ジョージア観光でめぐりたい!1日でまわる魅惑のフォトスポット11選【モデルコース付き】
こんにちは、ジョージア(旧名グルジア)在住のKOHです。世界を旅していたら、欧州と中東のロシアの中心にある人口400万人の小国ジョージアに住み着きました。
理由は数えきれないのですが、あらましとして箇条書きにするとこんな感じです。
【ジョージア国がヤバい】
・コーカサスの雄大な自然と絶景
・石畳の街並み標準搭載
・美男美女の宝石箱
・ハイクオリティな温泉がある
・ノービザで1年滞在可能(実質無限)
・ワイン一本200円,ビール3ℓ120円
・中心地1LDK家具付き家賃3万円ストレス社会の避難先はここにあると伝えたい pic.twitter.com/8MHG9CIYJA
— KOH🇬🇪 (@Luck81O) November 4, 2019
内容だけ見ても世界の裏ワザみたいな国なのですが、それにプラスアルファとして、めっちゃくちゃお洒落です。
99%の日本人が行かないとも言われるマイナー国「ジョージア」の首都トビリシ。今回はカメラやiPhoneを片手にたった一日で大量の写真スポット巡ることができるモデルルートを、観光スポット情報と合わせてご紹介します。
Cafe Stamba
トビリシで最もおしゃれなホテルと異名の高い、Stamba Hotelと土地を同じくして隣接するカフェです。
建物の奥では一見怪しげな水耕栽培で花を育てていたり、開放的な中庭や大きな絵画が目を惹く会議室、と思えば卓球台があったりと、多目的な空間がバランスよくデザインされています。
このカフェレストランはローカルレストランに比べると価格設定はやや高めです。
訪問時はパスタペンネを食べましたが、ジョージア料理独特のパンチの効いたしょっぱさは無く、外国人観光客に優しいヘルシーな味わいでした。種類豊富なチョコレートでティータイムをすることもでき、日本食のバラエティも豊富なのでかなりメニューに幅を効かせています。
隣接のStamba Hotel一階の内観は一眼レフでの撮影は禁止されていますが、スマホでの撮影は良しとされている謎のルールがありますのでご注意ください。
・名称:Cafe Stamba
・住所:14, 0108 Merab Kostava St, Tbilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Rustaveli駅から徒歩6分
・営業時間:8:00~0:00
・定休日:なし
・電話番号:+955 032 202 19 99
・公式サイトURL:https://stambahotel.com/
Lower Station of Mtatsminda Cable Car
Stamba Cafeから徒歩5分ほどで行くことのできるこちらは、1990年に起きた大規模なケーブルカー事故によって廃線となった駅です。現在は完全に廃墟と化しており、地元の若者がよく訪れている印象です。
好奇心をくすぐる螺旋状のスロープが美しく、世界を旅するトラベルフォトグラファーもまた多く訪れています。正面入り口は施錠されているものの、建物に向かって左手の窓が唯一の入り口となっています。
・名称:Lower Station of Mtatsminda Cable Car
・住所:52 Shota Rustaveli Ave
・地図: ・アクセス:地下鉄Rustaveli駅から徒歩2分
Hotel London
ケーブルカー駅の廃墟から地下鉄に乗って一駅、降車したリバティスクエア駅から徒歩11分ほどでジョージア人もほとんど知らない、かなりニッチなフォトスポットにたどり着くことができます。
ここはジョージアの首都トビリシで一番最初に電気が通ったHotel Londonと言う建物で、チャイコフスキーのジョージア駐在時代に滞在先となったホテルであることからも歴史の深い建物と言えます。
室内はリノベーションされているようですが、階段や廊下などの部分は当時のまま。建物の外観は綺麗目なので、本当にここで合っているのかと不安に思うほどです。
入り口の扉にロックがかかっている場合は、入り口に向かって左側から裏手に回って入ることができます。写真を撮りに行く分には問題ないのですが、上の階には宿泊者または住人がいるので、静かにする必要があります。
・名称:Hotel London
・住所:31 Atoneli St, Tbilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Liberty Square駅から徒歩11分、または地下鉄Rustaveli駅から徒歩19分
Old Tbilisi
Hotel Londonから10分ほど歩くと、見渡す限り全てが写真に映えるフォトスポットならぬフォトエリアに突入します。オールドトビリシと呼ばれる旧市街ですが、明確に「ここからここまで」と言う地域区分はありません。
このエリアではトビリシの古い町並みを楽しむことができることはもちろんのこと、なんと言っても人間以上に猫に遭遇することができます。あちこちの扉を開いてみると、必ずその先に猫がいるのでこの一帯はめちゃくちゃ癒しの街です。
