自然環境がダイナミックすぎるノルウェーの世界遺産6ヶ所まとめ
夏には沈まない太陽・白夜が、冬には日の昇らない厳しい寒さに閉ざされるノルウェー。今回は、世界遺産都市のベルゲンをはじめとした、荒らしくも雄大な自然に育まれたノルウェーの世界遺産をまとめました。ぜひ、旅行前の下調べに使ってください。
西ノルウェーフィヨルド群‐ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド
世界に類を見ない大規模なフィヨルドを持つノルウェー西海岸。中でも、スンニルヴス・フィヨルドからS字型に伸びるガイランゲル・フィヨルドと、ソグネ・フィヨルドの中で奥まったところにあるネーロイ・フィヨルドはその見所の多さと美しさから世界遺産に指定されています。
侵食された氷河が魅せる自然の神秘には誰もが息を呑むことでしょう。
シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群(ノルウェー内)
ドイツ系ロシア人の天文学者であるフリードリヒを中心に、ノルウェーにある世界最北の町ハンメルフェストから国会の伊豆参るまでの間を計測するために設置された三角観測地点群です。
約40年もの歳月をかけて設置され、最初はスウェーデンとノルウェーにまたがっているだけだったものが、現在は10カ国にもまたがっています。科学史においての価値を評価され、世界文化遺産に登録されました。
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ヴェガオヤン-ヴェガ群島
ノルウェー西海岸の沖合いに浮かぶヴェガ島を中心とした約6500もの島々です。1500年以上、人々は漁業と農業を営みながら自然と共存してきました。
9世紀以降は防寒衣料の原料となるケワタガモが巣に敷く羽毛の採取が主な収入源となり、その伝統的産業は現在にも続いています。2004年に世界文化遺産として登録されました。
レーロース鉱山都市
1644年から333年間にわたって銅が採掘されていた鉱山都市レーロースには、鉱山労働者の住居や石造りの教会などが当時の状態のまま保存されています。
町のシンボルとなっているのは鐘楼にハンマーが描かれた白い聖堂。鉱山街の飾りという別名を持ち、元々は木造の建物でしたが現在は建て直されて石造になっています。
アルタのロック・アート
1973年、スカンディナビア半島最北部にあたるノルウェーのフィンマルク県でおよそ3000にも及ぶ岩絵が発見されました。
これらは紀元前4200年から紀元前500年頃に描かれたものとされており、石器時代初期から青銅器時代にかけて生きた民族の暮らしを絵に垣間見ることができます。1985年に世界文化遺産として登録されました。
リューカンとノトデンの産業遺産
空気の窒素から人工肥料を生産されるために創設された施設群。20世紀初頭にノルスク・ハイドロ(ノシュク・ヒドロ)社が建設しました。
水力発電所や送電線、輸送施設や労働者の宿泊施設などで構成されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。日本からノルウェーまでの直行便はありませんので、コペンハーゲンやヘルシンキ、アムステルダム、パリ、フランクフルト、ロンドンなどのヨーロッパ諸国の各都市を経由して行くことになります。所要時間は13~16時間です。
新しいヨーロッパを発見したい!という方は、ノルウェーおすすめです。
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