【永久保存版】これで完璧!スペインの世界遺産45ヶ所全まとめ
【永久保存版】これで完璧!イタリアの世界遺産48個を全部まとめてみた!(写真125枚)の反響が大きく、「スペインもやってほしい!」という要望をTwitterで頂いたので、世界遺産まとめシリーズ第2弾として世界遺産保有数世界第3位のスペインをまとめました!
この記事を見て行く場所を決めていただけると嬉しいです!1位のイタリアの49ヶ所と変わらない記事のボリュームなので、お気に入りなどをして、時間のあるときにゆっくり見てくださいね!
アントニ・ガウディの作品群
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曲線を積極的に取り入れて独自の芸術スタイルを気づいたガウディにより設計された、バルセロナにある7つの建築物が「アントニ・ガウディの作品群」として世界遺産登録されています。
代表されるサグラダ・ファミリアは未完成で現在に渡り建設中であり、その他にはグエル公園、グエル邸、カサ・ミラ、カサ・ヴィセンス、カサ・バトリョ、コロニア・グエル教会があります。
グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン地区
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イスラム建築の最高傑作とされるアルハンブラ宮殿、王族の離宮ヘネラリーフェ、そしてグラナダ市内で最も古い地区とされるアルバイシン地区はまとめて世界遺産登録されました。
中でも有名な高台に建つアルハンブラ宮殿内部には、大変美しい装飾が施され、庭園には花と緑が溢れています。白壁と花で飾られた入り組んだ道が続くアルバイシン地区も見落とせません。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)
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旧市街にあるスペイン広場に面した美しいロマネスク様式の大聖堂は、エルサレム、バチカンと並ぶカトリックの三大巡礼地の一つです。
イエス・キリストの12人の使徒の一人で最初の殉教者とされている聖ヤコブの遺体が9世紀にこの地で見つかり、それよりイスラム勢力と戦うキリスト教勢力を守護するシンボルとなりました。
セゴビア旧市街とローマ水道橋
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セゴビア旧市街には、古代ローマ時代から中世までの歴史的建造物が多数残されています。その街を両断するように建設されているローマ水道橋をはじめ、貴婦人とも呼ばれるセゴビア大聖堂、またディズニー映画「白雪姫」の舞台となったといわれるアルカサルなど観光名所が集中しています。
郊外にはのどかな景色が広がり、多くの魅力を持ち合わせていることから世界中の観光客が魅了されています。
セビーリャの大聖堂、アルカサルとインディアス古文書館
セビリアには、11世紀に数多くのイスラム様式の建築物が建てられました。当時はキリスト教とユダヤ教が共存しており、中心に聳え立つセビリア大聖堂には巨大なモスクがあったと言われています。
マリア信仰の中心地でもあったため、大聖堂の中には世界最大と言われる黄金の祭壇衝立中央に聖母マリアが鎮座していることでも有名です。アルカサル・インディアス古文書間と一緒に世界遺産に登録されています。
古都トレド
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タホ川に囲まれた岩山の上に立つ天然の要塞都市トレドは、二千年以上の歴史を持つ古都です。16世紀半ばまではスペインの首都として栄え、中心にあるトレド大聖堂は現在もスペイン・カトリックの大本山であり宗教的中心地とされています。
8世紀から370年間イスラム教徒の支配下にあった歴史も持つトレドは、異なる文化が融合したユニークな景色を魅せてくれます。
コルドバ歴史地区
「西方の宝石」という別名も持つ美しい都コルドバは、8世紀以降のイスラム教徒ムーア人が支配していた際に発展し、栄えました。
