情熱の国スペインのフランス近くにある州【カタルーニャ州】。その州都であるバルセロナには毎年多くの日本人観光客が訪れています。中でも有名な建築家ガウディがデザインした、いまだ未完成である教会サグラダ・ファミリアは全世界の観光客から大人気です。

今回は2泊3日という非常に短い期間ではありますが、バルセロナの魅力を充分満喫できるプラン、特にガウディの建築物とスペイン料理をメインに過去3度バルセロナ訪れている旅丸shoがシュミレーションさせていただきたます。

1日目

10:00  エル・プラット空港に到着

バルセロナ発着の国際便の多くはこちらの空港に到着します。空港から市内への移動は国鉄・市営バス・空港バスがありますが料金的にもそこまで高くなく、頻繁に出ている空港バスの利用がオススメです。

片道55.9ユーロ、往復で購入すれば10.2ユーロですので往復での購入が割安になります。日本から来られる場合は事前に両替もしくは空港にて両替をしましょう。空港内にはATMもありますのでキャッシングも可能です。

12:00 宿泊先まで移動

バルセロナはメトロが発達していますので、メトロ駅徒歩10分圏内の宿であれば基本的に交通の便はいいのですが、中でもオススメはカタルーニャ広場付近とアイシャンプラ地区。

カタルーニャ広場付近であれば、空港バスがカタルーニャ広場で停車するので徒歩で宿泊先まで移動が可能です。アイシャンプラ地区であればメトロでカタルーニャからグラシアまで乗り換えなしで移動が可能です。

13:00 昼食 サン・ジョセップ市場

バルセロナに行ったら外せない場所が市場です。中でもサン・ジョセップ市場(ボケリア市場)はバルセロナの中心地に位置しており、メトロのリセウ駅からも徒歩圏内にあります。

スペイン語ではバルと呼ばれる小さな食堂で食事をするのもいいですが、食べていただきたいものは生ハムです。市場の中でぶら下がっている、見るからにおいしそうな生ハムをお好みの枚数でスライスしてもらい量り売りで購入することができます。

僕の場合は節約のため事前にスーパーでパンを購入し、市場で生ハム以外にもオリーブやチーズを購入しサンドイッチを作っていました。

15:00 グエル公園

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バルセロナの街を一望できる場所に建てられたガウディの作品群の一つです。バスでのアクセスが一番近くまで行けるのですが、今回の旅では利便性がよく比較的簡単に利用できるメトロでの移動を紹介したいと思います。メトロのレセップス駅(リセウ駅・カタルーニャ駅からは乗り換えなし)から徒歩20分ほどで到着できます。

途中坂道などもありますがお土産屋さんやカフェも多数ありますので疲れた場合は休憩を挟みながらでも良いかと思います。グエル公園への入場にはチケットが必要になりますが事前にオンラインで購入が可能です。

グエル公園チケット購入ページ(英語)

こちらのページで日付・時間を指定しチケットを購入できます。売り切れる心配などはあまり無いかと思いますが、ハイシーズンは注意してください。

多くの方がエントランス入場後にあるトカゲとの写真を撮りたいと思っていますが、写真の順番待ちの列などは見たことがありません。写真を撮り終わった方の後、少し強引にでもすぐにトカゲの隣に並ぶという気持ちが大切です。

19:00 カサ・バトリョ

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こちらもガウディが手がけた建築物の一つです。グエル公園を後にレセップス駅からメトロに乗りグラシア駅で下車し、グラシア通りを北上すると左側にバルコニーの柵が仮面のような形をした建築物があります。

こちらも入場にはチケットが必要になり事前にオンラインで購入することができます。オンラインチケット購入ページではFASTPASSチケットがあり、5ユーロ多く払う事で列に並ばずに入場できます。ただし、入場の列は長くても1時間程度(過去の経験上)でしたので、5ユーロ多く払ってFASTPASSを購入するなら他のものに5ユーロ使いたい所ですね。

ですので、カサ・バトリョ付近に到着した後、列を確認し待てそうにないほどの行列であった場合のみFASTPASSチケットを購入すればいいと思います。

カサ・バトリョチケット購入ページ(英語)

22:00 夕食

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カサ・バトリョがあるグラシア通りには多数のバルがあります。夕食は是非バルでスペイン料理を食べていただきたいです。バルで提供される料理はタパス・ピンチョスと呼ばれており、小皿に少量の料理がのせられている場合が多いです。

