これは、自然とスケボーを愛する、ひとりの男が夢を叶えた動画「」。

スケボーと言えば、街中を颯爽と駆け抜けたり、階段を使いトリックをしたりというイメージ。でも、フィルムメイカーであるJørn Nyseth Ranumさんにはずっと夢があった。そして彼は4人のスケーターを集め、そのアイデアを伝えた。

凍ったビーチの上を滑ろう

登場するのは、ノルウェー出身の4人のプロスケーター。彼らがストリートで身につけたテクニックを大自然の中で発揮した姿は、とても美しい。

やっぱり難しい?

中には、NIKEと契約している実力者も。

そんなスケーターでも転んでしまうほど、凍ったビーチの上を滑るのは難しかった。それもそのはず、凍ったビーチはまさにスケートリンクそのもの。

この作品は、そんな状況の中で撮影された。

砂と水で自作した「FROZEN SAND」

ちなみにこのプロジェクト、制作側もたくさん努力をしていて、砂と水を混ぜ合わせ、凍らせることが最初の一歩に。

そして、その分量を目安とし、それを拡大させボードパークを作る。その表面を木を使って、平らにならす。やっとの思いで完成させた。

さらに、ボードパークを作るよりも厄介なこと。それは天候。

暖かすぎても砂浜が凍らないので滑れない。また、海が荒れたら、ビーチのコンディションが悪くなり滑れない。さらに、天候は操れない。

彼はこう言う。

「砂と水は、本来スケボーの敵なんだ。でも、それをうまく合わせて凍らせると、スケボーに最高のコンディションになる。もちろん天候も大事だから、ただ準備を万全にして、ベストなタイミングを待つしかないんだけどね」

約8分の動画があっという間に過ぎるくらい、その映像美に惹かれるはず。

ちなみに、制作の裏側にフォーカスした短い動画はこちら。

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