「リメンバー・ミー」の世界へ潜入!オアハカ死者の日はカラフルでハッピーなお祭りだった
Ciao!萌えハンターChell★ことナリシマレイカです。
「メキシコって治安が悪そう……」と思っていませんか?今回の萌えターゲットは「メキシコ」です。
アメリカ横断後、ニューヨークでハロウィーン、メキシコのオアハカで死者の日に参加してパレードまたぎをしました。話題の映画「リメンバー・ミー」の舞台になったメキシコ。
メキシコは治安が悪い、どんなところかわからないと思っているあなたに、カラフルでハートフルなメキシコの魅力7選をお伝えします。次の旅行の候補になったら幸いです。
「死者の日」ってどんなお祭り?
photo by Reika Narishima
死者の日はスペイン語でディア デ ムエルトス(Día de Muertos)と呼ばれ、メキシコのお盆のようなもの。家族や仲の良かった友人で死者に思いを馳せる日です。
死を恐怖の対象として捉えるのではなく、黄色のマリーゴルドや、アルタールと言われる祭壇、カラフルなガイコツなど装飾で楽しくお祝いします。
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死者の日は毎年11月1日と2日に開催。10月31日の夜から開催している地域もあります。
1日は子ども、2日は大人の魂が地上に戻るとされるため、お供え物はお菓子からメスカルというお酒に変わります。日程や仮装など、ハロウィンと酷似する点が多いです。
町は露店で賑わい、観光客もウェルカム!楽しいお祭りムードの中、メキシコの文化を体感できる年一度のチャンスです。
死者のパン、パン・デ・ムエルト(Pan de Muerto)には顔がついています。メキシコはスペインからの侵略を受け、カトリックと以前からの文化が融合しているのです。パンを体に見立てるところがカトリックの影響なのでしょうか。
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本格的なカラフルスカルフェイスペインティングが楽しめる
photo by Reika Narishima
お祭りの時には、町中にガイコツのフェイスペイントをした地元民や観光客が溢れかえります。フェイスペイントは教会近くの広場のいたるところでお店を出していますが、出来が人によってまちまち。
私たちは素敵なガイコツに聞いて、クオリティーの高いアーティストがいるお店を突き止め、早速チャレンジ!想像以上に素敵な出来になりました!
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花火が炸裂⁉︎ 日本ではありえないパレードが体験できる!
photo by Reika Narishima
夜になると街は人で溢れかえり、各所でイベントが開催。 コンパルサと呼ばれる仮装行列が大通りを闊歩します。
どこかクスッと笑ってしまうようなコミカルな表情のガイコツや、カラフルな民族衣装に身を包んだスカルペインティングの踊り子達がスカートを翻します。
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オアハカの死者のパレード。
photo by Reika Narishima
なんとパレードの山車のようなものから、突然火花が飛び散りました。どんどん近づいてきます。特にパレードには警備員や柵もないので、観客の頭上を火花が舞い散っています。
日本ではありえない展開に思わず目を見張り、爆笑してしまいました。
photo by Reika Narishima
ちなみに昼のパレードはもう少し穏やかで人も少なめ。ディズニーのパレードを彷彿とするような、ちょっと可愛らしい感じです。
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町中がカラフル!名前とは裏腹に色彩豊かな死者の日
photo by Reika Narishima
パペル・ピカド(Papel Picado)というカラフルな切り絵の旗が、街中を彩ります。 こちらは紫、ピンク、黄色、オレンジの4色。
photo by Reika Narishima
暗いところにも映えます。紫やオレンジはやはりハロウィンを彷彿させますね。
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ホテル内や道にアルタールと言われる祭壇や花の装飾、タペテと呼ばれる砂の装飾が出現。
photo by Reika Narishima
他にもそこかしこにファンキーなファッションのガイコツが飾られているので、見どころが目白押しです。
photo by Reika Narishima
町中がお祭りムード。しゃがんだ体勢で写真を撮ると、ヤンキー座りでメンチを切らなければならない衝動に駆られるのはなぜでしょうか……。
photo by Reika Narishima
ふとした街角にもガイコツが溢れ、広場は深夜まで露店で賑わいます。仮装している子どもや、道でおもちゃの武器で殺したり殺されているフリをする子どもがいて、なんだかとてもシュール。
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子どもにとっても年に一度の楽しみな日です。
夜のお墓だって怖くない!死者の日はお墓でプロジェクションマッピング
photo by Reika Narishima
オアハカと最初に聞いた時は、「お墓」と聞き間違えて驚いたもの。オアハカにはお墓もあり、死者の日には時間限定で一般にも開放しています。
11月1日の夜には、別の教会の裏手でスペイン語の劇が繰り広げられていました。
photo by Reika Narishima
11月2日の夜には、お墓の壁でプロジェクションマッピングが開催。死者の日にまつわる内容でした。
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夜のお墓は怖いイメージですが、この日はマリーゴールドのオレンジやろうそくで彩られ、人もたくさんいるので怖くありません。
死者の日は家族が数ヶ月前から準備をして、お墓を綺麗に掃除し、死者が好きだったものを飾り、死者を懐かしみます。
もう会えないのは切ないけれど、いつまでも楽しい思い出とともに親しい人に思い出される死者は、ただしんみりとされるよりも嬉しいのかもしれません。
オアハカおすすめ屋台グルメ!行列のできるトウモロコシが絶品
photo by Reika Narishima
オアハカでは昼間はアイスなどの露店、夜はホットドッグやハンバーガーなどの露店が街角に現れます。その中でも特に一押しはこちら。茹でトウモロコシです!なぜか毎日列ができているこのお店。
パフォーマンスと言えるくらいに調理が早くて綺麗なので、一見の価値ありです。
いろんなスパイスをかけてもらって少し辛味もありますが、今まで食べたことのない病みつきになる味!駄菓子屋さんっぽいというか、これぞ露店、という病みつきになる美味しさです。1人でペロリと一本食べ切れました。
お土産選びも迷っちゃう?カラフル雑貨が可愛い!
photo by Reika Narishima
メキシコはとても色彩豊かな国です。カラフルに彩られたアクセサリーや刺繍のお洋服、小物が露天に立ち並びます。特にこのシーズンはペイントされたスカルが町中に溢れます。
photo by Reika Narishima
置物だけではなくピアスなどのアクセサリーなど、日本ではなかなか見かけないデザインのアイテムがたくさん並んでいるのでみているだけでもウキウキします。
photo by Reika Narishima
ピアスは手作り感に溢れていました。
町中がテーマパーク!どこを撮ってもフォトジェニック
photo by Reika Narishima
カラフルなのはお店の中だけではありません。建物自体もカラフルなので、どこを撮ってもフォトジェニックでした!
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カメラの容量はたくさん空けておきましょう。
photo by Reika Narishima
ユニクロのブラトップと、デニムだってこの通り!フォトジェニックに早変わりです!
カラフルでハートフルな町、オアハカで「リメンバー・ミー」の世界を体験してみませんか?
photo by Reika Narishima
メキシコと聞くと治安が悪いのかな?と思う方も多くいらっしゃるかと思われますが、確かに所により治安が悪いのも事実です。
程度の差はありますが、日本でも治安が良くない地域があるように、どこを選ぶかと、事前にその情報を知って危険な地域には極力行かない、もしくは安全対策を万全にしていくことが重要です。
今回のオアハカに関しては観光地でお祭りシーズンもあいまって、治安はとても良いと感じました。もちろん一人で夜に出歩いたり、人気がなさそうなところに行ったりはしていません。カラフルでハートフルなメキシコ、あなたもぜひ実際に体験してみてください。
お読みいただきありがとうございます!