ロシアは意外にもインスタ映えする国!フォトジェニックなスポットはここ
ロシアがインスタ映えする国、と聞いたら意外に思われるかもしれません。確かにインスタ映えするスポットはそれほど多くありませんが、実際に存在します。
もしかすると、この記事を通じてロシアに対する見方が変わるかも。さっそく、見ていくことにしましょう。
モスクワ・グム百貨店はインスタ百貨店?
Photo by Nitta Hiroshi
最初に紹介したいのは、モスクワにあるグム百貨店です。グム百貨店はクレムリンや赤の広場の近くにあり、モスクワを訪れたほとんどの旅人が見ていると思います。
百貨店の外装は地味ですが、中はインスタ映えしまくりのキラキラ空間。正直、日本の百貨店よりも楽しいです。
Photo by Nitta Hiroshi
さっそく、中に入ってみましょう。まず階段を上がるわけですが、まるで宮殿のよう。照明も工夫されており、この時点で美しい写真が簡単に撮れます。
Photo by Nitta Hiroshi
中は日本の百貨店にはない独特の構造。キラキラしているわりに、デザインが統一されているため、センスの良さを感じます。ソ連時代はお店に行っても物がなかったらしいですが、今は商品であふれ返っています。
Photo by Nitta Hiroshi
私がグム百貨店を訪れたのは12月はじめのこと。クリスマスのような飾り付けですが、実はこれらの装飾は正月向けです。ロシアのクリスマスは1月7日になります。ちなみに、写真にあるメッセージはロシア語で「新年おめでとう」と書かれています。
Photo by Nitta Hiroshi
今度は上を向いてみましょう。ロシアらしさを感じる独特の装飾と西欧ブランドの広告との組み合わせがたまりません。モスクワではヨーロッパ・ブランドはもちろんのこと、日本の化粧品も人気があるようですよ。
Photo by Nitta Hiroshi
ショーウインドーにあったマネキンはインパクト抜群でした。料理から想像するに中央アジア周辺だと思います。マネキン女性の目線がやたらとキツく見えるのは私だけでしょうか。
Photo by Nitta Hiroshi
キリール文字(ロシア文字)にも注目したいところ。こちらはヨーロッパ・ブランドのお店ですが、キリール文字が見事にデザインに生かされていますね。このように、グム百貨店ではウィンドウショッピングだけでも十分に楽しめます。
また、百貨店内での写真撮影も大丈夫でした。私が訪れたときは中で結婚式の前撮りをしているカップルを見かけました。
地下鉄もインスタ映え!モスクワ地下鉄
Photo by Nitta Hiroshi
次に紹介するのはモスクワ地下鉄です。ソ連時代や1990年代にロシアを訪れたことのある旅人は「地下鉄での撮影は禁止なのでは……」と思うかもしれません。
今ではロシアでも自由に地下鉄の撮影ができます。「禁止」どころか、ホームには撮影スポットを記したステッカーまであります。
Photo by Nitta Hiroshi
最初に紹介するのは地下鉄5号線のコムソモーリスカヤ駅です。見てください、この装飾!この迫力! とても地下鉄のホームとは思えません。まるで、どこかの地下宮殿のよう。コムソモーリスカヤ駅の周りにはロシア国鉄のターミナル駅があります。
要するに、コムソモーリスカヤ駅はモスクワの玄関口。したがって、これだけ豪華な装飾になっています。
Photo by Nitta Hiroshi
ホームの奥にはソ連の創始者であるレーニンの彫像とソビエト連邦の紋章がありました。モスクワ地下鉄が開業したのはソ連時代のこと。地下鉄は社会主義のショーウインドーとして機能していました。
Photo by Nitta Hiroshi
次は打って変わってシンプルな駅、マヤコフスカヤ駅を紹介しましょう。温かな照明と銀色の柱との組み合わせが特徴です。
なお、同駅の周辺にはモスクワ地下鉄公式ショップやシベリア産の化粧品専門店があります。少しユニークなお土産を購入したい場合はマヤコフスカヤ駅に寄ってみましょう。
Photo by Nitta Hiroshi
モスクワには彫像だらけの駅もあります。それが、こちらの革命広場駅(プローシャチ・レヴォリューツィ駅)です。あまりにも多くの彫像があるため、まるで美術館のようですね。
Photo by Nitta Hiroshi
金色になっているところに触ると、幸福になるorお金がたくさん入る、とか。ただ、あまり手でスリスリすると彫像が痛むため、タッチでとどめておきましょう。
Photo by Nitta Hiroshi
先ほど紹介したとおり、モスクワの地下鉄はソ連時代につくられたので、ど派手な装飾やモザイク画が目立ちます。その中で例外的な駅がノヴォスロボーツカヤ駅です。
この駅はステンドグラスが多く、正教というよりはカトリック教会のような雰囲気。それにしても、よくこれだけ美しく保存できますね。
Photo by Nitta Hiroshi
なお、モスクワの美しい地下鉄駅を効率的に回りたいなら、90分間の「地下鉄ツアー」に参加することをおすすめします。わかりやすい英語なのでご安心ください。
また、朝夕時間帯はホームがとても混雑します。個人で撮影する際には午前10時~午後3時頃に訪れることをおすすめします。なお、夜間の撮影は治安面を考えるとおすすめできません。
ウラジオストクにもインスタ映えスポットはあった!
