こんにちは、世界一周に挑戦中のみゆきです。私が世界一周する中で絶対に行きたかった場所の一つが、オーストラリアの世界遺産であるグレートバリアリーフ。グレートバリアリーフをこの目で見るために、ダイビングのライセンスを事前に取得し、クルーズダイビングをしてきました。

今回の記事では、世界中のダイバーたちの憧れのスポット、オーストラリアにあるグレートバリアリーフのクルーズダイビングとその魅力を紹介していきます。

 

世界中の観光客が集まる、グレートバリアリーフとは?

photo by Pixta

グレートバリアリーフは、オーストラリアの北東部に位置する巨大なサンゴ礁地帯。1981年にユネスコの世界自然遺産に登録されており、宇宙からも見えるほど巨大なグレートバリアリーフは、なんと日本列島と同じ長さの全長約2,000km以上に渡ります。

1800万年前から形成が始まったグレートバリアリーフは、その規模の大きさと美しさから、オーストラリアの豊かな自然を満喫するために世界中から観光客が集まる大人気スポット。

とにかく広大なので、場所によって全く違った景色を楽しめるところが魅力です。

 

資格ナシでOK!グレートバリアリーフのダイビングクルーズ

photo by Miyuki

グレートバリアリーフの巨大なサンゴ礁を間近で見るには、ケアンズ出航の船に乗って、海の中に潜って見るのがベスト!クルーズダイビングであれば、様々なスポットでダイブができるため、場所によって違う景色を見ることができます。

クルーズダイビングの楽しみ方は、「シュノーケリング」「体験ダイビング」「(要ライセンス)」の3種類。通常のダイビングは、世界共通のCカードというライセンスが必要ですが、実はライセンスがなくても海の中を楽しめる方法が2つあります。

 

一つ目はシュノーケリング。シュノーケルを着けて潜ることで、肉眼で美しいサンゴ礁を見ることができます。深く潜ることはできませんが、初心者にもおすすめです。

より近くでサンゴ礁を見たいという方であれば、ライセンスなしでインストラクターと共にダイブする、体験ダイビングがぴったり。体験ダイビングでは、初めにダイビング道具の使い方や、呼吸の仕方、海の中での動き方をレクチャーしてもらいます。

ダイブするときは必ずインストラクターが付いているので、一人で自由に海の中を動き回ることはできませんが、確実に安全な方法でダイビングを気軽に楽しむことができます。

 

ダイビングのライセンスを持っている方は、通常のダイビングを楽しみましょう!オーストラリアではインストラクターなしで、ライセンスを持っているダイバー2人1組でダイブする、バディダイブが主流です。

バディは毎回ダイビング前のブリーフィング(説明ミーティング)で見つけることができるので、一人で参加の人でも安心して参加できます。オプションでインストラクターと一緒にダイブすることもできるので、ライセンスを取得したばかりの方や、自信のない方も安心してダイブすることができるのも良いですね。

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ケアンズから出航するダイビングクルーズ「オーシャンクエスト号」

photo by Miyuki

ケアンズからグレートバリアリーフを見に行くには、船に乗って陸から離れたところに行く必要があります。今回私が参加したダイビングクルーズは、1泊2日のダイビングクルーズ「オーシャンクエスト号」。

「海外でのダイビングって言葉が通じないから不安……」と思う方もいるかもしれませんが、オーシャンクエスト号は日本人インストラクターが絶対に一人は乗船しているので、複雑なダイビング器材やルートの説明も日本語で聞くことができるので安心です。

 

この船は、ケアンズ近郊にこの船が持つ専用のダイビングスポットが約20箇所あり、その日のベストポイントへ船長が案内してくれます。ケアンズを朝出発し、船で一泊して最大7回のダイビングができる贅沢なクルーズダイビングのコースでした。

次に、一日のスケジュールとともに紹介していきます。

photo by Miyuki

1日目

7:00 宿泊先にお迎え

事前に連絡していた宿泊先のホテルまで、専用の車が迎えに来てくれます。器材は全てレンタルできるので、水着、タオルと宿泊に必要なものを持っていきましょう。スーツケースの持ち込みも問題ありません。

8:00 乗船

まずは、オーシャンクエスト号へ移動するために乗船するリーフクエスト号に乗り込みます。船の中は自由にコーヒー、紅茶を飲むことができます。朝はスコーンが用意されているので、朝食を食べていない人は食べておきましょう。

ただし、リーフクエスト号は小さめの船で、かなり揺れるので、食べ過ぎて船酔いしないように注意が必要です。心配な方は乗船前、もしくは乗船後すぐに酔い止めを飲んでおくことをおすすめします。

