東欧の国・ハンガリーは、中世の面影が未だ残る素晴らしい珠玉の街や建築、自然など、見るべき場所がたくさんあります。またユーロ圏ではないので、物価も他の国と比べれば安く、リーズナブルに旅を満喫できることも嬉しいところ!

今回の記事では、魅力溢れるハンガリーで必ず訪れるべき観光スポットをご紹介いたします。

*編集部追記
2016年7月の記事にスポットを10カ所追記しました。
2016年7月の記事にスポットを10カ所追記しました。(2018/01/24)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

ハンガリーに行ってみての感想

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私がハンガリーを訪れたのは2011年の冬で、デンマークに留学していた頃に、学校の長期休暇を使って訪れました。ハンガリーはヨーロッパの中でも美しいと評判の国で、物価も安い国です。ヨーロッパで人気の格安航空会社「Wizz air」が生まれた国でもあり、首都・ブダペストまでは安い航空券も多く、ヨーロッパに住んでいれば気軽に行くことができます。

 

東欧の中でも行きやすい国として知られるハンガリーは、街自体が非常に美しく、特にブダペストのシンボル・セーチェニー鎖橋は一見の価値ありです!昼に見ても素晴らしいですが、夜はライトアップされてさらに美しさに磨きがかかります。

ハンガリーはご飯もおいしく、値段もリーズナブルなので、とりあえず東欧に行ってみたい!という方は、まずハンガリーを訪れてみてはいかがでしょうか?

 

ハンガリーを観光する際のアドバイス

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ハンガリーの治安ですが、私が訪れた時期は良好で、街歩きをする時も特に心配ありませんでした。しかしながら、2016年にはブダペストで爆発事件が発生しており、油断はできない状況です。

物価は安く、ホステルのドミトリーなら1泊1,000円前後で泊まることができます。レストランの食事も500円ほどから食べられるので、西洋から来るとその物価差に驚くことでしょう。

衛生面はさほど問題ないですが、日本レベルの清潔さは期待しないように。

 

おすすめのベストスポット

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私がおすすめするのは、ブダペストを代表する人気観光スポット・セーチェニー鎖橋です。先ほども少し紹介しましたが、ここはブダペスト観光の目玉といえる場所で、全長は380mあり、この橋によってブダペストの東側と西側が結ばれています。

また鎖橋自体の美しさはもちろんですが、国会議事堂やブダ城など、川のほとりに建つ観光スポットと合わせて見ても美しいです。写真好きな方にもおすすめですよ♪

*編集部追記(2018/01/24)
以下、観光スポットの一覧となっています。

 

セーチェニー鎖橋 (くさり橋)(ブダペスト)

B.B.さん(@bokicbo)が投稿した写真 – 2016 4月 11 7:48午前 PDT

ドナウ川にかかる最古の橋で、ブダペストの西側と東側を結ぶ「セーチェニー鎖橋」。重厚な雰囲気と上品さを併せ持つ橋で、風格のあるライオン像が目印となっています。

夜のライトアップも素敵なので、ぜひ見に行ってみてください。

 

国会議事堂(ブダペスト)

ブダペストのコッシュート広場にある「国会議事堂」は美しく上品で、プダペストを代表する建物と言われています。内部見学ツアーもあるそうで、ハンガリー帝国時代の絢爛豪華な姿を鑑賞することができるそう。

ドナウ川の水上クルーズに参加して、外から眺めるのも◎!

 

セーチェニ温泉(ブダペスト)

@paigesallowsが投稿した写真 – 2016 6月 29 1:16午後 PDT

ハンガリーの温泉である「セーチェニ温泉」は、裸ではなく水着を着て入浴します。日本の温泉というよりは、温水プールに近い感覚で楽しめるのが魅力です。食事や飲み物が取れる施設も併設されているので、1日中楽しむことができます。

 

ハンガリー国立歌劇場(ブダペスト)

Bill Tziwさん(@bill_tziw)が投稿した写真 – 2016 1月 14 12:13午前 PST

豪華な内装が見ごたえ抜群!「ハンガリー国立歌劇場」は、世界で1番美しいオペラ座と称される場所です。内部見学ツアーもありますが、もしシーズン中であれば、その美しい内装と素晴らしいオペラを満喫していただきたいです。

 

マーチャーシュ教会(ブダペスト)

@zsuffalinoが投稿した写真 – 2016 6月 25 2:16午後 PDT

漁夫の砦のすぐ近くにある「マーチャーシュ教会」は、かつてはイスラム教のモスクとしても使用されたこともある、歴史深い教会です。

ハンガリー史を象徴する建物として知られ、外観・内装ともにカラフルで可愛らしく人気!細部にまでこだわった教会美。ぜひご自分の目で、その美しさを堪能してくださいね。

 

エステルゴム大聖堂(エステルゴム)

Bonjourさん(@joconde526)がシェアした投稿 – 10月 31, 2017 at 4:04午後 PDT

ハンガリー・カトリックの総本山である「エステルゴム大聖堂」。このエステルゴムという街は、11~13世紀までハンガリーの首都として機能していた古都になります。

ブダペストからも気軽に行くことができ、ゆったりとした静かな時間を過ごせる場所として人気を集めています。

 

ホッローケー

Tünde Tóthさん(@t.tundi1)が投稿した写真 – 2015 12月 29 7:42午前 PST

首都ブタペストから、バスで1時間半程度のところにある「ホッローケー村」。村自体が世界遺産として登録されており、「ハンガリーで最も美しい村」とも評されています。

昔ながらの伝統的な古民家が立ち並び、歩いているだけでもその美しさに魅了されること間違いなし。周辺は山々に囲まれていて自然保護区にも指定されており、景観も壮大です!

