ロシアの会社にはBBQ休暇がある!?外国人の休暇事情
心身のリフレッシュに欠かせない休暇。海外の人たちは、長期休暇をどのように過ごしているのでしょう? 求人サイト「SAGOJO」が、世界37か国・96人を対象に「旅と労働環境」に関するアンケート調査を実施。これが、なかなかユニークな結果となっています。早速、見ていきましょう!
海外ビジネスマンの長期休暇、平均どれぐらい?
まずは日本の年次有給休暇ですが、みなさんはどれぐらいの日数があるのかご存じでしょうか? 勤労年数によっても異なりますが、6年半勤務した場合、最長20日間の休暇を取れることになっています。
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さて、海外は? 調査結果によると、自国の長期休暇平均日数は、1位「4週間」(29.2%)、2位「2週間」(28.1%)、3位「1週間」(20.8%)。また、自身で取得できるまとまった長期休暇は、1位「4週間」(31.2%)、2位「6週間」(18.7%)、3位「2週間」(15.6%)、さらに対象者の約1割にあたる11.4%が「9週間」と回答しています。9週間とはすごい・・・!
ちなみにヨーロッパ出身の対象者の休暇日数は4週間(45.4%)、アジア出身の対象者は1週間(45%)ということで、ヨーロッパとアジアで比較すると、自国の長期休暇平均日数は、ヨーロッパのほうが長いことも分かりました。
各国の休暇制度は?
インドは毎月2日半の休みがあり、まとめて休暇を取ることもできるし、換金することもできるそうです。ハンガリーでは、結婚したり子どもが生まれたりすると年次休暇が増えると言います。
また、ロシアでは、年に1度は連続14日間の休暇をまとめてとることが義務付けられています。こちらはロシア全体ではなく、企業の話になりますが、バーベキュー休暇や誕生日休暇のある会社もあるのだとか!
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「病欠」=有給休暇ではない
フランスやドイツ、シンガポールやマレーシアなどの国には、病気になったときには有給休暇からは差し引かれない「病欠」の制度があります。
日本国内の場合、風邪をひいたぐらいでは仕事を休まない人がほとんどではないでしょうか? 海外には「病欠」の制度がある国もあり、医師が「体を休ませる必要がある」と判断した場合は医師の診断書をもらって、会社を休む(休まなくてはいけない)ことになります。
それにしてもロシアのBBQ休暇はユニークですよね! 短い夏を充実させようという試みなのでしょうか。こういった企業の取り組み、素敵です。日本国内では1週間以上の長期休暇は非常に難しい気がしますが、「病欠」に関しては、国として取り入れたほうが従業員のアウトプットのためにもよいと思うのは、筆者だけでしょうか?
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