旧ソ連諸国で使える便利なロシア語フレーズ20選
今回は旅行で使えるロシア語のフレーズを紹介します。ロシア語はロシア以外でも使える国連公用語のひとつ。ソビエト連邦から独立した国々では今でもロシア語が通じます。
ぜひ、この記事を参考にしてロシア語の魅力に触れてみましょう。
1.Здравствуйте(ズドラーストヴィチェ)
まずは「こんにちは」から。ロシア語で「こんにちは」はズドラーストヴィチェと言います。この表現は1日を通して使えます。
ただし、カタカナでは正確に言い表せないのも事実。正確な発音を知りたい方はYOUTUBEをチェックしましょう。
2.Добрый день(ドーブリー ジェーニ)
「ズドラーストヴィチェなんて言えるかい!」という方は、同じ「こんにちは」の「ドーブリー・ジェー二」がおすすめ。ただし、こちらは昼間のみの表現です。
3.Доброе утро(ドーブラエ ウートラ)
こちらは「おはよう」という意味です。ちなみに「ドーブリー」や「ドーブラエ」は英語でいうと「Good」に近いです。したがって、「ドーブリー!」で挨拶するロシア人も多いように感じます。
4.Добрый вечер(ドーブリー・ヴェーチェル)
「こんばんは」はこちらの表現です。「おはよう」と「こんにちは」とよく似ていますが、3つともセットにして覚えるといいでしょう。なお、ロシア語の「в」は英語の「V」と同じ発音をします。
5.Привет(プリヴェート)
友達など親しい関係になったら、カジュアルな「こんにちは」を意味するプリヴェートを使いましょう。
6.До свидания(ダ スヴィダーニャ)
また、言いにくい表現ですね。こちらは「さようなら」を意味します。少し難しいですが、うまく言えると美しい音になります。
7.Пока(パカー)
「さようなら」のカジュアルバージョンがパカーです。よく「パカパカー」という使われた方もしますね。さて、お気づきかもしれませんが、ロシア語アルファベットの「П」は英語の「P」とよく似ています。
8.Спокойной ночи(スパイコイナイ ノーチ)
また舌が絡まりそうな表現が出てきました。こちらは「おやすみ」を意味します。実際に現地の人が話すのを聞くと「ノーチ」の部分は弱いですね。
9.Спасибо(スパスィーバ)
「ありがとう」は元気よく「スパスィーバ」です。昔の本ではたまに「スパスィーボ」と書いてありますが、それは間違いです。ロシア語ではアクセントではない「о」は「アー」と発音します。
10. Пожалуйста(パジャールスタ)
「どういたしまして」はパジャールスタです。このパジャールスタはとてもおもしろい表現で、英語の「Please」のような表現も担います。
たとえば「水をください」は「вода пожалуйста」(ヴァダー パジャールスタ)になります。
11. Меня зовут ~(ミニャ ザヴート~)
ロシア語で軽い自己紹介をしたい場合。まずは、こちらの表現、「私の名前は~」を覚えましょう。「~」の部分に自分の名前をそのまま入れるだけでOKです。
12. Я из Японии(ヤー イズ イポーニイ)
「日本から来ました」という時はこちらの表現を使います。なお、ロシア語で「日本」は「Япония イポーニャ」といいます。「あれっ、Японииと違う」と気づいたあなたは偉い!
ロシア語は名詞の語末が役割によって変化するのが特徴です。
13. Как дела?(カーク ジェラー)
英語でいう「How are you?」にあたります。ここで疑問文が登場しました。ロシア語の場合、疑問文は語末を上げることはせず、アクセントを強く読む傾向があります。
この表現の場合「カーク」の「ー」を少し長く、強めに言いましょう。
14.Хорошо, спасибо, а вы?(ハラショー スパスィーバ ア ヴィ?)
相手から「気分はどう」と言われたとします。気分がよければ、このように答えましょう。「ハラショー」はロシア語ではおなじみの表現。英語で言う「Good」に近い感覚です。
最後に「あなたは?」を付け加えています。
15.Неплохо(ネプローハ)
「まあまあ」「ぼちぼち」の場合はこちらの表現がおすすめ。「Не」は「No」、「плохо」は「Worse」。直訳すると「悪くはない」となります。
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16.Да(ダー)
「はい」はロシア語で「ダー」と言います。なお、スラブ圏のクロアチアやセルビアでも「はい」は「ダー」ですね。
17.Нет(ニィエト)
旧ソ連諸国、特にロシアを旅するとこちらの表現をよく耳にするかもしれません。「ニィエト」は「No」ですね。
18. ресторан(レスタラーン)
ここからは旅行で必ず役に立つ単語を紹介します。英語読みすると「ペクトパン」になるでしょうか。こちらは「レストラン」です。ロシア語の「р」は英語の「r」に巻き舌が加わるような感じです。
19.касса(カッサ)
これは旅行必須単語!特にバスやトロリーバスに乗る際はこの文字列に注目しましょう。カッサはレジや切符売り場を意味します。主要なバス停の近くには「カッサ」があり、そこで切符が販売されています。
20.вокзал(バグザール)
こちらは「ターミナル駅」を意味する単語「バグザール」。多くの場合「バグザール」だけで通じます。
ただし、モスクワやサンクトペテルブルクのように街の中に複数の「バグザール」がある場合は駅名を付け加えることを忘れずに!
まとめ
まずはロシア語の文字(キリール文字)から覚えてみましょう。キリール文字が読めると、旧ソ連諸国、スラブ圏の旅がより一層楽しいものになること、間違いなしです!