魔法みたいに、元気をもらえる「ハワイの言葉7つ」
ハワイに長く暮らしてきて、僕はハワイ語のすばらしさを実感しています。言葉一つひとつに意味が込められいて、感慨深いものばかり。そのなかから、元気が湧いてくる7つのコトバを紹介します。
E ala!E alu!E kuilima!
〈エ・アラ!エ・アル!エ・クイリマ!〉さぁ、一緒に始めよう!がんばろう!
重要な商談や大事なプレゼンの前日に、仕事仲間や部署の仲間同士で、メールやTwitterを通じて、こんな言葉を贈り合ってみるのもいいと思います。
「エ・アラ!エ・アル!エ・クイリマ!」
ハワイ語のいいところは、カタカナ読みでそのまま声に出して読めるところ。とくにスポーツをやっている方なら、気軽に使ってほしいですね。
E ho’ā’o no l pau kuhihewa
〈エ・ホアオ・ノ・イ・パウ・クヒケヴァ〉チャレンジして、幻想をとっぱらえ!
どんなことでも、そこから逃げてしまうと、それは永遠にその人にとって「大変なこと」「心配ごと」のままです。
心配なことも、正面から勝負してしまえば、それはもう心配ごとではなくなります。「こんなこと、できるのかな?」と最初は誰もが心配になるのですが、チャレンジしてみると、これが意外にサクサクできてしまうもの。それが恐れや心配を消す一番の方法です。
Koa
〈コア〉コアの木勇気
コアはハワイ固有種の樹木の名前で、堅く、力強く、長生きで知られている植物。道具や武器、そしてカヌーにも使われました。コアには「勇気」という意味があります。いま旅立とうとしている友人がいたら、この「コア」という言葉を贈ってあげてください。
He makana puhi ana
〈ヘ・マカニ・プヒ・アウ〉風は流れる
ハワイにいると、風に逆らうことなく生きたいと思うようになります。極端な言い方をすると、風に流されるがままに生きてみたい。そんな気持ちです。「仕事のキャリアは自分で決めるものではなく、流れに乗った結果できあがっていくのだ」と言った人がいましたが、人生なんて、しょせん風まかせ。それがいい風なら、一緒に流れていくのもいいもの。いま、転機を迎えている人や変化を欲している人に、ポンッと背中を押す意味で贈りたい言葉です。
E ho’opiha i ka mākālua i’a
〈エ・ホオビハ・イ・カ・マカルア・イア〉さぁ、お腹いっぱいになって
とてもハワイらしい言葉です。ハワイの人たちは、ホームパーティーやバーベキューをよく開きます。ホストの人は、ゲストには必ずお腹いっぱいになってほしいと考えています。
「おもてなしの国」ハワイですから、それは当然のこと。日本でも、家や仕事場などで、ちょっとしたパーティーを開催する際に、招待状代わりのメールに、こんなハワイ語をひと言添えるのも一興です。
Hiki mai ka mālie,a hiki mai no ka’ino
〈ヒキ・マイ・カ・マリエ、ア・ヒキ・マイ・ノ・カ・イノ〉良いときも、悪いときもあるさ
人生には、良いときも悪いときもありますよね。誰にとってもこれは同じ。サーフィンをする人なら、波乗り仲間に贈ってもいい言葉。空模様も波も、あらゆる事象は瞬時に形を変えていきます。深くて、いい言葉ですね。そして、真実だと思います。
Nānā no moe
〈ナナ・ナー・モエ〉夢を忘れるな
言いやすくて、かっこいい言葉。「ナナ・ナー・モエ」。かわいらしい言葉の響きですが、その意味は強くて深いです。「自分の夢をきちんと見なさい=夢を忘れてはいけない」。やはり、夢を忘れないことは大切です。
大人になると、だんだん現実を直視するようになり、「夢なんて無理だよ」という気持ちになりがち。でも、誰にでも可能性は常に無限にあります。みずから可能性を閉じてしまうのは、一番もったいないことです。
夢は、ずっと忘れないでいましょう。そして、その夢を叶えてください。
『ハワイが教えてくれたこと』コンテンツ提供元:本田直之