皆さんは世界で一番大きな国、ロシアの首都・モスクワをご存知でしょうか?知ってはいるけど、実際に行ったことはないという方も多いのではないでしょうか。

ロシアの首都モスクワには歴史的建造物や豊かな自然が多く、魅力的なスポットが多数存在します。また日本からモスクワまでは直行便が出ており、アクセスがしやすいもの魅力です。

今回はそんなモスクワに旅行に行った際に、必ず訪れたい観光スポット19ヶ所を厳選してご紹介します。

*編集部追記
2016年9月の記事に追記しました。(2017/07/27)
2017年7月更新の記事に追記しました。(2019/02/28)

 

モスクワを訪れた感想

photo by abe saxophone

私は2017年3月にモスクワを訪れました。今まで噂で聞いていた「おそロシア」なんて微塵も感じないほど、活気と人々の温かさに溢れた街でした。グム百貨店でお買い物もできますが、お土産の購入には「ヴェルニサージュ市場」がおすすめ。

中心部のお土産やさんよりも、安くマトリョーシカなどを買うことができます。お店のおじちゃんによると、水曜日がBusiness day(仕入れの日)とのこと。午後には閉めるお店も出てくるので、午前中から行くと良いかもしれません。

 

赤の広場

いつも観光客が大賑わい!モスクワを代表する観光スポット「赤の広場」には、クロフスキー聖堂やグム百貨店など観光の目玉となる建造物が立ち並んでいます。

「赤の広場」の「赤い」というのはロシア語訳で、古代スラブ語では「美しい」という意味だそう。本来の名前は「美しい広場」であったといわれています。その名の通りとてもきれいな広場です。

■詳細情報
・名称:赤の広場
・住所:Krasnaya ploshchad, Moscow
・アクセス:1番線「Охотный ряд」駅から、徒歩約3分 / 2番線「Театра́льная」駅から、徒歩約5分 / 3番線「Пло́щадь Револю́ции」駅から、徒歩約2分
・マップ: ・営業時間:常時見学可能
・公式サイトURL:https://ja.wikipedia.org/wiki/赤の広場

 

ボリショイ劇場

ロシアが世界に誇るオペラ・バレエ劇場で、客席数はおよそ1700もあるといいます。現在にいたるまでオペラ・バレエ界の最高峰として君臨しており、ロシアの芸術を代表する場所です。

ぜひ、あなた自身の目で世界最高峰の演劇を鑑賞してください。

■詳細情報
・名称:ボリショイ劇場
・住所:1 Teatralnyy proyezd, Moscow
・アクセス:地下鉄の「Teatralnaya駅、またはOkhotny Ryad駅下車」
・マップ: ・営業時間:カッサ12時~16時、18時~20時
・料金:演目により異なる
・公式サイトURL:http://www.bolshoi.ru

 

グム百貨店

@uphalifaxが投稿した写真 – 2016 6月 25 12:21午後 PDT

まるで宮殿!?一見すると百貨店だとは思えない、荘厳で立派な「グム百貨店」。

赤の広場に面して建つモスクワ最大の百貨店で、吹き抜け構造のアーケードとなっています。ショッピングだけではなく、観光スポットとしても人気があります。

■詳細情報
・名称:グム百貨店
・住所:Red Square, 3 | Metro Ploshchad Revolyutsii, Moscow
・アクセス:「クレムリン」の向かい
・マップ: ・営業時間:10時~22時
・公式サイトURL:http://www.gum.ru

 

ポクロフスキー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)

petitebeteさん(@petitebete)が投稿した写真 – 2016 8月 13 3:16午前 PDT

玉ねぎのような屋根が特徴的!数あるロシアの聖堂の中でも、最も有名な「ポクロフスキー聖堂」。

中央の塔の高さは46mにも及び、全て合わせて9つの玉ねぎのようなドームが取り付けられています。内部にはとても美しいフレスコ画が描かれているので、ぜひ見てみてください。

■詳細情報
・名称:ポクロフスキー聖堂(聖ワシリイ大聖堂)
・住所:Red Square 2 , Moscow
・アクセス:赤の広場にあり
・マップ: ・営業時間:10時~18時
・料金:250P
・公式サイトURL:https://ja.wikipedia.org/wiki/聖ワシリイ大聖堂

 

ロシア国立歴史博物館

ロシア屈指の大博物館で、所蔵点数は合計で450万点にも及ぶという「ロシア国立歴史博物館」。1883年に、アレクサンドル3世の戴冠式に合わせて開館しました。

ロシア語がわからなくても展示を見ていけばロシア史の流れを押さえることができるので、歴史好きな方には特にオススメです。

■詳細情報
・名称:ロシア国立歴史博物館
・住所:Red Square, 1, Moscow
・アクセス:赤の広場の西端にあり
・マップ: ・営業時間:10時~18時
・料金:300P
・定休日:火曜日、第一月曜日
・公式サイトURL:http://www.cool-world.net/Russia/spot1/30/

 

