【ランキング】世界でもっともストレスの少ない都市Best5

都会暮らしは、何かとストレスを感じるもの。せっかくなら、ストレスの少ない街でくらしたいものですね。そんな中、イギリスに拠点を置くランドリー・クリーニング会社「Zipjet」が、「世界のストレスの少ない街」ランキングを作ってくれました。自然環境、医療レベル、大気汚染、交通渋滞、騒音公害など17の項目を評価して、150都市でのストレスレベルを順位付けしたランキングです。

今回は、その中から「世界のストレスの少ない街」Best5をご紹介したいと思います。ちなみに各項目の得点は、数が小さいほど評価が高く(ストレスが少なく)なります。最高点が1点で、最低点は10点です。

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第5位:ミュンヘン(ドイツ)

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「世界のストレスの少ない街」第5位に選ばれたのは、ドイツ第三の都市ミュンヘン(Munich)。採点された17項目の中で、ミュンヘンが高く評価されたのは「家族当たりの購買力」(Family Purchasing Power/1.00点)、「安全度」(Perception of Security/1.24点)、「失業率」(Unemployment/1.72点)の3項目。世界有数の自動車メーカー BMW の本社があるミュンヘンは雇用に恵まれていて、家族当たりで自由に使えるお金もたくさんあるようです。そして街が豊かだと窃盗や殺人などの犯罪も減るので、自己防衛のためのストレスが少なくてすむのでしょう。

そんなミュンヘンの中で最低評価だったのは「騒音公害」(Noise Pollution/9.15点)。何の騒音なのかの特定はされていませんが、「人口密度」(Density/5.71点)と「交通渋滞」(Traffic/4.20点)もミュンヘンの中では低評価なので、人の多い都会特有の騒音なのかもしれません。

第4位:ベルン(スイス)

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第4位は、スイスのベルン(Bern)。ベルンの中の最高点をつけたのは「緑地の割合」(Green Space/1.12点)でした。市の面積の33.5%が森林だと言われているので、納得の評価ですね。その次点の1.18点で「安全度」、「民族の平等度」(Race Equality)、「公共交通機関」(Public Transport)の3項目が同率2位になっています。安全で移動もしやすく、出自によって差別を受けないなんて最高の環境ですね!

ただし、そんなベルンも「騒音公害」(9.88点)と「光害」(Light Pollution/8.79点)という厳しい点がつけられています。なかなか完璧な街はありません。

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第3位:ハノーファー(ドイツ)

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第3位には、再びドイツからハノーファー(Hannover)がランクインしました。この街が17項目の中で一番高く評価されたのは、メンタルヘルス(Mental Health)の1.24点。その次点が「騒音公害」の1.36点なので、静かな環境で心穏やかに過ごせる街の様子が分かります。この「騒音公害」の得点は、Best5に入っている他の都市と比べても一番の評価です。

そんなハノーファーの最大の弱点は、日照時間(Sunshine Hours/8.19点)。ドイツの中でも北部に位置するため、冬季は長く灰色の空に包まれてしまいます。天気さえ気にならなければ、ハノーファーは穏やかにストレスフリーで過ごせるのではないでしょうか。

第2位:ルクセンブルク(ルクセンブルク)

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第2位に選ばれたのは、西ヨーロッパの小国ルクセンブルクの首都ルクセンブルク(Luxembourg)。人口約57万人の小国ですが、「一人あたりGDP」が世界1位である富裕国としても知られています。さぞや忙しく働いて、精神的に疲れるのでは・・・とも思いますが、意外なことにメンタルヘルスが1.00点の最高評価。そしてGDPが世界一というだけあり、「家族当たりの購買力」(1.60点)が続きます。人口が少ないので、小国でも人口過密にならず、「人口密度」も同じく1.60点。お金もパーソナルスペースも十分にあれば、確かにメンタルも落ち着くでしょうし、ストレスは感じずにすみそうですね。

そして筆者が注目したのは、「社会保障」(Social Security/1.18点)。失業保険、医療費、退職金などを指していますが、ルクセンブルクのこの得点は、全150都市の調査対象の中でも4番目の手厚さでもあります。何かあっても国が支えてくれるという安心感がストレスを軽減してくれるのではないでしょうか。

ただしそんなルクセンブルクも、他の都市と同様に「騒音公害」(9.82点)、「光害」(9.40点)、「日照時間」(9.21点)がストレスになっているようです。

そして気になる第1位は?

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第1位:シュトゥットガルト(ドイツ)

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「世界でもっともストレスの少ない都市」に輝いたのは、ドイツ南西部のシュトゥットガルト(Stuttgart)です! なんと上位5都市のうち3都市をドイツの街が占めたことになりますね!

シュトゥットガルトで一番評価されたのは、「緑地の割合」(1.00点)。全150都市の調査対象の中でも、この「緑地の割合」で満点を取ったのは、このシュトゥットガルトだけ。そんなに緑豊かな環境でありながら、ダイムラー、ポルシェやボッシュなど世界的な企業の本社があり、ドイツを代表する工業都市でもあります。そのため収入も高くなり、「家族当たりの購買力」(1.24点)と経済力に裏付けられた「メンタルヘルス」(1.30点)がストレスを軽減してくれているようです。

他の上位5都市と同様に、街の弱点は「騒音公害」(8.61点)、「光害」(7.83点)、「日照時間」(7.34点)。けれど他の上位5都市と比べると「突出して悪い点数」が少なく、平均的に良い環境だということが優勝の原因になったようです。

【ランキング】世界でもっともストレスの少ない都市Best5

「世界でもっともストレスの少ない都市Best5」のご紹介、いかがでしたでしょうか。上位5都市は、経済力や緑の多さなどがストレスフリーの秘訣だという傾向がありましたね。3都市がランクインしたドイツは、そのバランスを上手にとっているのかもしれません。

ただし、何がストレスの原因になるかは個人差もあるので、ご自身にとって一番快適に過ごせる街に出合えるのが一番ですね。

ちなみに日本からは大阪が66位、東京が72位にランクインしています。しかも大阪の「安全度」(1.06点)は、世界でも第2位のスコア! 東京も、同項目(1.36点)で世界第7位なのです。このまま日本全体が、世界に誇れる安全な国であってほしいですね。

[All photos by Shutterstock.com] [The 2017 Global Least & Most Stressful Cities Ranking] [Stuttgart is the least stressful city in the world, study finds]


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