デュッセルドルフおすすめ観光スポット9選!ドイツ9年在住帰国子女が紹介
こんにちは、mone(@moneikegami)です。幼少期をドイツ・デュッセルドルフで過ごし、日本に帰国してからもデュッセルドルフは幼少期の思い出がギュっと詰まった、大好きな街の一つとなりました。
そこで今回は、デュッセルドルフをよく知らないという方にドイツに9年在住していた筆者が、デュッセルドルフの観光スポットを詳しくご紹介します。
デュッセルドルフってどこ?
photo by mone
デュッセルドルフは、ドイツにある都市の名前で、ドイツのノルトラインヴェストファーレン州の州都でもあります。
もともとはライン川に流れ込む小さな川「デュッセル川」で農業や漁業が盛んだったことから発展したとされていてデュッセルドルフの「デュッセル」はその川の名前から付けられたそう。「ドルフ」はドイツ語で「村」を表し、「デュッセル村」という意味です。
photo by mone
実は、ドイツの中では7番目に大きな都市で、人口は約62万人。デュッセルドルフには証券取引所もあり、ドイツの金融都市と言われるフランクフルトに次いで、銀行や証券も大きくとても栄えているんです。
日本ともゆかりがあり、日本企業の進出がめざましいスポット。日本企業は450社もあるとされており、街には日本人経営のレストランや、日本人のための小中学校があるほど。
その他、音楽やカーニバル、スポーツなどの文化も発達しています。ドイツの有名な作家「ハインリヒ・ハイネ」が生まれた場所があったり、FIFAワールドカップの1974年の開催都市。ドイツのプロサッカーリーグ「ブンデスリーガ」にも入っているフォルトゥナ・デュッセルドルフが有名です。
アルトシュタット
photo by mone
アルトシュタットはデュッセルドルフの旧市街で、街の伝統的な「アルトビア」を提供するパブや地元のレストランがたくさんあります。
「アルトビア」とはデュッセルドルフで発展したビールのことで、ポップを効かせた上面発酵のビール。フルーティーな香りと、赤っぽい濃い色が特徴的です。
photo by mone
歩く道路の床がコンクリートではなく不揃いな石でできていることや、レンガで出来たお店やお家などの伝統的な建築物がドイツを色濃く感じさせてくれる街。外でお食事を楽しめるテラス席付きのレストランが多数あり、お昼から地元の人々がビールやランチを楽しんでいる姿を見ながら、ゆっくりとした時間を過ごせます。
ライン川沿いの広い遊歩道もあり、伝統的な提灯祭り「ラテアナ」のパレードやハロウィンのイベントが行われます。演奏会等のイベントも多く行われる、人が集まる街なのです。
photo by mone
アルトシュタットでは、クリスマスの時期にはクリスマスマーケットが行われ、クリスマスグッズや、工芸品の数々が屋台で売られています。暖色のイルミネーションと木組みの屋台を見つつ、街歩きを楽しむのはいつも心が躍ります。
・名称:アルトシュタット
・住所:40213 Düsseldorf, ドイツ
・地図: ・アクセス:Heinrich-Heine-Allee駅から徒歩8分
・営業時間:24時間営業
・定休日:なし
・電話番号:+49 177 4223747
・料金:無料
・所要時間:1時間程度
・オススメの時期:年中可能
・公式サイトURL:https://www.duesseldorf-altstadt.de/de/107,altstadt/index.html
マルクト広場
マルクト広場はアルトシュタット(旧市街)の中心にある広場です。こちらもアルトシュタットと同様、レストランやバーがたくさんあり、多くの人が行き交います。すぐ後ろにはライン川が流れていて、眺めもとても綺麗。
旧市街の中心であるマルクト広場には「ラートハウス」があります。これはドイツ語で市庁舎という意味で、街に溶け込むデュッセルドルフ市庁舎は市民にとても親しまれています。
photo by mone
ラートハウスは複数回改築され、ネオルネッサンス様式、バロック様式、ルネサンス様式という、三つの様式で作られた珍しい建物として有名です。
入り口にはヨハンウィルヘルム2世の像が立っており、ランドマークの一つ。17世紀後半にデュッセルドルフを統治し、現在の街の建築や教会を作るなど、発展に寄与した人物として称されています。
photo by mone
マルクト広場のクリスマスマーケットでは、広場の中心に暖かい光の大きなクリスマスツリーが立ち並び、クリスマスオーナメントやお菓子、木の人形など工芸品のお店が販売されています。
ワイナリー直送のグリューワイン(暖かいワイン)もクリスマスシーズンならでは。
photo by mone
レーベクーヘンという、ジンジャーブレッドのクッキーは顔ほどのサイズがあり、スパイスが効いた歯ごたえのある生姜のふわもちクッキーの味と、表面のお砂糖のデコレーションの味がマッチしています。食べてみると、クリスマスを感じられるはず。
