この写真、ある要素が「ジブリの世界」を表現している。
日本の文化が大好きというフォトグラファーのDavide Sassoさん。とくに、「宮崎駿監督のジブリのアニメーションが大好き」だといいます。
そんな彼を、私は、「アニメが好きだから日本も好き!」という他の外国人たちと重ねてしまい、初めは特別な印象を持つことはありませんでした。
けれど、彼がジブリのアニメを好きな理由を聞いて、その思いは変化していったのです。
「彼(宮崎駿監督)の作品には、ファンダジーの要素が多いけれど、舞台は現実の世界にあります。僕が、自分の作品を通してトライしようとしていることは、まさにそれです。現実の世界を、まるで非現実的な世界のように見せることなんです」
実際に、彼の作品を見てみると、「ココは一体どこ?」となんだか不思議な気持ちになります。写真一枚で魅せる独特な世界に、思わず引き込まれてしまいそうです──。
ちょっとだけ、覗いてみよう。
どうですか?
私はというと、「地球上のどこに、こんな景色があるんだろう?」と、思いふけてしまいました。
Davideさんによると、ここで紹介した写真はすべてイタリアで撮影したものだということです。彼がつくりあげた世界観に、見事どっぷりハマったのでした。
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