石畳の道が入り組み合っている旧市街はまるで迷路のようで、その中には白壁に囲まれたパティオと呼ばれる中庭などのイスラム様式の建築物が今も残っています。さらにローマ橋などの建築物やユダヤ人町もあり、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が見事に調和している街です。
ピレネー山脈-ペルデュ山(スペイン側)
フランスとスペインの国境にまたがるピレネー山脈の中央に聳え立つペルデュ山は、フランスとの共同登録世界自然遺産となっています。
ピレネー山脈の山々の中では三番目に高い山で、標高は3352m。「孤高の山」を意味する名を持つ石灰質の山です。スペイン側の南斜面には、ヨーロッパで最も広大で険しい二つの渓谷があります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
スペインにあるキリスト教カトリックの聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街への巡礼路です。フランスから続く巡礼路は、スペインに入ると「アラゴンの道」や「ナバラの道」と名づけられた主要な巡礼路へ続きます。
1000年以上も続く巡礼路の歴史は今も続き、多くの信者がフランスからピレネー山脈を越えて歩いています。1993年に世界遺産に登録されました。
サラマンカ旧市街
古都サラマンカは、建築傑作の宝庫です。旧市街にはイスラム様式をはじめ、バロック様式、ロマネスク様式、ゴシック様式など様々な様式の建築物が交じり合って並び、サラマンカ独特の街並みを作り上げています。
13世紀にはスペイン最古の大学であるサラマンカ大学が建てられ、それ以降芸術と学問の街として知られるようになりました。
歴史的城壁都市クエンカ
「魔法にかけられた町」という別名を持つクエンカは、断崖絶壁に建てられた要塞都市です。少し離れて街を見渡すと、建築物が宙に浮いてるように見える錯覚を起こさせることからこの名がつきました。
1177年よりカスティーリャ王国の主要都市の一つとなり、織物工業によって16世紀まで栄え、それに伴い行われた開拓によりでき上がった景観が現在に残る奇観です。
ビスカヤ橋
バスク地方に流れるイバイザバル川には不思議な形の橋がかかっています。ビスカヤ橋と名づけられたこの橋は、19世紀末に大型船が通れるように建設されたものです。
古くから鉄鉱石の産地であったこの一帯には鉄工所が並んでいます。船が行き来できるようにアルベルト・パラシオによって設計され、世界初のゴンドラ式の橋が完成しました。
マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡
日本のハウステンボスを思わせる宮殿のようなたたずまいを持つエル・エスコリアル修道院は21年もの期間をかけて建設されました。広大な敷地内に巨大な建物、そして壮麗なデザイン。
当時の建築技術の最高傑作ともいえ、近づきすぎると全貌を確認することができないほど巨大な建物です。この修道院の周辺には緑豊かな遺跡もあり、世界中から観光客が訪れています。
アビラの旧市街と塁壁の外の教会群
アビラは、イスラム教とキリスト教の対立による戦乱が多発していた11世紀頃に築かれました。高さは12m、全長2.5kmに及ぶ城壁に囲まれた旧市街には、聖女テレーサゆかりのサン・ホセ修道院やサン・ビセンテ聖堂などがあります。
サンタ・テレサ広場にはカフェやレストランなどが軒を連ね、アビラを楽しむ観光客で賑わっています。
バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院
地元バルセロナではガウディ以上に有名であった建築家ドメネクにより、1902年にサン・パウ病院が、1905年にカタルーニャ音楽堂の建設が始められました。
サン・パウ病院は映画「それでも恋するバルセロナ」の舞台にもなっており、音楽堂はモデルニスモ建築で造られ内部はため息が出るほどに美しい装飾が施されています。
バレンシアのラ・ロンハ・デ・ラ・セダ
