コスタリカは西側を太平洋、東側はカリブ海に面し、中央部には高地や山々が連なる変化に富んだ国です。エコツーリズム発祥の地と言われ、国土の4分の1が国立公園になっています。そこで今回は、国立公園を含むコスタリカの全ての世界遺産を紹介します。

タラマンカ地方-ラ・アミスター国立公園(コスタリカ側)

ラ・アミスター保護区群 コスタリカ 世界遺産

ラ・アミスター保護区群 コスタリカ 世界遺産

photo by Kathy & sam

コスタリカとパナマが共同管理する国際平和公園で、7つの国立公園と自然保護区がまとめて世界遺産登録されています。

二つの国の国境をまたいでいるタマランカ山脈はケツァールやエルフォ蝶などの希少種や固有種が多く存在しています。コスタリカ側には氷河湖を有するチリポ山、パナマ側には熱帯低地多雨林などがあります。

 

グアナカステ保全地域

グアナカステ保全地域 コスタリカ 世界遺産

グアナカステ保全地域 コスタリカ 世界遺産

photo by Justin Jensen

4つの国立公園を含むこの一帯に広がる森は、山を境に熱帯湿潤林と熱帯乾燥林の二つの様相の森を持ち合わせています。

季節ごとに森を行き来できる自然環境は多種多様な生物の営みを守っており、その場所ごとにハナグマ、ピューマ、ケツァール、アカクモザルなど様々な動物達の生息地となっています。1999年に世界自然遺産に登録されました。

 

ココ島国立公園

ココ島国立公園

ココ島国立公園

photo by Jon Rawlinson

ココ島国立公園 コスタリカ 世界遺産

ココ島国立公園 コスタリカ 世界遺産

photo by Jon Rawlinson

ココ島国立公園

ココ島国立公園

photo by todoincluido

ココ島はスティーブンソン著の「宝島」の舞台であり、映画「ジュラシックパーク」のロケ地ともなった、太平洋に浮かぶ小さな無人島です。

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多い茂る熱帯雨林の島には固有種の動物が多くおり、周辺海域には回遊魚が集まります。その数多くの魚の種類と美しい海から、世界中のダイバーの憧れの地でもあり、ダイビングスポットとしても有名です。

■詳細情報
・名称:ココ島国立公園
・アクセス:アクセスはクルーズ船に乗って→片道2日間

ディキスの石球のあるプレ・コロンビア期の首長制集落群

プレ・コロンビア期の首長制社会の様子を今に伝える場所です。紀元500年から1500年頃に栄えたディキス人達が残したと思われる石球がこの集落群には200近くも残っています。石球の一部はコスタリカの首都サンホセ市内の公園や公邸などさまざまな場所に、庭石や飾り石として保存されている。

なぜこの石が存在したのか、何のために使われたのか、様々な諸説があるものの未だに謎のままとされています。最大の石球は直径2.57m、重さは25tもあります。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。コスタリカへのアクセスは北米で乗り継ぐルートが一般的です。往復で3日かかるので、余裕を持った日程を組むことをおすすめします。

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