10:00 1本目

朝のダイビング1本目です。自分のサイズに合った必要器材を受け取ったら、ブリーフィング(説明ミーティング)でダイブする場所とルート、バディ、注意事項の確認を行います。私の場合、初めての場所での1本目のダイブは不安があったので、インストラクター付きのダイブにしました。

ダイビングの後は、フレッシュなフルーツが用意されています。

12:00 ランチ

ランチはビュッフェスタイルです。サラダ、グラタン、パンなどが用意されています。ランチのすぐ後に2本目のダイブがあるので、食べ過ぎには注意してください。

13:00 2本目

14:00 船の乗り換え・チェックイン

いよいよ宿泊する船、オーシャンクエスト号に乗り換えます。船の乗り換えが終わったら、荷物を自分の部屋に運びましょう。部屋の内部には、ベッド、トイレ、シャワー、テーブル、エアコン、テレビが備えられています。

部屋は一人用のプライベートルーム、二人用のダブルルームとツインルームの3種類があります。

15:00 3本目

18:00 ディナー

ディナーもビュッフェスタイルです。サラダ、パスタ、パンなどが全て食べ放題です。

19:00 4本目(ナイトダイブ)

夜の海の中は、昼間と全く違う世界が広がっています。夜行性の魚が活動している姿を見ることができるのが、ナイトダイビングの魅力です。特に私が参加した時期である4月は、多くのサメが夜に活動している姿を見ることができました。

ナイトダイビングは昼と異なり水中が見づらくなるためリスクが伴います。そのため、ナイトダイビングに参加するにはアドバンス以上のダイビングライセンスを所有している必要があります。

20:00 デザート

ナイトダイブの後は、デザートタイムがあります。美味しいアップルパイが用意されていました。

22:00 バー閉店

夜は世界中から集まった観光客と船のテラスでお酒とともに、楽しい時間を過ごすことができます。22時にはテラスにあるバーが閉店するので、次の日に備えて早めに寝ました。

 

2日目

6:00 5本目

まず、朝起きたら早朝ダイブ!朝が苦手な方はスキップする方も多いそうですが、早朝ダイビングでしか見ることができない魚や景色があるので、ぜひ参加してみてください。

7:30 朝食

朝からダイビングをするとかなりお腹が減ります。朝食もビュッフェスタイルなので、この後のダイブに備えてしっかりと食べておきましょう。

8:30 6本目

10:30 7本目

全てのダイビングが終わったら、着替えをしてチェックアウトの準備をします。意外とチェックアウトまでの時間が短いので、ダイビング終了後は速やかにシャワーを浴びて荷物をまとめておきましょう。

12:00 チェックアウト

12:30 ランチ

船上での最後のランチです。こちらもビュッフェスタイルなので、好きなだけ食べることができるのは嬉しいですね。

14:00 船の乗り換え

16:00 ケアンズ到着

ケアンズ到着後は、指定のホテルまで車で送迎してもらうことができます。ちなみに、全部で最大7本のダイビングができますが、毎回のダイビングは強制参加ではないので、疲れた場合は無理をせずに休むことも重要です。

 

グレートバリアリーフダイビングの魅力

photo by Miyuki

 

グレートバリアリーフの魅力はもちろん、海の中で果てしなく続くサンゴ礁!グレートバリアリーフには、なんと1,400種類のサンゴと1,625種類の魚類が生息していると言われています。私が今回のダイブで見た魚は、ファインディング・ニモでおなじみのカクレクマノミや、マンボウ、サメなどを間近で見ることができました。

サメは捕食期間でなければ、攻撃してくることもないそうなので、近くを泳いでいても逃げる必要はありません。他にも、時期によってはサンゴの産卵やタツノオトシゴを見ることもできるそう!

オーストラリア政府はこの美しいグレートバリアリーフを保護するために、環境保護に力を入れています。ダイバーたちの日焼け止めの成分にも制限があったり、海に捨てられたゴミを拾う環境保護のダイビングプログラムもあります。

 

ケアンズでグレートバリアリーフのクルーズを楽しもう!

photo by Miyuki

オーストラリアの自然を身体いっぱい感じることができるグレートバリアリーフ。まるで海の生き物になったような気分で、自由に海の中を動けるのは、ダイビングならではの楽しみ方です。

世界中の観光客の憧れである、グレートバリアリーフの美しさと魅力を、一番近くで感じられるクルーズダイビングに乗船してみてはいかがでしょうか。

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