スペイン語が読めなくてもカウンターで指をさしてオーダーする事ができるので、皆さんの視覚で『これは美味しそうだ!』と思ったものをチョイスしてください。人数が多い場合はあらかじめ多数の小皿がセットになったメニューなどもあります。大勢で色々なものを食べたい場合などはセットメニューでのオーダーもオススメです。

 

また、お酒が好きな方はサングリアというスペインのお酒があります。サングリアはワインにソーダやオレンジジュース、カットフルーツなどをいれたワインカクテルで主には赤ワインを使用しています。お店によって使用するフルーツや作り方、ワインの種類は異なり、それぞれのお店で自家製サングリアを楽しむのも楽しみの一つです。

バルは一軒だけではなく、数件訪れるのがスペイン風。是非、最初のお店だけでお腹をいっぱいにするのではなく、いろいろなバルを訪れてみてください。

2日目

7:00 朝食

スペインのホステルでは朝食がついている場合もありますが、もしついていないようであれば昨日訪れた市場で2日目と3日目の朝ごはん分の材料を買っておくのも良いかもしれません。

9:00 サグラダ・ファミリア

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ガウディの建造物の中で最も有名なのがこのサグラダ・ファミリアではないでしょうか。そして現在も建設中であり未完成の世界遺産としても知られています。サグラダ・ファミリアは1882年から建設が開始され、2026年に完成すると言われています。

そのため未完成の状態をみれるのは2026年までです。僕は過去3度訪れていますが、一度目は内装がほぼ何もない状態、二度目は外装が出来上がってきている状態、そして三度目では内装がほぼ完成し美しいステンドグラスを見ることができました。

 

メトロのサグラダ・ファミリア駅を下車し、地上へあがるとすぐにサグラダ・ファミリアが視界に入ってきます。サグラダ・ファミリアへの入場にはチケットが必要になります。

入場時間のオススメは団体ツアーでの観光客が比較的少ない午前中。オンラインチケットで時間の指定ができますので午前中の早い時間帯の購入をオススメします。

サグラダ・ファミリアチケット購入ページ(英語)

チケットにはいくつかの種類がありますが、せっかくサグラダ・ファミリアへ訪れるならタワーに登っていただきたいです。料金はあがりますが【SAGRADA FAMILIA AND VISIT TO THE TOWERS】をオススメします。入場後すぐにエレベーターでタワーの上にあがることをオススメします。

タワーの上からはバルセロナの街や海はもちろん、外観からでは見れない細かい装飾などもみれますのでゆっくりと螺旋階段を降りていってください。階段を降りた後、サグラダ・ファミリア内部を楽しんでください。また、地下には資料館もあります。サグラダ・ファミリア建築の歴史などが見れますので是非訪れてみてください。

サグラダ・ファミリアを出た後は道を挟んだ所にある公園からサグラダ・ファミリアの全貌を見ることができるので公園にも訪れてください。

12:00 サン・パウ病院

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サグラダ・ファミリアを訪れた後、ガウディ通りを北の方向へ通り抜けると世界遺産に登録されているサン・パウ病院があります。外観がとても美しい病院ですのでサグラダ・ファミリアへ訪れた後に是非訪れてみてください。

ガウディ通りにはカフェもあるので休憩をしてもいいかもしれません。

13:00 昼食

メトロのサン・パウ病院駅からカタルーニャ駅に移動し、ランプラス通りに並んでいるバルやレストランでの食事がオススメです。このあたりは多くの飲食店がありますので旅の予算に応じて昼食を選ぶことができます。

バルでは昼だけのランチ用メニューがある場合などもありますし、ファーストフード店などに入るのもいいかもしれません。また、宿がこの近くにあるのであれば節約のために昨日おとずれた市場で食材を購入し、スペインの食材を使った昼食を自炊してもいいですね。

スーパーではボトルワインも安ければ3ユーロ程度で購入できるものもありますので、スペイン産のワインを昼から飲むのも旅の楽しみだと思います。

15:00 モンジュイックの丘

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メトロのパラレル駅へ移動し、そこからフニクラーで行けるモンジュイックの丘です。モンジュイックの丘からはバルセロナの街がとても綺麗に見ることができ、公園もありますのでゆっくりと時間を過ごすことができます。

また、モンジュイックの丘にはミロ美術館があります。僕自身はあまり芸術に詳しくはありませんが、ミロ美術館は芸術に興味があるないに関わらず、不思議と笑顔になれる場所だと思いました。モンジュイックの丘からは徒歩で降りることが可能ですので、カタルーニャ美術館前の大階段をくだり大通りに抜けて来ましょう。

