感動にあふれたオーダーメイドの旅へ!雄大な自然を独り占め
自由の国アメリカ。そして車の歴史や文化が根深いアメリカ。そんなアメリカではロードトリップという車での長距離トリップが盛んです。
普通のツアーでは物足りない方、節約しながらも多くの目的地を訪ねたい方に、心躍るアメリカロードトリップの魅力を紹介いたします。
魅力1 旅をカスタムできる
photo by TKY
何と言っても最大の魅力は自由なところ。心の赴くまま寄り道し、目的地を設定して巡る旅は思い入れが格別です。
ツアーと違い受け身の観光ではないので、興味のない場所に貴重な時間を割く必要もなく、自分だけの旅を作ることができます。旅のプランやドライブルートを検討するところから心が躍り続けることでしょう。
そしていざ出発すれば、自力で運転し、物事を判断し、あらゆる問題を解決しながら旅を進めるので、達成感に溢れた旅になります。この感覚を味わってしまうともう病みつきになること間違いありません。
加えて国立公園や自然世界遺産のような目的地は、空港や都市から遠い場所にあることも珍しくなく、アクセスに困ることが多々あります。その際にもロードトリップでしたら各地を効率良く巡ることができます。まさに心の赴くまま、自由な旅が可能です。
魅力2 広い大地と雄大な大自然を堪能できる
photo by TKY
大陸はとにかく広い!
日本のドライブとは訳が違います。雑誌や書籍でありふれた「地平線の彼方まで延々と続く道」というような表現を地でいくルートを実際に走破できます。
澄んだ風と降り注ぐ太陽を浴びながら、信号も障害物もない道を地平線目指してひたすら突き進むのは、ストレスもなく心躍ります。そして目的地に到着する道中にも意外と見所は隠れているもの。
大陸に広がる大自然を旅の道中もれなく眺め続ければ、ガイドブックにはない自分だけのお気に入りの絶景が見つかるはずです。
魅力3 野生動物との出会い
photo by TKY
大陸にはもちろん野生動物が溢れています。日本には生息していない生態も多いです。そんな野生動物との出会いもロードトリップの魅力のひとつ。
雄大な大自然の中で見る野生の姿は、テーマパークとは違い美しく躍動し迫力満点。群れに巡り会うことも珍しくなく、夢のような風景を目の当たりにできます。
そういった経験は飛行機や鉄道での移動では絶対にできません。
ただし遭遇する動物はあくまでも野生ですので警戒は欠かさず、一定の距離感を保ち、絶対に餌付けしてはいけません。またこちらが野生の環境にお邪魔しているというリスペクトの気持ちを忘れずに…
旅のアドバイス
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車での旅は楽しい反面、疲労も溜まります。
車移動の盛んなアメリカでは、日本でいうサービスエリアにあたる「REST AREA」やキャンピングカー用の「RV PARK」といったドライバーに優しい施設が、一定距離毎に設置してあります。
そちらをうまく利用して休息し、事故やトラブルを未然に防いで無理なく旅を進めましょう。
また「REST AREA」までトイレを我慢できない場合、ガソリンスタンドを利用するのも手です。フリーウェイの標識にはガソリンスタンドの有無が表示されており、コンビニ代わりとなりますので、それを目安に行動すると便利です。
ちょっとした買い物はもちろん、お湯をもらえたり電子レンジを借りられたりもしますので、旅のお供にしましょう。ただしお世話になったらチップを忘れずに。情報収集はファーストフード店やスーパーマーケットが発信しているFree Wi-Fiを利用させてもらいましょう。
また現地で車を調達する場合、アメリカには車検制度がなく整備不良車両も多いので、レンタカーを利用するのが賢明です。レンタカー利用の際は、webで複数の現地法人の査定を一括で検索できるサイトをうまく使いましょう。
車載のナビを利用するにあたり、英語や機械操作に自信のない方は、ネット環境が無くてもスマートホンで道順をナビしてくれる「maps.me」というアプリもありますので、事前に手持ちのスマートホンにダウンロードしておくといいかもしれません。
リスクと注意事項
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前述の通りアメリカは広大な大陸であり、それ味わうのがこの旅の魅力のひとつですが、日本の感覚で旅をするとその広さゆえ痛い目に遭います。
短期の旅行の場合、私の経験では、運転の得意な方でも郊外で1日に500km、大都市部で200kmを越えるような移動は、食事や観光に費やす余裕がなくなりお薦めしません。特に大都市部の移動は渋滞や工事、ルートミスも多く、より慎重に計画したほうが良いです。
同様に距離を誤りガソリンが不足することも避けなければなりません。アメリカ郊外では、ガソリンスタンドはおろか、民家すら100km以上もないことも有り得ます。郊外を走る際はガソリン残量と所用距離、そしてガソリンスタンドの位置を把握し、こまめに給油しながら行動しましょう。
また当然のことながら交通ルールが日本とは大きく異なります。運転の際は事前にルールをチェックしておき、違反や罰金で旅の楽しみに水を差さないようにしましょう。
特に都市部や観光地近辺の駐車違反はとても厳しいので要注意です。
まとめ
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このように少しの勇気を振り絞り諸々の注意さえ払えば、感動に溢れたオーダーメイドの旅を作り上げることができます。
普通の旅に飽きた方、ロードトリップで心躍る旅をしてみてはいかがでしょうか。