卒業旅行はアメリカ大陸横断へ!実際のルートや費用をまとめました
「アメリカ横断」と聞くと、なんだかワクワクしませんか?仲間たちと何日も一緒に過ごす旅、涙が溢れるほどの絶景……一度経験したなら、間違いなく忘れられない思い出になります。「いつかしてみたい」と思っているなら、迷わず決断しちゃいましょう!
大変そうに見えるアメリカ横断、実は簡単にできちゃうかも?さあ、卒業旅行はぜひアメリカ横断へ!
アメリカ横断といったらキャンピングカー!
広大なアメリカを横断には、少なくとも1週間はほしいところ。毎日ホテルやモーテルに泊まるのもいいですが、せっかくアメリカを旅をするんだから「キャンピングカー」なんていかがですか?生活するには申し分ない設備が揃っているし、寝るスペースもしっかり確保できているので快適に過ごすことができます。
私たちは2017年10〜11月の約1ヶ月間、7人でアメリカを横断してきました!
キャンピグカーレンタルの手続き
最初にキャンピングカーに関するビデオを鑑賞。ビデオが終わるとカウンターに案内され、必要な書類提出、記入などを行っていきます。
ちなみに、レンタル時の手続きで必要となるのは下記の持ち物。
・パスポート、日本の免許証、国際免許証(またはDLT)、クレジットカード、バウチャーの5点。
※クレジットカードは利用枠として、1,000$のデポジットがあるものをご用意ください。
(セキュリティデポジットとして(免責1,000$)使用します。複数枚でも可)◆追加で運転する方
・パスポート、日本の免許証、国際免許証(またはDLT)の3点
国際免許証の代わりとなるDLT(運転免許翻訳フォーム、Driver License Translate)は、エルモンテで発行(1枚1,000円)することができます。発行には日本の免許証のみあればOK(コピー、PDF、画像データでもOK)。こちらは、日本で準備しておきましょう。
気になるキャンピングカーの設備
FS-31という8人乗りのキャンピングカーには2段ベッドがついており、8人全員にゆったりとしたベッドが備えられています。普段はテーブルとして使う場所、あっという間にベッドに早変わり。
廊下には、冷蔵庫と冷蔵庫。ファン(換気)、冷房、暖房が備え付けられています。国立公園近くはかなり冷え込むこともあったため、暖房を使うことが多かったです。
ガスコンロは3口あるため、調理で困ることもありません。上には電子レンジ、そしてコンロの下にはオーブンも備え付けられています。
また洗面台、トイレ、シャワーがついていますが、私たちのグループが使用したのは数回ほどでした。
人数が多いほどお得!
業界大手のエルモンテ社では、車両のレンタル料金は各営業所の予約状況や、出発地点によって変動するフレックス制を導入。とくに夏場などのハイシーズンでも、早めのレンタルを心がければ低価格にて利用することが可能です。
photo by elmonterv-japan.com
・全長:9.4~9.7m
・室内サイズ:高さ203cm、幅243cm
・エンジン:6.0リットル、FORDガソリンエンジン
・設備:エアコン、暖房機、発電機、水洗トイレ、シャワー、シンク、温水装置、大型冷蔵庫、ガスレンジ、電子レンジ、オーブン、排水タンク(ブラック=147リットル、グレー=113リットル)、清水タンク(155リットル)、プロパンガス(68リットル)、ガソリンタンク(208リットル)
※レイアウトは車種により異なる場合があります。
・レンタル料金:$322.00~(日本円にして約3万6千円/各シーズンの1泊2日のレンタル料金)
アメリカ横断のルート
私たちのアメリカ横断のルートはこの通り。ロサンゼルスから出発し、グランドサークルを抜けた後は徐々に南下。ヒューストンやニューオーリンズを通過し、マイアミまで降りた後に一気にニューヨークまで上がりました。
私たちのような南のルートだと少し時間はかかってしまうのですが、南部の雰囲気を楽しめたりマイアミで観光できたりしたのでおすすめです!旅の日数は32日間、走行距離はなんと10,600キロでした。
ルートを決める際には、どこが外せないスポットなのか、無理のない計画か、メンバーとよく話し合いましょう。またメンバーを探す際には、東スタート、西スタートどちらで考えているのか、行きたいスポットなどを事前に公表しておくと、メンバーが見つかりやすくなるかもしれません。
アメリカ横断にかかった費用
アメリカ横断にかかったお金は、7人で合計金額は173万円でした。1人辺りにするとキャンピングカー代も入れて25万円、キャンピングカー代を抜くと15万円。
内訳としては、キャンピングカー料金(保険やオプションも含む)が69万円、ガソリン代が32万円、食費が14万円、RVパーク代が19万円、高速道路の料金が1万円、その他(車の修理費やUBER代、観光地の入場料など)40万円でした。