19:00 カタルーニャ音楽堂

モンジュイックの丘をおりてくるとメトロのエスパーニャ駅があります。メトロでカタルーニャ駅まで移動し世界遺産のカタルーニャ音楽堂を訪れることができます。カタルーニャ音楽堂の入場はチケットが必要ですのでもし入場されたい場合は事前に購入しておきましょう。

カタルーニャ音楽堂チケット購入ページ(英語)

僕は外観だけで満足だったので入場したことはありませんが、コンサートなどもあるようです。

20:00 夕食

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カタルーニャ音楽堂を見終わった後は徒歩でランプラス通りへ移動して夕飯を食べましょう。スペイン滞在最後の夕食にオススメなのはスペイン名物のパエリアです。

パエリアには《バレンシア風》《シーフード》など様々な種類がありますが、中でも僕が一番オススメするのは《アロス・ネグロ》というイカスミのパエリアです。日本ではあまり食べなれないイカスミ料理ですが、パエリアとイカスミの組み合わせは絶品です。是非ビールやワイン、サングリアと一緒に試していただきたい料理です。

22:00 サグラダ・ファミリアライトアップ

バルセロナ最後の夜です。せっかくですのでお昼に訪れたサグラダ・ファミリアのライトアップを見に行きましょう。決して派手なライトアップではありませんが、昼間の姿とはまた違った暗闇に浮かぶ巨大なサグラダ・ファミリアはとても幻想的です。時期によってライトアップの時間帯が異なりますので、事前に確認をしておきましょう。

サグラダ・ファミリアライトアップ時間

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3日目

7:00 朝食

出発までに宿をチェックアウトし荷物だけ預かってもらいましょう。

9:00 カサ・ミラ

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バルセロナで有名なガウディ建築最後の一つがカサ・ミラ。カサ・バトリョと同じく、グラシア通りにあり、一番近い駅はメトロのディアゴナル駅になります。

カサ・バトリョやカタルーニャ広場からも徒歩で行けますので時間に余裕があればバルセロナの街を歩いてみましょう。こちらも事前にチケット購入が可能ですので、あらかじめ購入しておくのをオススメします。

カサ・ミラチケット購入ページ(英語)

【LA PEDRERA BY DAY】というチケットが通常の入場チケットになります。他のチケットはガイド付きのもの、優先入場が可能なものです。ガイドはオーディオガイド(日本語)がありますし、ガウディの建造物の中では比較的混まない事が多いので通常のチケットで大丈夫だと思います。

12:00 お土産購入

グラシア通りやランプラス通りを歩いているとたくさんのスーパーやお土産屋さんを見かけます。スペインの思い出にお土産を買ってみてはいかがでしょうか。

14:00 空港へ

空港からの移動で、バスの往復チケットを購入している場合はそのチケットを利用して空港まで行きましょう。

旅の予算(目安)

スペインは西欧の中では、それほど物価が高くない国ですが、バルセロナはスペイン観光のメインの場所です。それ故、物価も他の西欧の国々と比較し若干安い程度になります。ですが、せっかくバルセロナを訪れるのでガウディの建築群は是非入場していただきたいと思います。

それぞれの入場料は20ユーロ前後。1日の食費が三食で15ユーロ程度。経済的なドミトリーに泊まれば一泊13ユーロ〜15ユーロ。交通費は主にメトロを利用するのでTMBの10回券(一枚ずつ買うよりお得なチケットです)を購入すれば一回の料金が1ユーロ程度ですので1日5回利用したとして5ユーロ(3日目は徒歩で周れるので不要)。

概算ではありますが、初日が約80ユーロ。二日目が約60ユーロ。三日目が約20ユーロ(お土産は計算していません)合計160ユーロ程の出費になるかと思います。

バルセロナを100%満喫しよう!

バルセロナは魅力溢れる街です。今回の滞在期間は2泊3日と非常に短かった為、ガウディの建築群とスペイン料理をメインにしてシュミレーションしました。

もう1日増やせばモンセラート修道院(黒いマリア像やエスコラニア少年合唱団が有名です)やフィゲラスにあるダリ美術館(スペイン出身の画家サルバドール・ダリの非常に個性的な作品が多数あります)へ日帰り旅行も可能です。

ベストシーズンは日が長い夏ですが、その他のシーズンでも楽しめるバルセロナを次の旅行先にしてみてはいかがでしょうか。

 

自身でツアー日程を考えるのも楽しいですが、ガイド付きツアーで簡単に周る方法もあります。おすすめのツアーは以下をご覧ください。

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