・名称:マルクト広場
・住所:Marktpl., 40213 Düsseldorf, ドイツ
・地図:
・アクセス:Heinrich-Heine-Allee駅から徒歩8分
・営業時間:24時間営業
・定休日:なし
・電話番号:なし
・料金:無料
・所要時間:30分程度
・オススメの時期:年中可能
・公式サイトURL:https://www.duesseldorf.de/?id=700021413
カールスプラッツ
photo by mone
カールスプラッツはアルトシュタットの南側にある広場です。ここで有名なのはデュッセルドルフの市場があること。
50〜60もの店舗が常に軒を連ねており、どこのお店も品質が高いです。新鮮な野菜だけでなく、肉類、魚類や、お花、調味料やワインなども揃っており、常にたくさんの人で賑わいます。屋台で食べ歩き体験ができるのも、ここだけかもしれません。
・名称:カールスプラッツ
・住所:Carlspl., 40213 Düsseldorf, Germany
・地図: ・アクセス:Heinrich-Heine-Allee駅から徒歩8分
・営業時間:08:00-18:00
・定休日:日曜日
・電話番号:+49 211 8800356
・料金:無料
・所要時間:1時間程度
・オススメの時期:年中可能
・公式サイトURL:https://www.carlsplatz-markt.de
ケーニヒスアレー
photo by mone
ケーニヒスアレーはデュッセルドルフの中で一番有名な観光地。日本の銀座に似ていて、高級ブティックやブランドジュエリー屋さんが立ち並んでいます。世界で最も美しいショッピングストリートとしても知られており、美しい並木道もあります。
ケーニヒスアレーの「ケーニヒス」という名前はドイツ語で「王様」、「アレー」はドイツ語で「アベニュー(通り)」という意味です。
photo by mone
かつてヨーロッッパを支配していたナポレオンが1811年、建築家にこの高級ブティック街の建設を依頼して作られたそう。
高級デパートだけでなく、チョコレート屋さんやハム屋さんなどがあり、普段使いができるお店もたくさんあります。レストランやカフェも多いので、待ち合わせ場所にも便利なスポットです。
・名称:ケーニヒスアレー
・住所:Königsallee, 40212 Düsseldorf, ドイツ
・地図: ・アクセス:D-Steinstr./Königsallee駅から徒歩1分
・営業時間:24時間営業
・定休日:なし
・電話番号:なし
・料金:無料
・所要時間:1時間程度
・オススメの時期:年中可能
・公式サイトURL:https://www.koenigsallee-duesseldorf.de/en/
クレメンスプラッツ
photo by mone
クレメンスプラッツは、ローカルが集まる憩いの場所。病院や薬局、八百屋さんやお肉屋さんなどの生活に便利な施設やお店が立ち並んでいます。のどかな公園やカフェがあり、とてもゆったりとした時間が流れているのが特徴です。
photo by mone
入り口の門をくぐり中に入っていくと噴水が、左手側には20年以上続くアイス屋さんがあります。定番のアイスの味だけでなくストラツィアテッラ、オレオ、バブルガムなど多様な味があるのが特徴的。
photo by mone
おすすめはストラツィアテッラ、そしてチョコチップミントです。ストラツィアテッラはミルキーなバニラトチョコチップを混ぜたようなドイツのフレーバー。チョコチップミントは上質なミントのとても良い香りとパリパリのチョコチップが美味しいんです。
photo by mone
また、駅のスタンドには小さな売店あり、ドイツの伝統的な料理の一つ、カレー味のソーセージの「カリーブルスト」が売られています。駅のスタンドの前に行列が出来るほどの人気で、食べ歩きメニューとしてもおすすめ。
photo by mone
カリーブルストとは焼いたソーセージに、ケチャップ、カレーソースとカレー粉をまぶして提供される料理で、大衆食とされています。ドイツでは長い間大変人気なお料理として国民に食されています。
カリーブルストには必ず付け合わせで、あつあつホクホクの細切ポテトフライにケチャップと、マヨネーズも付いてくるのが定番です。
・名称:クレメンスプラッツ
・住所:40489 Düsseldorf
・地図: ・アクセス:Klemensplatz駅
・営業時間:24時間営業(各店舗に準じる)
・定休日:なし
・電話番号:なし
・料金:無料
・所要時間:30分程度
・オススメの時期:年中可能
ラインタワー
photo by Shutterstock
ラインタワーは240.5メートルの高さのテレコミュニケーションタワーです。これはデュッセルドルフのなかで最も高い建物で、街のランドマークの一つ。
ラインタワーの展望台には上がることができます。斜めになった展望台の窓からは、ほぼまっすぐ下を見ることができ、スリリングです!
