桜が綺麗な国は決して日本だけではありません。そのことはもはや、多くの人が知っているはず。特にワシントンD.C.のそれは、日本から贈られたものとして有名。今では「全米桜祭り」の開催地になるほど、アメリカ屈指の花見スポットと認知されています。

しかし、ジョージア州メイコンは、それをも上回る「桜シティ」。約90倍にあたる35万本以上の木が植えられており、春にはそれらが一斉に咲き誇るのだとか。

始まりは、1本の木。

実はこの街にこれほどの桜が広まったのは、「偶然」と「街の人の熱意」のおかげなんです。

メイコンで桜が発見されたのは1949年のこと。この地に住んでいたWilliamさんは、自分の家の裏庭に見たことのないピンク色の花が咲いているのを発見したそう。これはソメイヨシノだったのですが、当時のアメリカ南部ではとても珍しいものだったので、庭師も含めて誰ひとりこの花の名前を知りませんでした。

のちに出張で赴いたワシントンD.C.で花の正体を知ったWilliamさんは、桜を繁殖させ、コミュニティで自由にシェアできるようにしました。すると、多くの人がその美しさに魅せられ、桜で街を彩るプロジェクトがスタート。次第に数が増えていき、1982年からは「桜祭り」が開かれるようになりました。

お祭りは、街だけでなく人や動物もピンク色を纏っていて、とても華やかな印象。ツアーやライブ、ショー、パレード、屋台やグッズ販売もあり、かなり盛大に開催されている模様です。レジャーシートを広げ身内だけでお酒を飲む日本の花見とは大違いですね。

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