宇宙に1番近い場所?ハワイ島のマウナケア山頂に夕日を見に行ってきた
みなさんはハワイって聞くと何を思い浮かべますか? バカンス?お土産?綺麗なビーチ?美女?どれも素晴らしい魅力ですが、今回はビーチでもビキニ美女でもなく、ハワイのマウナケア山頂から見る最高の夕日をご紹介します。
宇宙に1番近い場所マウナケアって?
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マウナケアはハワイ島にある山です。海底から測るとの山の標高が世界一で、山頂が1年を通して天候が安定しています。そして、近くに大きな町がなく安定して暗いなどの理由で最高のコンディションの星空を見ることができるため、「宇宙に一番近い場所」と呼ばれています。
山頂には世界中の望遠鏡が立ち並び、日本もすばるという望遠鏡を設置しています。
なぜマウナケアで見える夕日は最高なのか
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星空がきれいに見えたとしても、夕日なんてどこで見たって一緒でしょ?なんて思うかもしれません。マウナケアで見る夕日が格別なのには理由があります。
これは同じくハワイ島にある火山マウナロアの火口の様子。マウナロアは今も活動を続けている火山の1つでで、絶え間なく火口からもくもくと火山ガスが噴き出しています。マウナケア山頂で太陽の光が空気中のガスに反射して感動的な夕日を作り出します。
マウナケア山頂に夕日を見に行ってみた
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本当にそんなにきれいなのか、わたし実際に見に行ってみました。今回はツアーに申し込んだので添乗員さんに連れてってもらいます。マウナケアは山頂まで車で登ることができるので、3時間ほど車に揺られます。
高度順応するためにも中腹にあるオニヅカビジターセンターに一度立ち寄ります。すでにこの地点で高度は2,800m、酸素濃度は地上の70%、少し息苦しさを感じます。ここでは珍しい高山植物『銀剣草』を見ることができます。 体が慣れてきたら山頂まで一気に1,400mへ駆け上がります。
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山頂に到着です。完全に雲の上!分厚い雲が下に見えます。常夏の国ハワイと言っても山頂の標高は4.200m、なめちゃいけません、とにかく寒い!わたしが行った日は日中でも5℃。上下ジャージ2枚重ね着、真冬用のロングコート、手袋、マフラーというもこもこスタイルでもじっとしていると寒かったです…
さらに山頂は空気が薄く、酸素濃度は地上の約40%、まさかの半分以下!息切れ、動悸、頭がくらくらする…なんて当たり前。深呼吸しながら動いていると少しずつ慣れてきます。体を慣らすためにも日が傾くまでは山頂を散歩、ちょっとした坂を上るのも息が上がって一苦労です。
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この日は天候の状態もよく、太陽の虹と呼ばれる現象を運良く見ることができました。こんなに綺麗に見えるのは珍しいそう、ラッキー!
マウナケア山頂で最高の夕焼けを
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体が慣れてきたころ、とうとう日が傾き始めました。最高の夕焼けショーの始まりです。空一帯がオレンジ色に染まる最高の夕焼け。少しずつ少しずつ雲に沈んでいく太陽が作り出す世界は圧巻でした。 地平線や海に沈む夕日は見れても、雲海に沈む夕日を見る機会は少ないのではないでしょうか。
ハワイ島に来たらマウナケア山はマストで訪れよう!
Mauna Kea Heavens 2 from Sean Goebel on Vimeo.
マウナケアの魅力をお伝えすることができたでしょうか。自然豊かなハワイ島で見れる最高の夕日をぜひ見に行ってみて下さいね。最後に、マウナケアで見れる星空の動画をご紹介します。夕日だけではなく、星空も素晴らしいのでお時間ある方はご覧ください。
TABIPPOが作った、ハワイの絶景を集めた書籍もおすすめです。