スペイン語で「絹の商品取引所」を意味するラ・ロンハ・デ・ラ・セダは、1482年から1533年にかけて建てられた貿易会館でゴシック後期のフランボワイヤン様式の傑作とされています。
15世紀から16世紀にかけて絹取引を中心とした地中海貿易で栄えたバレンシアの中心地となってきました。1996年に世界文化遺産に登録されました。
ドニャーナ国立公園
約10万平方キロメートルにも及ぶ広大な敷地面積を誇る、ヨーロッパ最大の自然公園です。半分以上が人の立ち入りが禁止されたエリアで、手付かずの自然が残っています。
観光客は船か専用車での観察ツアーに参加して、ガイド付きで公園内を散策することができます。運が良ければフラミンゴやシカなどの野生動物に遭遇することもできるでしょう。
サン・ミジャン・ユソとサン・ミジャン・スソの修道院群
スペイン語を話す人は全世界で約4億2千万人いると言われていますが、その原点である土地がサン・ミジャン・ユソです。
ここは世界最古のスペイン語がかかれたとされる場所として世界遺産に登録されました。修道院には、最古のスペイン語についての文献や資料が保管されており、スペイン画家ムリーリョの宗教画などがあります。
タラゴーナの遺跡群
紀元前218年に古代ローマ帝国に占領されて以降、タラコと呼ばれて貿易の拠点となり、イベリア半島では最大、またローマ帝国では第二の都市として栄えました。
当時の遺跡として凱旋門をはじめ1世紀に建造された円形闘技場や城壁、ラス・ファレラス水道橋などが残っています。2000年に世界文化遺産に登録されました。
アランフェスの文化的景観
スペイン王室の離宮と庭園があるアランフェスは、街並みを含めた一帯全てが2001年に世界文化遺産に登録されました。
1561年にフェリペ二世によって建設が命じられたものの、離宮の建設に着工したのは17世紀半ばになってからのことで、完成は18世紀後半でした。離宮は王宮公園、島の庭園、王子の庭園と名づけられた三つの庭園に囲まれています。
トラムンタナ山脈の文化的景観
トラムンタナ山脈は、年間300日以上晴天という「地中海の楽園」の別名をもったマヨルカ島の3分の1の面積を占めている山脈です。
元々切り立った岩山だったた所に、農民たちが棚田を築き上げ、水を行き渡らせるために用水路を建築し、現在は様々な種類の農作物が収穫されています。農民たちが知恵を絞って作り上げたこの景観が評価され、2011年に世界遺産に登録されました。
カーセレスの旧市街
かつては荒れ果てた大地で、スペインで最も貧しい地方であったエクストレマドゥーラ州にあるカセレスは、新大陸との交易によって持ち込まれた金銀を運ぶ「銀の道」の中継点として栄えてきました。
新大陸に渡った人々の多くはカセレスの出身者だったため、故郷に戻ってきた人々が金銀を財源として豪邸を築き、その景観が今に残っています。
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院
14世紀に聖ルカが彫ったと言われる伝説の聖母像が発見されたのが、スペイン西部の山間部に位置するグアダルーペでした。
全スペインの守護聖母とされるこの像を祀るため、国王が建てたのがサンタマリア・デ・グアダルーペ王立修道院です。壮麗なゴシック様式で建築された修道院は「スペインのバチカン」と呼ばれ、今も多くの巡礼者が訪れています。
ラス・メドゥラス
約2000年前に、ローマ帝国の人々による砂金発掘によって造られた、なだらかな地形の中で一部だけ赤茶色の土がむき出しになっている異様な奇岩群。
ローマ帝国の財源となっていた金を掘り出すために、大量の水の力で山を破壊して中の砂金を掘り出していました。巨大な奇岩を生み出すほどの彼らの知恵を使った採掘方法が注目され、1997年より世界遺産に登録されています。
イビサ、生物多様性と文化
イビサ島の美しい海には250種類を越える生物が生息し、ビーチの美しさから世界中からの観光客を集めていますが、それと共に、はるか3000年前の古代文明の遺跡が残る島でもあります。
フェニキア人によって地中海貿易の拠点となったイビサ島。ここでの貿易をスムーズにするために生まれたのが現在でも必要不可欠であるアルファベットです。
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群
