防水のVRゴーグルをつけて、宇宙を飛び回ったり雪山を滑り降りたりできるウォータスライダーが登場した。設置されたのは、ドイツのウォーターパーク「Galaxy Erding」。

「VRゴーグルをつけただけでしょ」なんて思っていたら、予想を超えたテクノロジーが採用されている様子。

速度に合わせて「体験」を最適化する

一定の速度で一定の時間の躍動感を味わえるジェットコースターとは異なり、ウォータースライダーは、ユーザーの身長や体重、水の流れで滑る速度が変わってくる。

つまり、◯分◯秒のように時間で区切ったVR体験をプログラミングしてしまうと、どうしても誤差が生まれてしまう。

そこで、クリエイティブ開発を手がけたBallast社は、コースにいくつかの超音波センサーを取り付けることに。ユーザーが通過した速度を記録することで、ゴールまでの時間を人工知能が割り出し、一人ひとりに最適化したVR体験を楽しんでもらえるシステムをつくりあげた。

余談だが、同社の他のプロジェクトも人気が出そうな予感。

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