photo by Shutterstock
ライン川や街並みを一望することができるのでデュッセルドルフを上から見るという貴重な体験が出来ますよ。
・名称:ラインタワー
・住所:Stromstraße 20, 40221 Düsseldorf, ドイツ
・地図: ・アクセス:Heinrich-Heine-Allee駅からすぐ
・営業時間:10:00-0:00(日〜木)、10:00-翌1:00(金・土)
・定休日:なし
・電話番号: +49 211 8632000
・料金:9ユーロ(日中)・5ユーロ(22時以降〜)
・所要時間:1時間程度
・オススメの時期:年中可能
・公式サイトURL:https://www.rheinturm.de
ライン川
photo by Shutterstock
ライン川は、デュッセルドルフ全域に通っている全長約1,200km以上もある川です。ドイツの人の心のふるさととも言われ、非常に親しみを持たれていて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
川沿いは街や広場が舗装されているので、お散歩には最適。晴れた日に一度は訪れたい場所です。街のいたるところに川が通っているので、観光の間に偶然に川を見ることもあるかもしれません。
photo by mone
デュッセルドルフには川を渡るためにいくつもの橋の整備や船があるので、観光の思い出になるはず。
アンペルマン
photo by Shutterstock
「アンペルマン」とは、昔の東ドイツの信号で使われていた、男のひとの形のマークのこと。1969年に東ベルリンの都心に登場したとされています。
かつて分裂していたドイツが再統一されるときに、西ドイツで使用されていた信号機に置き換えられる予定だったそう。
しかし、その可愛らしく特徴のあるデザインから、「アンペルマン」を残そうとする国民の声が多くあったことで今ではドイツの首都ベルリン州の正式制定歩行者信号機ともなっているなど多くのドイツの街で見かけることができます。
特に、デュッセルドルフのすべての信号機では、この「アンペルマン」の信号機を採用しており、いたるところで見つけられます。
photo by mone
帽子を深くかぶり片足を上げて歩き出すようなポーズを取る青色のアンペルマンと、両手をまっすぐ掲げて「とおせんぼ」しているような赤色のアンペルマンも。
さらに、色だけでなくポーズも異なる信号のマークはとてもわかりやすいです!街歩きの際にはこちらにも注目して見てください。
ラードシュレーガー
photo by mone
ドイツ語で「側転する少年」という意味を持つラードシュレーガーは、デュッセルドルフのランドマークともなっているシンボルです。街や、学校、至る所にこのデザインや、彫刻があります。
ラードシュレーガー誕生には諸説あるのですが、大きな説としては二つあります。ひとつは、かつてのドイツの王アドルフ世がウォーリンゲンの戦いに勝利した年に、買った喜びを表すため街中を子供達が側転したこと。
もうひとつは、昔ドイツで貴族の結婚式があったときに、新婦と新郎が乗っていた馬車の車輪が取れてしまい、車輪が外れてしまったという悪運を幸運に変えようと子供が側転したことからだそう。どちらもとても素敵な説です。
今でもその伝えが継承され、デュッセルドルフにはたくさんのラードシュレーガーがいます。街歩きの際にはラードシュレーガーのシンボルを探してながら、歩いてみるのも良さそうです。
デュッセルドルフを堪能しよう
デュッセルドルフでは、ドイツらしい緑豊かな自然と街の調和を楽しむことができます。のどかでときがゆっくり流れているかのように感じる旅はデュッセルドルフならでは。
ぜひデュッセルドルフにきたら、今紹介した観光スポットへ足を運ぶの忘れないようにしてくださいね。