銀の産地として知られるようになってから多くの人々が移り住み、栄えるようになったバル・デ・ボイには多数のロマネスク様式教会群があります。
その中の9つが2000年に世界文化遺産として登録されました。サンタ・マリア聖堂のみが無料で中を見ることができます。宿泊施設もあるため、世界中からたくさんの観光客が集まっています。
テイデ国立公園
大西洋に浮かぶカナリア諸島のうちのひとつ、テネリフェ島には太平洋で最も高い標高3718mのテイデ山が聳えたっています。
休火山であるテイデ山を中心とした国立公園は18900ヘクタールという広大な敷地面積を持ち、「テイデエニシダ」を代表とする珍しい固有植物がたくさん育っています。2007年に世界自然遺産に登録されました。
ポブレー修道院
12世紀半ば、それまで支配を受けていたイスラム勢力との戦いに勝利した記念にポブレー修道院は建設されました。
建設後はフランスのシトー会の修道士達が管理をしており、14世紀には200人にもなりましたが現在も30人ほどの修道士達が暮らしています。修道院の聖堂は14世紀にアラゴン国王の墓と定められ、8人の王と6人の妃が眠っています。
イベリア半島の地中海入り江のロック・アート
レバント地方には、紀元前8千年から3千年頃の間に描かれたものとされる先史時代の壁画が残されており、地中海を中心におよそ800箇所も発見されました。
ほとんどが岩壁に描かれており、狩猟や蜜の採取などの人間の生活の様子、動物や昆虫などが、黒・赤・黄色などの色で描かれています。先史時代の生活を紐解く貴重な遺跡として、世界文化遺産に登録されました。
エルチェの椰子園
8世紀に、イベリア半島を支配していたイスラム教徒により、不毛な土地はナツメヤシで囲まれた農地に生まれ変わり、中ではザクロ、オリーブ、レモンなどが栽培されていました。
12世紀以降、キリスト教徒の支配となってからもこのヤシ園は守られ、ヨーロッパで最大規模のヤシ園となりました。二つの宗教が刻んできた歴史を残すエルチェのヤシ園は2000年、世界遺産に登録されました。
ウベダとバエーサのルネサンス様式の記念碑的建造物群
イスラム教徒に支配されていたイベリア半島をキリスト教徒が奪回しようとしたレコンキスタ時代、この土地では激しい戦乱が繰り広げられました。
16世紀に入ると織物生産で栄え、貴族たちが聖堂や宮殿、広場などを建築させ、17世紀には急速に衰えたことから、当時のルネサンス様式の建造物群がそのまま今に残っています。
ヘラクレスの塔
ア・コルーニャの町に約2000年もの間立ち続ける、現存する世界最古の灯台があります。太平洋を渡る船を今も照らし続けるヘラクレスの塔は、ローマ人による高い建築技術が見てとることができます。
全てが石造りの塔は切り出した石が組み合わされ、その重さで構造が安定しています。今では町のシンボルとなっているこの塔は、2009年に世界文化遺産に登録されました。
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグナ
15世紀末、スペインに初めて築かれた植民地です。大西洋に浮かぶカナリア諸島のうちの一つ、テネリフェ島にある通称ラ・ラグーナと呼ばれる都市。
先住民グアンチェ族と襲来したスペイン人が共存して作り上げた町には、スペインのコロニアル様式の建築物が並び、共に集うことのできる大聖堂などを建築しました。今に残るその町並みは、1999年より世界遺産として登録されています。
アタプエルカの古代遺跡
アタプエルカ山脈の洞窟の中にある遺跡です。ヨーロッパ大陸では最古であり約30万年前の人類と推定されるプレ・ネアンデルタール人の人類化石が20体分以上発見されました。
自然の洞窟が多数あるこの山脈は、人類が住みつくのに絶好のロケーションだったとされています。2000年に世界遺産に指定され、今でも毎年発掘調査が行われています。
ブルゴス大聖堂
スペイン北部に位置する町ブルゴスには、スペインのゴシック建築の傑作と言われるブルゴス大聖堂があります。13世紀に司教座が置かれていたブルゴスの当時の司教マウリーシオの提案により建てられ始めた大聖堂は、14世紀に基本部分が完成し、2世紀もの間をかけて増築されました。