救世主キリスト聖堂

Nicoさん(@soundg)が投稿した写真 – 2016 8月 20 10:04午前 PDT

クレムリンの南700メートル、モスクワ川沿いにある「救世主キリスト大聖堂」は、光に照らされる幻想的なドームの姿はもちろん、驚くほど白い建物で遠くから見てもその迫力に目を奪われます。

また内部にある豪華な装飾も必見です。

■詳細情報
・名称:救世主キリスト大聖堂
・住所: ulitsa Volkhonka, 15, Moscow
・アクセス:地下鉄1号線のスポルティーブナヤ駅下車 徒歩5分
・マップ: ・営業時間:11:00~17:00(月のみ 13:00~)
・電話番号: +7 495 637-12-76
・料金:入場料 無料
・公式サイトURL:http://www.xxc.ru/

 

ノヴォデヴィチ修道院

世界遺産の「ノヴォデヴィチ女子修道院群」はモスクワ川のほとりに建ち、伝統的なロシア建築様式とウクライナのバロック様式が融合した、モスクワバロック様式の代表的な建築として知られています。

城壁の外には湖があり、湖の向こうからの眺めが美しいのも魅力の1つです。

■詳細情報
・名称:ノヴォデヴィチ女子修道院
・住所: Novodevichy Passage, 1, Moscow
・アクセス:地下鉄1号線のスポルティーブナヤ駅下車 徒歩5分
・マップ: ・営業時間:10:00~17:30
・定休日:火曜日、毎月第1月曜日など
・電話番号: (499)2468526
・料金:大人 150P
・公式サイトURL:http://www.moscow.info/orthodox-moscow/novodevichy-convent.aspx

 

トレチャコフ美術館

トレチャコフ美術館

トレチャコフ美術館

photo by shutterstock

サンクトペテルブルクの代表的な美術館はエルミタージュ美術館ですが、モスクワを代表する美術館はトレチャコフ美術館になります。トレチャコフ美術館は本館と新館に分かれており、コレクション数は10万点にもなります。

旧館の色調はモスクワで親しまれている赤色と白色でまとめられています。どこか、おとぎ話で出てきそうな独特の建築スタイルとなっています。

■詳細情報
・名称:トレチャコフ美術館
・住所: Lavrushinsky Ln, 10, Moskva
・アクセス:地下鉄トレチャコフスカヤ駅下車
・営業時間:10:00~19:30(木曜日は12:00~21:00)
・定休日:月曜日
・電話番号:951-13-62
・料金:450ルーブル
・所要時間:3時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.tretyakovgallery.ru/en

 

現代人劇場(ソヴレメンニック)

ロシアは演劇で有名な国ですが、昔の話しか取り上げていない、と思われている方も多いのでは? 現代人劇場ではその名の通り、現代をテーマにした斬新な演出が特徴です。

切符は劇場で直接、購入することができます。ロシア映画で登場する俳優さんが生で見られるのもロシアならではです。

■詳細情報
・名称:現代人劇場(ソヴレメンニック)
・住所: Chistoprudny Blvd, 19А, Moskva
・アクセス:地下鉄ツルゲーネフスカヤ駅下車
・営業時間:演目による
・定休日:演目による
・電話番号:495 628-77-49
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.sovremennik.ru

 

現代史博物館

モスクワでソビエト時代の栄光に浸りたい方は現代史博物館に行きましょう。この博物館には第二次世界大戦からの歴史を中心に様々な展示品が陳列されています。

ソビエト連邦の指導者の巨大な肖像画はなかなかのもの。ロシアの他の博物館と比較すると「濃い」博物館といえるでしょう。

■詳細情報
・名称:現代史博物館
・住所:トゥヴェルスカヤ通り21
・アクセス:地下鉄プーシキンスカヤ駅、トゥヴェルスカヤ駅下車
・営業時間:11:00~19:00(木曜日は12:00~21:00)
・定休日:月曜日
・電話番号:699-54-58
・所要時間:2時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.sovrhistory.ru

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ホテル・ウクライナ

@squirrel_foxyが投稿した写真 – 2016 10月 4 9:16午前 PDT

モスクワはどこか男らしい街と表現できるでしょう。モスクワの中で堂々とした男らしい建物が第二次世界大戦後に建てられた「スターリン・スタイル高層ビル」です。「スターリン・スタイル高層ビル」の代表的な建物がホテル・ウクライナです。

見るだけでも周囲を圧倒する存在感が感じられますね。館内も重厚な造りとなっており、インテリアはウクライナ民族をモチーフとしています。

■詳細情報
・名称:ホテル・ウクライナ
・住所:Kutuzovsky Ave, 2/1с1А, Moskva
・アクセス:地下鉄キエフスカヤ駅下車
・電話番号:495-221-55-55
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.ukraina-hotel.ru/?language=en

 

地下鉄

Simon Wanさん(@djsimonwan)が投稿した写真 – 2015 8月 16 9:07午後 PDT

ロシアの地下鉄はとにかく豪華絢爛! 一回「騙された」と思って乗ってください。その豪華さに驚くことでしょう。また、とにかくエスカレーターが速く、ホームが深いことも特徴。モスクワの地下鉄は防空壕としての役割も果たしていたのです。