Photo by Nitta Hiroshi
「モスクワは遠い」という旅人におすすめしたいのが極東にあるウラジオストクです。東京からウラジオストクへは飛行機で2時間30分~3時間!まさしく、日本から気軽に訪れることができるロシアです。
Photo by Nitta Hiroshi
ウラジオストクにあるインスタ映えスポットが街の中心部にあるグム百貨店の裏側。ここにはおしゃれなカフェや雑貨店が軒を連ねており、ちょっとした町になっています。看板もどこかインスタ映えを意識していますね。
Photo by Nitta Hiroshi
さっそく、おしゃれカフェ「カフェイン」に入ってみました。店内はこのように落ち着いた雰囲気になっており、ウラジオストク観光で一息つくには最適なスポットです。
Photo by Nitta Hiroshi
気のせいでしょうか、ケーキやお菓子もインスタ映えを意識しているような気がします。ここまで、おしゃれなお菓子はモスクワやサンクトペテルブルクでも見かけないような気がします。
ただ、自然光があまり入らないので撮影するには少しだけ苦労するかも。もちろん、飲み物やお菓子の味は上品で、とてもおいしかったですよ。
・名称:カフェイン(Кафеин)
・住所:Svetlanskaya St, 33, Vladivostok, Primorskiy kray, ロシア
・アクセス:ウラジオストク駅から徒歩20分ほど
・営業時間:8:30~23:00(月曜日~金曜日)、10:00~23:00(土曜日、日曜日)
・電話番号:+7 908 999-29-55
・公式サイト(インスタグラム)URL:https://www.instagram.com/koffein_vl
Photo by Nitta Hiroshi
雑貨店に行くなら同じエリアにあるビューロナホーダクがおすすめ。キリール文字をメインとしたおしゃれ雑貨が並んでいます。また、この雑貨店は写真撮影もOKでした。女性スタッフもとてもやさしかったです。
ところで、この雑貨店にはカラーコーヒーが飲めます。私はカフェインで少し食べ過ぎたので、カラーコーヒーまでチェックできませんでした……。
・名称:ビューロナホーダク(бюро находок)
・住所: Svetlanskaya St, 31/2, Vladivostok, Primorskiy kray, ロシア
・アクセス:ウラジオストク駅から徒歩20分ほど
・営業時間:10:00~20:00
・定休日:なし
・電話番号: +7 914 791-46-91
・公式サイトURL:https://www.buro-nahodok.ru
Photo by:Nitta Hiroshi
ちょっと例外編でウラジオストク駅近くにあるウクライナ料理店「チョーチャ ソーニャ」を紹介しましょう。ここではウクライナ発祥の伝統料理、ボルシチが楽しめます。見てください、この美しきボルシチを!
このレストランは自然光がたっぷりと入るので、このような写真が簡単に撮れます。個人的にロシアをはじめとする東スラヴ圏の料理はインスタ映えしやすいと思います。
・名称:チョーチャ ソーニャ(Тётя соня)
・住所:Владивосток,Посьетская, 23
・アクセス:ウラジオストク駅から徒歩5分ほど
・営業時間:11:00~24:00(金曜日、土曜日は25:00まで)
・定休日:なし
・電話番号:+7 423 266-66-52
一応、写真撮影NGな場所もあります……
Photo by Nitta Hiroshi
ソ連時代と異なり、基本的にロシアでは自由に写真撮影が楽しめます。ただし、写真撮影NGな場所もあります。その代表例が空港の滑走路です。2年前、私はハバロフスク空港の滑走路で飛行機を撮影しようとしたところ、係員にこっぴどく叱られました。
ただ、今年、多くの旅人がウラジオストク空港の滑走路で撮影していましたが、何もお咎めはありませんでした。このあたりは現場の判断にもよるのかもしれません。
また、政府機関・軍事機関の撮影は基本的にNGだと思ってください。どうぞ、ロシアでの旅行で楽しく自由に撮影してくださいね。