23もある内部の礼拝堂のうち、最も美しいと言われる「元帥の礼拝堂」は必見です。
オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群
スペイン内戦とアストゥリアス革命によってオビエドにあったほとんどの建造物は破壊されてしまいましたが、内戦後に再建された大聖堂などが今に残っています。
9世紀に建設されたサンタ・クリスティーナ・デ・レーナ聖堂はアストゥリアス王国を代表する建築物で、ビザンチン様式の内部装飾とプレ・ロマネスク様式の外観を持ち合わせています。
ガラホナイ国立公園
大西洋に浮かぶカナリア諸島の一つ、ラ・ゴメラ諸島にあるガラホナイ国立公園。標高1000m以上に広がる国立公園は切り立った断崖に囲まれており、四季の変化が少ない温暖な気候、そしてたちこめる霧が特徴です。
この環境がヴィニャティゴを代表とする多くの固有植物を生み出しています。1986年に世界自然遺産に登録されました。
メリダの遺跡群
紀元前25年にローマ皇帝アウグストゥスによって築かれた殖民都市に始まり、ヒスパニアの重要都市として繁栄しましたが8世紀のイスラム教徒の信仰により衰退しました。
その後、新しい建物が建てられなかったためにローマ帝国時代の建築物が今に残る遺跡となっています。凱旋門をはじめ、円形闘技場やローマ橋などが残っています。
アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区
ドン・キ・ホーテの著者であるミゲル・デ・セルバンテスの出身地としても有名なアルカラ・デ・エレナスは、最初から大学都市として設計され、今も多くの学生が住んでいます。
最初に作られた大学はマドリードに移転しましたが、その後建設されたアルカラ大学は現在の町のシンボルにもなっています。1998年に世界文化遺産として登録されました。
ルーゴのローマの城壁群
ルーゴは2世紀以降、ローマ帝国の軍事拠点として発展し、263年から276年の間に城壁が建設されました。旧市街の周りを取り囲んでいる城壁の長さは2117mあり、46もの塔が併設されています。
西ヨーロッパにあるローマ時代の城壁の中では最も保存状態が良いとされています。1129年にロマネスク様式の大聖堂が建設され、中世後期にはキリスト教の巡礼地の一つとなりました。
アルタミラ洞窟と北スペインの旧石器時代の洞窟壁画
アルタミラ洞窟を代表とする、エル=カスリチョ洞窟などスペイン北部にある洞窟がまとめて世界遺産に登録されています。
これら全ての洞窟からは、およそ紀元前2万年から紀元前1万3500年に描かれたとされる旧石器時代からの太古の壁画が発見されました。とりわけ、アルタミラ洞窟の壁画がある大広間と呼ばれる支洞は宗教的な儀式が行われた場所とされています。
アラゴン州のムデハル様式建造物
アラゴン州にある計10つのキリスト教建築とイスラム建築との折衷建築様式の建築物は、ムデハル様式の建築物として世界遺産に登録されました。
元々イスラム教徒の土地であったアラゴン州でしたが、レコンキスタによってキリスト教徒の支配に切り替わったためです。レンガとタイルを使って幾何学模様の装飾がなされている独特の建築様式は大変美しく、高度な建築技術が高く評価されています。
アルマデンとイドリア-水銀鉱山の遺産
スペインにアルマデン鉱山は古代からの水銀鉱山だったということから、スロベニアにあるイドリヤ鉱山は世界で初めて水銀が発見されたということから、これら二つの鉱山は2012年、共同登録の世界遺産として登録されました。
アルマデン鉱山には鉱山の歴史に関わる建築物が残り、イドリヤ鉱山には水銀貯蔵庫などが現存しています。
アンテケーラのドルメン遺跡
アンテケーラには先史時代の遺跡が多く残されており、状態が良いとのこと。ドルメンとは、支石墓のことを指します。
メンガ支石墓、ビエラ支石墓、エル・ロメラルの円形墳墓や、ペニャ・デ・ロス・エナモラードスとエル・トルカで構成されています。
まとめ
おつかれさまでした!たくさんの世界遺産がありましたが、行きたいと思った場所はありましたでしょうか。それでは、次の記事でお会いしましょう!