私たちはほぼ毎日RVパークに泊まっていましたが、そこを削ればもう少し節約できると思います。他のチームと比べると、少し高いくらいだったようです。
アメリカ横断中に印象的だったスポット
アメリカ横断でもっとも印象に残った景色は、モニュメントバレーで見た星空。今まで見た中で一番綺麗で感動したのを覚えています。周りに高い建物も明かりもないため、肉眼で天の川が見えるほど。
地平線まで続く星空に興奮した私たちは、ただただ夢中になって写真に収めようと必死でした。
ラジオで振り返るアメリカ横断11,000km
#アメリカ横断する編集部 として、仕事をしながらアメリカ横断11,000kmを達成したルイス前田と阿部サキソフォンでアメリカ横断について話をしました。
その他の交通手段
以下では、横断の参考になるアメリカでの交通手段を4通りご紹介いたします。(2016年8月を想定して費用を算出しています。)
バス(グレイハウンド)
グレイハウンドは、アメリカ全土を運行するアメリカ最大のバス会社です。以前は、無制限に乗り降りできるアメリパスというものが存在していたのですが、現在はなくなっていまいました。
しかし、3100以上の都市をカバーするこのバスを使えばアメリカ横断もできちゃいます。チケットの買い方は3通り。
・グレイハウンドの公式ホームページから購入
(クレジットカード支払いと、駅でキャッシュで支払うのが選択できます。)
・バス停で直接購入
・その他のエージェント等を通して購入
チケットにも種類があり、値段が変わります。予約の日時が変更できるものや、できないもの、また予約する時期が早ければ、チケットの値段も安くなります。
価格帯の参考としては、ロサンゼルスからNYまで直通のバスで行った場合、129 USドルとなっています。グレイハウンドは民間の人が普通に使う路線バスと同じなので安いんですね!
時間はかかりますが、アメリカの景色をゆっくりと眺めながらの旅にはおすすめです。いくつの都市をまわるかによって値段は変わってくるでしょう。
鉄道(アムトラック)
アムトラックの路線もアメリカ全土をカバーしており、アメリカ最大の鉄道です。アムトラックにはUSAレイルパスという素晴らしいものがあります。アムトラックを使うならこれを使わない手はないです!
15日、30日、45日間用のチケットがあり、それぞれ、389USドル、579USドル、749USドルとなっています。乗車できる回数は、それぞれ8回、12回、18回です。つまり、制限付きの乗り放題パスですね。
ここで注意したいのは、USAレイルパスがチケットではないということ。
①USAレイルパスをアムトラックの公式サイトで購入しておく。
②列車を駅で直接、またはサイトで予約する。
③予約番号を駅で提示してチケットを発券してもらう。
この手順が必要となります。つまり、レイルパスはチケットの引換券なのです。グレイハウンドとの比較として、ロサンゼルスからNYまでの直通の列車の運賃は、324USドルとなっています。移動は早くしたい!っていう方にオススメです!
レンタカー
お次はレンタカーです。自分の自由自在に旅をできるのが一番の魅力ですね!(このレンタカーとは、乗用車のレンタカーをさすこととします。)
アメリカにはルート66というアメリカを横断をするように走る旧国道があり、映画などの題材にもされているため、アメリカ横断といえばルート66!といったイメージがある方も多いんじゃないでしょうか。
アメリカ最大手のレンタカー会社Hertzを参考にすると、車のレンタル代は平均して1週間300USドルでした。レンタカーは、追加料金( 500USドル)を払うと借りた場所と違うところで返却すること(乗り捨て)ができます。
あと車旅でかかってくるのが、ガソリン代です。6000km(L.A.→N.Y.が直線距離で約4000km)走り、燃費約10km、ガソリン代約1USドル/Lとしても、US60ドルほどかかります。
1ヶ月するとなると、移動費だけで、約1760USドルかかりますね。でも4人で横断すれば1人440USドルです!
アメリカ横断、あなたはいつ行く?
いかがでしたか?少し、アメリカ横断のイメージが湧いたのではないでしょうか。一人旅はいつでもできますが、仲間たちとできる車旅はそうそうできるものではありません。
興味のある方は、ぜひ一緒に旅をするメンバー探しから探してみてくださいね!
Facebookグループでアメリカ横断の仲間探し
アメリカ横断を実現するために大変なことは「メンバー集め」。TABIPPOが少しでも手助けになるように、アメリカ横断のメンバーを探せるFacebookグループを作成しました!ぜひ、旅の仲間を見つけてください。