■詳細情報
・名称:地下鉄
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://mosmetro.ru

 

全ロシア博覧センター

モスクワにある少しユニークな施設が全ロシア博覧センターです。これはソビエト連邦の力を見せつけるための、博覧会場でした。

厳しい建物が多い中で注目すべきはソ連に加盟していたウクライナとウズベキスタンの建物。どことなく、ロシアとは違うテイストであることが分かるでしょう。

■詳細情報
・名称:全ロシア博覧センター
・住所:: pr-t.Mira,119,Moskva
・アクセス:地下鉄ヴェデンハ駅下車
・営業時間:24時間営業
・電話番号:495 544-34-00
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://vdnh.ru/en

 

モスクワ市歴史博物館

モスクワの歴史を学びたければ「モスクワ市歴史博物館」に行きましょう。丸型の独特の建物は19世紀前半に教会として建てられたものです。

館内は1階と2階に分かれています。1階は19世紀末から20世紀初頭にかけて、2階は中世モスクワを紹介しています。

■詳細情報
・名称:モスクワ歴史博物館
・住所: Zubovskiy b-r, 2, Moskva
・アクセス:地下鉄キタイ・ゴーラト、ルビャンカ駅下車
・電話番号:624-84-90
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.museum.ru/moscow/mainengl.htm

 

宇宙飛行士記念博物館

宇宙飛行士記念博物館

宇宙飛行士記念博物館

photo by shutterstock

初めて人間を宇宙に送った国はアメリカではなくソビエト連邦です。それ以降、ソ連、ロシアは様々な形で宇宙開発に貢献してきました。その貢献度が学べる博物館が「宇宙飛行士記念博物館」です。

この博物館では実際に使われた宇宙服やロケットがそのまま展示されています。ユニークな展示物としては人類で初めて宇宙に行ったガガーリンの心電図。何だかロマンを感じさせますね。

■詳細情報
・名称:宇宙飛行士記念博物館
・住所: pr-t.Mira,111,Moskva
・アクセス:地下鉄ウェンデンハー駅下車
・営業時間:11:00~19:00(木曜日は21:00まで)
・定休日:火曜日
・電話番号:499-750-23-00
・料金:250ルーブル
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.kosmo-museum.ru/?locale=en

 

ノヴォデヴィチ墓地

ロシアに限らずヨーロッパの墓地は公園のように大変美しく整備されています。モスクワで墓地に行くならノヴォデヴィチ墓地がおすすめ。

この墓地にはチェーホフ、ゴーゴリ、フルシチョフ、エリツィンなどロシアを代表する著名人が眠っています。墓のデザインも凝っているので、じっくりと園内を歩いてみましょう。

■詳細情報
・名称:ノヴォデヴィチ墓地
・住所: Novodevichy Passage, 1, Moskva
・アクセス:地下鉄スポルチーヴナヤ駅下車
・料金:無料
・オススメの時期:いつでも

 

雀が丘

雀が丘

雀が丘

photo by shutterstock

最後にモスクワを一望できるスポットをご紹介しましょう。それが、昔からモスクワっ子に親しまれている「雀が丘」です。雀が丘はモスクワ川南岸に位置する丘陵地帯となっています。もしかすると、結婚式を終えたロシア人カップルが見られるかもしれません。

■詳細情報
・名称:雀が丘
・住所:Vorobjyovye Gory、Moscow
・アクセス:地下鉄 ヴァラビヨーヴィ ゴールィ駅下車
・オススメの時期:いつでも

 

ヴェルニサージュ

manamiさん(@abesaxophone)がシェアした投稿 – 2017 6月 13 12:41午前 PDT

マトリョーシカや民芸品が集まる市場。中心部で買うより安いことが多く、お店の人との交渉も可能です。マトリョーシカは1つ1つ顔が異なり、精密度によって値段も変わるのでよく吟味して購入しましょう。

カードが使えないところも多いので、現金を持っていくことをお勧めします。

■詳細情報
・名称:Vernissage
・住所:Izmailovskoye hwy, 73g, Moscow 105318, Russia
・アクセス:パルチザーンスカヤ駅から徒歩10分
・マップ:

 

Babetta

photo by abe saxphone

モスクワで訪れたカフェの中で、群を抜いておしゃれだったカフェ。白と青を基調とした店内で、写真を撮りたくなるような装飾であまりロシアらしさはありませんでした。

メニューは伝統的なロシア料理ではなく、パスタなど身近なイタリア料理など。お店の人も優しく英語で話してくれました。

■詳細情報
・名称:Babetta
・住所:Myasnitskaya St., 15, ロシア
・電話番号:+7 964 643-87-02
・公式サイトURL:https://babettacafe.com/

 

意外や意外!?ポップでかわいい

モスクワの観光スポットは、荘厳であるかと思えばポップな赤色がかわいかったりと、バラエティーに富んだ魅力がありますね。

ヨーロッパやアメリカとは違った独特の魅力があるロシア。訪れてみれば、その魅力の虜になってしまうかもしれません。

ライター:阿部サキソフォン(Babetta)

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