 

美女の谷(エゲル)

「美女の谷」は、ブダペストから北東へ電車で2時間ほど離れた場所にある「エゲル」という街の丘の麓の名前です。ここにはワインセラーが70軒以上も立ち並び、1杯20円程度で出来たてのワインが試飲できます。

なんとたったの200円ほどから、1リットル単位で購入することができる、ワイン好きには天国のような場所です。

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恐怖の館(ブダペスト)

Yuri Tさん(@yuriyuriyuriri0501)がシェアした投稿 – 6月 10, 2015 at 3:40午前 PDT

お化け屋敷のような名前ですと、れっきとした歴史博物館です。恐怖の館は第二次世界大戦時のファシスト体制と戦後の共産主義体制の恐怖にスポットを当てています。

■詳細情報
・名称:恐怖の館
・住所:Budapest, Andrássy út 60, 1062
・アクセス:最寄りは地下鉄oktogo駅n
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:月曜日
・電話番号:+36 1 374 2600
・料金:2000フォリント
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.terrorhaza.hu/hu

ハンガリーは約30年前まで共産主義体制でした。そのため、館内の展示品を見てもリアルに感じられます。展示物が充実しており、人気の博物館です。

 

地下鉄博物館(ブダペスト)

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Photo by:新田浩之

ブダペストはユーラシア大陸で初めて(世界では2番目)地下鉄が走った都市なのです。地下鉄博物館は開業時から今日までの、地下鉄の歴史を詳しく紹介しています。

■詳細情報
・名称:地下鉄博物館
・住所:Budapest, Deák Utca, Deák tér, metro station, Deák Ferenc tér, 1039
・アクセス:Deák Ferenc tér駅下車
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:月曜日
・電話番号:+36 1 461 6500
・料金:300フォリント
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://visitbudapest.travel/arts-entertainment/budapest-museums/underground-museum

ちなみに、現在でもユーラシア発の地下鉄線(1号線)は現役で活躍中。レトロな装いで、雰囲気が少しだけ東京の銀座線に似ています。

 

シナゴーグ(ブダペスト)

@makimesserが投稿した写真 – 2016 12月 8 1:48午前 PST

第二次世界大戦前まで、ブダペストには多くのユダヤ人が居住していました。その時の歴史が垣間見られるのがシナゴーグです。このシナゴーグは1859年に完成したもので、なかなかの大きさです。

なお、ブダペストには美味しいユダヤレストランもあります。ブダペストでユダヤ文化を味わうのもいいでしょう。

■詳細情報
・名称:シナゴーグ
・住所:Budapest, Dohány u. 2, 1074
・アクセス:最寄駅は地下鉄Astoria駅
・営業時間:3月~10月:10:00~17:30(金曜日は16:30まで)、11月~2月:10:00~14:30(金曜日は12:30まで)
・定休日:土曜日
・電話番号:+36 1 343 0420
・料金:3700フォリント
・所要時間:1時間30分
・オススメの時期:いつでも

 

彫像公園(ブダペスト)

鉄道好きの某モデルが訪れた場所が彫像公園です。この彫像公園には共産主義時代に建てられたディープな巨大な銅像が立ち並んでいます。また、ユニークな共産主義グッズも販売されているので、気になる方は訪れてみましょう。

■詳細情報
・名称:彫像公園
・住所:XXll. Balatoni ut, Szabadkai u. Budapest 1223
・アクセス:Újbuda-központ駅からバス150系統に乗り、Memento Park下車
・営業時間:10:00~日没
・定休日:無休
・電話番号:424-7500
・料金:1500フォリント
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.mementopark.hu

 

リスト音楽院(ブダペスト)

リスト音楽院はハンガリーを代表する音楽学校です。そこには、大ホールがありコンサートが開催されています。2013年に大ホールの改修が行われ、さらに音響設備が良くなりました。

ハイレベルなコンサートにも関わらず、数千円で聞けますので、ぜひ、リスト音楽院まで足を運んでください。

■詳細情報
・名称:リスト音楽院
・住所:Budapest, Wesselényi u.52.,1074
・アクセス:地下鉄Blaha Lujza tér駅下車
・公式サイトURL:http://zeneakademia.hu/en/home

 

王宮(ブダペスト)

王宮(ブダペスト)

王宮(ブダペスト)

photo by shutterstock

ハンガリーの歴史は古く、ハプスブルク帝国時代もオーストリアとは対等の関係にありました。それを象徴するのが王宮です。王宮は何度も戦争で被災したので、建物自体は古くありません。それでも、堂々とした威厳のある建物なのでお見逃しなく。

