今や多くの日本人プレーヤーが活躍するドイツブンデスリーガ。

香川、長谷部、清武などの有名プレーヤーから、最近ではFC東京の武藤がマインツへ移籍して話題となりました。

本場のサッカーを観戦したい人は多いと思いますが、お金や時間が厳しいのに加えて、チケットの取り方や現地での観戦方法など、不安なことが多すぎてなかなか一歩踏み出せないと思います。

そんな人たちに、筆者が体験してきた初のブンデスリーガ観戦「ドルトムントvsボルシア・メンヘン・グランドバッハ戦」をご紹介します!

 

観戦チケットの入手方法

https://earthpix.net/wp-content/uploads/2021/02/img_3682-1.htmlhttps://earthpix.net/wp-content/uploads/2021/02/img_3682-1.htmlphoto by Takuya Hanaoka

まずは観戦チケットの入手からです。

・旅行代理店が組んだ観戦ツアーに参加する

・チケット購入代行会社を通して入手する

・チケット転売サイトを活用する

・現地でダフ屋と交渉する

・クラブの公式サイトからネット購入する

など、入手方法は実に様々です。日本でツアーやチケット購入代行会社を活用すれば確実に手に入りますが、とんでもなく高い金額で買うことになります。

例えば、リーグ戦でメインスタンド上段で3〜4万円程度。定価のおよそ5倍近くになります。かといって、クラブの公式サイトから人気カードを買うとなると至難の技です。会員になることはもちろん、一般に売り出してないカードもザラです。

私のオススメはチケット転売サイトです。今回活用したのが「viagogo」というサイト。

⚫️viagogo

オークションサイトとは違い、出品者はあらかじめ金額を決めてサイト運営者へ売り、金額の変動がありません。また、試合が終わってから出品者へお金が振り込まれるので騙される心配もほとんどありません。

このサイトは日本の代理店よりはるかに安く、チケットはブロック分けや席番号まで書いているものもあり、自分の好きなゾーンのチケットを買うことができます。

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金額も1枚1〜2万円程度でそれなりの席を購入できます。今回は時間がなくホテル預けにしましたが、無事届いていたのでオススメできるサイトです。

 

スタジアムまでの移動手段

IMG_3744IMG_3744photo by Takuya Hanaoka

チケットを入手したら、次はスタジアムへの移動手段です。

ドイツは日本と比べて非常に国土が広いため、移動距離が相当なものになります。そんな時に飛行機も良いですが、オススメはジャーマンレイルパスという鉄道パスです。

ジャーマンレイルパスは日本の新幹線にあたるドイツのICEをはじめ、ドイツ鉄道(DB)の運行する列車に期間中乗り放題になります。サッカー観戦ついでにドイツの都市を周遊するなら是非オススメです。

例えば、私が購入したのは1ヶ月の有効期間の内、4日間乗車日を選べるフレキシブルタイプで2人で約45,000円です。これだとフランクフルトとドルトムントを往復するだけですぐに元が取れてしまいます。

購入はHISなどの大手旅行代理店やレイルヨーロッパなどのヨーロッパ鉄道サイトでできるので、出発までに日本で手配できます。

また、ドルトムント中央駅からスタジアム最寄り駅へは観戦チケットがあれば無料で移動できるので覚えておきましょう。

 

試合前の盛り上がりを楽しむ

P1020865P1020865photo by Takuya Hanaoka

試合会場の街まで着くとすぐにスタジアムに行きたくなるものですが、まずは街の中心にある広場に行ってみましょう。例えば、ドルトムントならマルクト広場には黄色サポーターが試合の数時間前から集まってビールで乾杯しています。

こういった場所でランチしながら雰囲気を味わってみるのもいいかもしれません。日本人選手のユニフォームなんか着ていれば、必ずと言っていいほどサポーターにイジられるでしょう。

語学がある程度できる人は、そんなサポーターとビールを飲みながら試合の予想なんかできれば楽しいこと間違いないです。

 

スタジアムグルメを見逃すな

IMG_3923IMG_3923photo by Takuya Hanaoka

試合時間が近づいてきたらスタジアムへ。

ここで是非チェックしてもらいたいのがスタジアムグルメです。特にこの写真にあるホットドッグですが、見た目があんまりだと思いませんか?

それがめちゃめちゃ美味しいのです!これとビールをグイッといった時には「し・あ・わ・せ」と感じることでしょう。

ドイツと言えば、ビールとソーセージ。それを食してほろ酔い気分で応援しましょう!

ちなみに、ドルトムントのスタジアムでは支払いが基本的には現金ではなくプリペイドカードです。まずは構内の係りの人にチャージしたい金額を渡したら「StadionDeckel」というカードをくれるのでコレで買いましょう。

 

8万人の熱気!試合中はみんな友達

IMG_3930IMG_3930photo by Takuya Hanaoka

ビールとソーセージを買ったら、いよいよスタジアム内へ。

もう圧巻です。8万人の黄色いサポーターで埋め尽くされたスタジアム。開幕戦、そしてボルシアダービーであるボルシア・メンヘン・グランドバッハ戦ということもあり、すごい熱気です。

テレビやネットで観る世界とは全然違います。特にゴール裏の「黄色い壁」と言われているドルトムントサポーターの光景をみるためだけに行ってもいいと思えるくらいの迫力です。

席には早めにつきましょう。試合前の練習やセレモニーも独特な雰囲気です。

試合が始まればゴール裏、メインスタンド関わらずみんなで声を枯らして応援します。いいプレイをすれば全員で拍手し、選手が倒されれば全員で立ち上がって抗議する。

そして、ゴールが決まった瞬間は大盛り上がり。スタジアムが揺れ、周りのドイツ人サポーターとハイタッチ&ハグです。

ビールもまわって酔っ払ってるので最高に気持ちいいです。なんだか日本にいる時より社交的になっている自分に気づくことでしょう。

試合は3−1でドルトムントの勝利。香川もスタメンでアシストを決めたので、最高の気分でスタジアムを後にしました。

 

サポーターと一緒に家に帰ろう

IMG_3942IMG_3942photo by Takuya Hanaoka

試合が終われば8万人が一斉に帰ります。この光景だけでもすごいのですが、是非サポーターと一緒に帰ることをオススメします。

特に、試合に勝った時は帰りの電車でサポーターが大盛り上がり。ビールを飲み、歌を歌い、お祭りの大行進がはじまるのです。

日本人選手がゴールを決めた試合ともなれば、サポーターに囲まれてさらに盛り上がるでしょう。なので、体力があればタクシーなど楽して帰らずに、是非サポーターと一緒に余韻も楽しみましょう。

 

最後に

IMG_3950IMG_3950photo by Takuya Hanaoka

ずっと憧れだったブンデスリーガ観戦。色々と分からないことだらけで不安かと思いますが、是非一歩踏み出してみてください。

そこにはテレビで見て「凄い!」と思った以上の素晴らしい世界が待っています。そして、迎え入れてくれるドイツ人、ドルトムントサポーターは実に優しく、一緒になって盛り上がってくれます。

さぁ、テレビの前にいないで世界へ旅立ってみましょう!

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