「2020年から国内で生産するすべての飲料用プラスチック製ボトルをリサイクル素材で作る」──。「」がこのような方針を発表した。

同社は今回の決定によって、CO2排出量は現在の25%削減し、スウェーデンでのバージンプラスチック(新品のプラスチック)の使用量を年間約3500トン減らせるという。

コカ・コーラがこの取り組みをスウェーデンで開始する理由は、同国がサステイナビリティの最前線にあると考えているから。

古くからペットボトル購入時に預り金を支払い、空ボトルを返却すると返金してもらえる“デポジット制度”が強く根付いているという点もスウェーデンを選んだ理由。

この取り組みの背景には、同社の地球に与える大きな環境破壊があるようだ。環境保護団体が参加するネットワーク「Break Free From Plastic(BFFP)」がおこなった調査によると、世界中で回収されたプラスチック廃棄物のうちもっとも多く占めていたのはコカ・コーラの製品。

これを受けて、同社は現在「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」を目指す取り組みを世界的に進めている。

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