グアテマラでヒッピー体験⁉︎ コズミックコンバージェンスが予想以上にやばかった
こんにちは。新婚旅行で世界一周していた、ほっさくら(@hossakuraworld)のほっさです。
今回は、1年2ヶ月かけて40カ国を旅していたぼくが、もっとも衝撃を受けたイベントについてご紹介したいと思います。
グアテマラのアティトラン湖のほとりで開催された、ヒッピーの、ヒッピーによる、ヒッピーのためのイベントです。その名も「コズミックコンバージェンス」。
日本で普通に暮らしていると、ヒッピーの人と出会うことってあまりないですよね?ぼくはこのイベントで初めてヒッピーと出会ったんですが、とってもヤバい方たちでした。
そもそもヒッピーってどんな人たち?
「ヒッピー」ってなんとな〜くどんな人たちかわかるけど、実際にどんな人たちのことなんでしょう?なんとなくですが、こんなイメージですよね!
調べてみたら、意外にヒッピー文化って奥が深くてびっくりしました。
伝統や固定概念などに縛られた人間生活を否定することを信条とし、文明以前の野生生活への回帰を提唱する人たちのことをヒッピーと呼ぶそうです。「Back to nature」をモットーにし、個人の魂の解放を訴えています。
個人の魂の解放……日本で普通に生活しているぼくからすると、あまりピンと来ません。
ヒッピーの歴史は1960年代まで遡ります。「正義なきベトナム戦争」に反対するために、徴兵制度に反発し、愛と平和を訴えた若者たちがヒッピーの中心でした。
自然と平和を愛し、自由に生きるというスタイルで、ベトナム戦争下にあったアメリカで一大ムーブメントを起こします。
その後、アメリカ全土、そして世界各地にヒッピー文化は広がりました。各地にヒッピー的な生活をするための村やコミュニティーを作っていきます。
確かに、戦争が起きたらこういったムーブメントが広がるのも理解できますよね。ヒッピー文化について調べていたら、急にヒッピーに親近感が湧いてきました。
普段何気なく使っている言葉でも、そのルーツを調べてみると意外に面白いですね。
コズミックコンバージェンスとは?
さて、ぼくが行ったコズミックコンバージェンスとはどういったイベントなのでしょうか?公式ホームページから引用しながらご紹介していきますね。
コズミックコンバージェンスは、世界中の人たちを、マヤ文明の歴史的中心地である、グアテマラ「アティトラン湖」に呼ぶことで、私たちの先祖のルーツを再発見し、祀る、祈る、そんな思いを持って始まりました。
コズミックコンバージェンスの夢は、マヤ先住民の地域コミュニティをサポートし、古き良きマヤ古代の知識と知恵を取り入れ、またパーマカルチャーや、最先端のテクノロジーを融合させることで、新しい形の未来コミュニティを作っていければと思っています。
……なるほど。
「古き良きマヤ文明×パーマカルチャー×最先端のテクノロジー=新しい形の未来コミュニティー」ってことですね!
文字で見てもわかりにくいので、撮影した写真をもとに、コズミックコンバージェンスについてご紹介していきます。
コズミックコンバージェンスの装飾品がやばかった…
photo by hossakuraworld
装飾品がやばかったです。
大きな大きなドクロの装飾品がイベント会場のど真ん中に置いてありました。恐すぎます…。無理やり笑顔を作って写真撮影…。
photo by hossakuraworld
こんな謎の球体もありました。宇宙と交信するにはもってこい(⁉︎)な球体ですね……。
屋根もなんだかすごいことになっています!いかにもヒッピーな雰囲気ですね。案の定、ぼくたち夫婦以外はほぼ全員ヒッピーでした。
参加者の人たちは⁉︎
どんな人たちが参加していたのでしょうか?Instagramで「#cosmicconvergence」と検索してみました。
ヨガをしながらリラックス(?)している女性たちです。たしかに、このように男女がペアになってヨガをしている人がとてもたくさんいました!
棒やフラフープを使うなど、みんな遊び方はとてもナチュラルです。
もちろん、イベント会場のいたるところでみんな踊っていました。
興味深いのは、音楽がないところでもみんなが踊っていたこと。ヒッピーの人たちは、音楽がなくてもノっていました。
イエスキリストっぽい人にお金不要論を語られる
肝心のぼくは何をしていたかと言うと、イエスキリストっぽい人にお金不要論を語られていました。
「お金は無意味だ」「物々交換で十分だろう?」「現代人はお金に振り回されすぎて疲弊している」と、いかにお金が不要であるかを教えてもらいました。
軽く1時間は話を聞いていたと思います。ヒッピーにとって、お金にこだわることは自分たちの思想に反する行為だそうです。
片言すぎるスペイン語をフル活用し、最後は意気投合しました!
ヒッピー文化に飛び込んでみた感想は?
まず、ヒッピーはみんな本当に良い人でした。ぼくたちが雰囲気に馴染めずに困っていたら、みんな優しく声をかけてくれました。
「どこから来たの?」「一緒に飲もうよ!」「フラフープ一緒にやる?」すごく穏やかで、温かくて、優しい人たちでした。
また、彼ら・彼女らと出会い、日本という資本主義社会のど真ん中で生活することに少し疑問を抱きました。たとえお金がなくても、こんなに楽しそうで幸せそうな人たちがいるなんて思いもよらなかったからです。
心の底から楽しそうに笑いあって、愛し合って、なんだかすごく幸せそうだったんですよね。
「日本人は裕福なのに幸福度が低い」という話をよく聞きますが、なぜなんだろう?なぜぼくが出会ったヒッピーたちはみんなお金がなくても幸せだったんだろう?幸せって永遠のテーマですよね。
でも旅に出てから、日本を飛び出してから、少しだけ幸せについてわかった気がします。