■詳細情報
・名称:王宮
・住所: Budapest, Szent György tér 2,1014
・アクセス:デアーク広場から16系統のバスに乗車
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www2.budavar.hu/index.php?menu=136

 

中央市場(ブダペスト)

中央市場(ブダペスト)

中央市場(ブダペスト)

photo by shutterstock

ハンガリーはパプリカを使ったグヤーシュなど独特の食文化を持つ国としても知られています。食材の豊富さを実感できるスポットが中央市場です。中央市場ではフォアグラを探してみましょう。ハンガリーはフォアグラの生産量、消費量世界一の国です。安価でフォアグラが楽しめますよ。

■詳細情報
・名称:中央市場
・住所: Budapest, Vámház krt.1-3,1093
・アクセス:最寄駅はFővám tér駅
・営業時間:月曜日:6:00~17:00、火曜日~金曜日:6:00~18:00、土曜日:6:00~18:00
・定休日:日曜日
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.piaconline.hu/new/index.php

 

民族博物館(ブダペスト)

民族博物館(ブダペスト)

民族博物館(ブダペスト)

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第一次世界大戦前まで、ハンガリーは現在のスロバキア、ルーマニア、クロアチアの一部を要する巨大な王国でした。そのような多民族国家ハンガリーを学べるのが民族博物館です。

民族博物館の建物は国会議事堂にもヒケを取らない豪華な装飾が自慢。民族衣装や家具の展示が充実しており、コレクション数は約20万点にもなります。

■詳細情報
・名称:民族博物館
・住所: Budapest,Kossuth Lajos tér 12,1055
・アクセス:最寄駅は地下鉄Kossuth Lajos tér駅
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:月曜日、12月24日、30日、1月1日
・電話番号:473-2423
・料金:1400フォリント
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.neprajz.hu

 

センテンドレ

首都ブダペストから電車(HEV)で約40分、センテンドレに着きます。センテンドレはかわいい建物が特徴の美しい町。博物館や美術館などの文化施設も充実しています。

もともと、センテンドレはセルビア人を始めとする商人によって作られた町です。首都から1時間以内で、このようなかわいらしい町があるのも羨ましい話ですね。

■詳細情報
・名称:センテンドレ
・住所:Szentendre
・アクセス:バッチャー二広場駅からHEVで約40分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.hungary-tourist-guide.com/szentendre.html

 

コマーロム

現在のヨーロッパを象徴するような町を紹介しましょう。それが、スロバキア国境近くにあるコマーロムです。コマーロムには19世紀に建てられた要塞が残っています。そして、注目はハンガリー人が発明した「透けるコンクリート」です。実際に透けるかどうか試してみましょう。

なお、ドナウ川の対岸にはスロバキアのコマールノがあり、徒歩で行くことができます。ヨーロッパならではの国境越えをいえるでしょう。

■詳細情報
・名称:コマーロム
・住所:Komárom
・アクセス:ブダペスト東駅から鉄道で約70分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.komarom.hu/index2.html

 

ニューヨークカフェ

Stefanさん(@skirof)がシェアした投稿 – 12月 9, 2017 at 10:42午前 PST

カフェ文化といえばオーストリアのウィーンが有名ですが、お隣の国・ハンガリーの首都、ブダペストも負けてはいません!ブダペストには、豪華絢爛、まるで美術館のようなニューヨークカフェが存在します。

食事やスイーツも充実していて、ランチや夕食でこちらのカフェを利用するのもおすすめです。

 

カフェジェルボー

Okyar Atillaさん(@okyaratilla)がシェアした投稿 – 12月 26, 2017 at 10:11午前 PST

1858年創業のジェルボーは、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇后・エリーザベトもお気に入りだった由緒正しいカフェです。ロココ調の天井とクラシカルで落ち着いたインテリアの中で、優雅なひとときをお過ごしください。

 

ルスヴルム・ツクラースダ

Xinyue Dingさん(@dxybhl)がシェアした投稿 – 1月 4, 2017 at 2:33午前 PST

ルスヴルム・ツクラースダは、1827年創業の老舗カフェです。ブダペストで最も古いカフェ兼洋菓子店で、名物は「クレーメシュ」というケーキです。5cmほどの正方形型で、極薄パイ生地の中に、同じく高さが5cmほどあるクリームをたっぷり挟んだもので、絶品と評判です。

 

ムーヴェース・カーヴェーハーズ

ハンガリーのアーティストや作家も足繁く通う、19世紀末から続く老舗カフェです。アンティーク調のインテリアが設置された店内は、華やかながら落ち着いた雰囲気があります。カフェメニューの他にも、お酒や軽い食事もあるので、気分に合わせて色々なメニューを楽しんでみてくださいね♪

 

ハンガリーで優雅に楽しむ休日

いかがでしたでしょうか?美しく歴史ある建造物や教会、自然豊かな村など、様々な魅力を持つハンガリー。首都ブダペストはもちろん、郊外の街まで足を伸ばしてみるのも楽しそうですね。

皆さんは、どの観光スポットがお気に入りですか?ハンガリーの旅が素敵なものになりますように!

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