国土の北半分は北極圏にあり、フィヨルドを主とした海岸線と、雄大な山々、スキーリゾート、湖や森林など、壮大で豊かな自然が魅力の国・ノルウェー。

ノルウェー北部はオーロラが頻繁に出現する一帯として有名で、世界中から多くの観光客が訪れる場所でもあります。

もちろん観光は楽しみだけど、やっぱり旅といえばグルメですよね!ノルウェーの郷土料理は、大自然の恵みを受けたサーモンなどの魚介類や、トナカイなどの肉類を使ったものが一般的です。

それでは、今回はそんな魅力溢れるノルウェーの代表的な料理を15選紹介していきます。ぜひご一読くださいね。

*編集部追記
2017年4月に公開した記事に新たに加筆しました。(2017/9/6)
ノルウェー料理のレシピを追加しました。(2018/01/29)

ノルウェーの食事事情

ノルウェーの食事事情ですが、日本に比べれば、やはりバラエティーに乏しいというのが現状です。これは北欧のどの国にも言えることなので、やはり気候などが関係しているのかもしれませんね。

同じメニューが食卓に上がることも多く、日本人だったら数日で食べ飽きてしまうかもしれません。ノルウェー人にとってはそれが普通なので、あまり気にならないようです。

また、ノルウェー人にとっては、じゃがいもが日本人にとってのご飯です。ノルウェー料理というと、じゃがいもが登場することも多いです。しかしながら素材はおいしく、特にサーモンは絶品です。タラも非常においしく、シンプルに茹でてバターをのせるだけで、思わずニヤついてしまう味です。

ベストフード

私が特に好きだったのは、パンで具材を挟まないオープンサンドイッチです。サーモンやエビ、クリームチーズ、ゆで卵など、自分で好きな具材を選べるのが楽しかったです。

特にサーモンは口の中で溶ろけるようなおいしさで、ハマってしまいました。色が黒くて硬く、少し酸味のあるパンにのせて食べるのが一般的です。

私は初めこのパンが嫌いだったのですが、食べている内にどんどんおいしく感じるようになりました(笑)。

ノルウェーの代表料理!サーモンソテー(サーモンのバターソテー)のレシピ

ノルウェー料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「サーモンソテー(サーモンのバターソテー)」のレシピをご紹介します。

一口食べると、あとからバターの風味が追いかけてくるノルウェーが誇る素晴らしい鮭料理。おしゃれな料理ですが、ごはんにのせたくなる味です。

サーモンソテー(サーモンのバターソテー)の材料(2人分)

サーモン(2切れ)、塩・胡椒(適量)、小麦粉(適量)、バター(大さじ3・36g)
A:ディル(パセリ)(2枝・みじん切り)、塩(小さじ1/2)

サーモンソテー(サーモンのバターソテー)の作り方

1.サーモンに塩・胡椒を振り、小麦粉をまんべんなくまぶす。
2.フライパンにバターを熱し、中火で1を表裏5分ずつ、こんがり焼く。
3.Aを加えて、からめる。

フィッシュスープ

定番メニューとして人気のフィッシュスープ。サーモン、ムール貝、エビなどをじっくりと煮込んだもので、塩味が効いておいしいです。意外とボリュームがあるので、お腹いっぱいになりますよ。

バカラオ

干しタラやエビをトマトソースで煮込んだ料理で、ノルウェーでとても人気があります。家庭料理として広く浸透しており、パンを浸しながら食べます。

スモーブロー

北欧といえば、具材をパンで挟まないオープンサンドイッチが有名ですよね。こちらノルウェーでも、やはりオープンサンドイッチは人気です。現地ではスモーブローという名で呼ばれており、野菜やチーズ、サーモンなどをのせていただきます。

トナカイのステーキ

日本ではなかなか味わうことのできない、トナカイのお肉を使った料理もぜひ挑戦してみてほしいです。クセがなくあっさりとしたトナカイの肉は、意外と食べやすいですよ。

フォーリコール

ラム肉をキャベツで煮込んだフォーリコールは、ノルウェーの伝統料理の一つです。秋によく食べられるもので、材料を切って鍋に入れ、じっくりと煮込んでできあがりです。

コケモモジャム

赤い小さな実・コケモモから作ったジャムは、北欧では一般的なものとして知られています。味は甘酸っぱく、パンなどにつけて食べるのはもちろんのこと、お料理にも使えます。

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ヒョットカーケ

肉汁がジューシーなミートボールに、クリームソースをかけた料理です。普通のミートボールかと思いきや、クリームソースが濃厚なのでパンチ力があります!

フィスクシュッペ

魚の旨みがたっぷり詰まったクリームスープです。魚のアラでとった出汁に、レモンと生クリームを入れてできあがり。寒い冬に飲むと、体の芯までぽかぽかと温まります。

ルーテフィスク

長期間干したタラを時間をかけて水で戻し、灰汁を足してゼリー状にしていただく料理です。発酵したような匂いとゼリーのような食感があり、ノルウェー人でも好き嫌いが分かれる一品です。できあがった魚は、オーブンで焼いたり鍋で煮込んだりしていただきます。

プルセ

プルセとは、いわゆるソーセージのことです。ノルウェー人はこのプルセが大好きで、スーパーなどでも手に入ります。お手軽に買えるため、小腹が空いた時におすすめです。

ラクフィスク



マスなどの魚を塩漬けして、数ヶ月発酵させたノルウェーの伝統食です。玉ねぎやサワークリームを添え、調理をせずそのままいただきます。独特のくさみがあるので、こちらも好き嫌いが分かれる食べ物です。

ブルノスト

数あるノルウェーチーズの中で特におすすめなものといえば、このブルノスト。見た目が茶色い、ヤギの甘いチーズとして知られており、その味わいは他のチーズとは一味違うユニークなものです。

サーモン

ノルウェーといえば、やはりノルウェーサーモンが有名です。ノルウェーサーモンは脂がのっていて甘みがあり、肉厚で食べ応えがあります。ステーキやサラダなど、どの料理と食べてもおいしくいただけます。

知られざるノルウェー料理の魅力

雄大な自然があることで知られるノルウェー。新鮮なシーフードやトナカイ料理など、その自然の恵みをたっぷりと受けた料理がたくさんあります。

特に、日本でも人気のノルウェーサーモンを使ったオープンサンドイッチはぜひ試してみたいところ!好き嫌いが分かれるルーテフィスクなどの食べ物も、やはり一度は挑戦してみたいですね。

気になるノルウェー料理は見つかりましたか?今回ご紹介したのはほんの一部ですので、気になる方は現地へ赴いてさらに詳しくノルウェーグルメを探ってみてくださいね。

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