。

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大きな木の下での昼寝が最高



サウス・シー島には海だけでなく、南国らしいヤシの木がたくさん生えています。日除けがわりになってくれる上に、いたるところにハンモックが掛かっていて、寝っ転がることで贅沢な昼寝時間を堪能できます。



南の島の、体に良さそうな空気をたくさん吸い込んで、遠くからほんのり香る潮の香りを嗅ぎながら、何も考えず身体中の力を抜いて揺られる幸せを噛み締めます。



フィジーの旅ではこれまでにも5つ星ホテルのプールサイドで日向ぼっこをしたり、大きなキングサイズのふかふかベッドで目を瞑ったこともあったけれど、サウス・シー島での日向ぼっこは格別。

デジタル・デトックスに最高の場所



サウス・シー島では、WiFiはあるものの電波はそこそこ。日差しも強いのでスマホの画面は反射するし、使い勝手はあまりよくありませんでした。そこで、わたしは思い切ってデジタル・デトックスを決行です!スマホはカバンの中に入れておいて、一度も触ることなく島を思いっきり堪能します。



海外では「グローバルWiFi」を契約して、どこへいくのにも常にスマホを持ち歩いている私。しかし、サウス・シー島ではスマホもPCも全部放り投げて、五感をフル活動させて島を楽しみました。



おかげでLINEの通知や仕事の連絡に阻まれることなくリフレッシュでき、夜はベッドに入って3秒でぐっすり眠りにつけました。

サウス・シー島アイランドのアクセス・プラン・持ち物

サウス・シー島へアクセスするには、「サウスシー・クルーズ」というオプショナルツアーに参加する必要があります。プランは1日クルーズ(港出発は9時または10時、島出発は17時または6時)、半日クルーズ(港出発は12時半、島出発は17時または6時)、ファインディングニモ(港出発は9時、島出発は12時)、コンボクルーズ(港出発は9時、島出発は15時)の全部で4つ。



ファインディングニモプランはソフトドリンク飲み放題が、その他のプランはバーベキュー&サラダビュッフェ、ドリンク飲み放題がついています。



わたしが今回参加したのはファインディングニモプラン。島内での自由時間は大体2時間程度でした。短時間でしっかり遊びたい方にぴったりです。



高速船の出発は、デナラウ港。港には「ポート・デナラウ・ショッピング・センター」という大きなショッピングモールと、車で5分程度のところにはヒルトン、ソフィテル、シェラトンなど大きなホテルが集まったエリアがあります。

必要な持ち物は、水着やタオル、虫除けスプレーや日焼け止め、帽子、カメラと、フィジーを満喫する気持ち。どこのパンフレットにも書いてあったので、割と大真面目に必要です。

■詳細情報
・名称:サウス・シー島
・地図:
・アクセス:フェリーで約30分程度
・公式URL:https://www.ssc.com.fj/

サウス・シー島でゆったりのんびり南の国を体験



これまでの沖縄をはじめいくつかの無人島に行ってきて、「無人島ってシュノーケリングとかパドルボートとか、やること同じでしょ」なんて思っていた私を説教したいほど素晴らしかったサウス・シー島。

透明度の高い海や白い砂のビーチだけでなく、想像を遥かに超えてリラックス&リフレッシュできるサウス・シー島は、社会人のご褒美旅にぴったりです。

フィジーは新婚旅行先というイメージも強いですが、「「何もしない」が新定番。フィジー旅を忘れられないものにする3つのホテル」で紹介したホテルと共に、サウス・シー島へのリフレッシュ旅行はいかがですか?

All photos by 桃

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