ちなみに、この青く素敵なアパートメントは家賃2.5万円ほどで住むことができます。
The clock tower
オールドトビリシの一角に突如として現れる傾いた時計台。ここはガイドブックにも載るような観光客に人気のフォトスポットです。
12時から19時の間は一時間に一度、天使が出てきて鐘を鳴らすので、オールドトビリシのエリア内を散策しながら鐘の鳴るタイミングを見計らって行くといいです。
周囲の街並みも美しく、トビリシ観光ではカメラを片手にぜひ立ち寄りたいスポットのひとつです。
・名称:The clock tower
・住所:13 Ioane Shavteli St, Tbilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Liberty Square駅から徒歩10分
シオニ大聖堂
オールドトビリシを抜け、賑やかな雰囲気になってきたところで川沿いに見えるとても美しい教会です。シオニ大聖堂はイベリア王国時代の1世紀から建設が始まり、7世紀に完成しました。それから幾度となく破壊と再建・再描画を繰り返し、現在の姿に至っています。
入場料は無料ですが、女性は露出の多い服装はNG、頭や脚は入り口横にある布で髪を覆うなどのルールがあります。男性は帽子をかぶっている場合、外して入館しましょう。
内部での撮影は禁止されていませんが、フラッシュはオフにするなどの配慮は必要かと思います。
・名称:シオニ大聖堂
・住所:3 Sioni St, Tbilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Avlabari駅から徒歩13分、地下鉄Liberty Square駅から徒歩13分
・料金:無料
Gallery 27
シオニ大聖堂から徒歩5分ほどの閑静な住宅街の一角にこのアパートがあり、その一室がギャラリーとなっています。ギャラリーには地元アーティストがデザインした可愛い雑貨がたくさん。ギャラリー以外の部分は民家なので立入禁止となっており、写真のポイントは入口階段のステンドグラスなのです。
建物としては地元民から「万華鏡の家」と呼ばれています。階段のステンドグラスが美しく、昼も夕方も夜もそれぞれの光の入り方で風景が変わります。
フォトスポットとしての人気も高いのですが、あくまでも人が住んでいる場所なので迷惑にならないように静かに楽しむべきスポットです。
・名称:Gallery 27(の階段)
・住所:N3 Betlemi St, Tbilisi 0105
・地図: ・アクセス:地下鉄Liberty Square駅から徒歩11分、地下鉄Avlabari駅から徒歩15分
Chreli Abano
トルコ風のタイルで覆われたこの建物、実はハマムという温泉施設なんです。ジョージアの首都トビリシは、「暖かい」と言う意味が都市名の語源になっています。その言葉からわかるように、トビリシには温泉が湧き、この一帯は温泉街になっているのです。
ここは複数人向けの貸切風呂のみですが、単身の場合すぐ近くの「No.5」という有名なハマムで公衆浴場に入浴することができます。こちらの貸切風呂はサウナがあり、お湯もしっかり熱く、水風呂もしっかり冷たいので日本の銭湯基準で満喫することができます。
着替える場所まで湿度が高いので一眼レフを持っている場合はビニール袋で覆うなど湿気対策があると安心です。
・名称:Chreli Abano
・住所:7 Abano Turn, T’bilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Avlabari駅から徒歩15分
・料金:1室1時間当たり100ラリ~500ラリ
・営業時間:8:00~0:00
・定休日:なし
・電話番号:+955 032 293 00 93
・公式サイトURL:http://chreli-abano.ge/?lan=en
The Bridge Of Peace
ハマムで身体の芯まで温まったら、湯冷めに気をつけながら徒歩10分。トビリシのヴィンテージな街並みとはうって変わって、現代的なデザインの橋は最新のフォトスポットとなっています。日中も綺麗な橋ですが、夜のライトアップもまた格別です。
橋の上ではバラを売り歩く少年やボートツアーの客引きをする女性などがいましたが、なんだかみんないい人です。世界中でよくある観光地の客引きではないので、平和の橋はやはり平和だなと思いました。
ガラスの屋根のライトアップはジョージアの国旗になっており、なんとも美しい景観を写真に収めることができます。
・名称:The Bridge Of Peace
・地図: ・アクセス:地下鉄Liberty Square駅から徒歩11分、地下鉄Avlabari駅から徒歩15分
Kartlis Deda View point
橋から徒歩5分ほどで山岳ケーブルカー(ロープウェイ)の駅に到着。片道2.5ラリで丘に登ることができ、トビリシの中心部を一望することができます。
日中、夕暮れ、夜景、それぞれのタイミングで見られる景色が異なるので、好みによっては温泉の前に行ってもいいかもしれません。
・名称:Kartlis Deda View point
・地図: ・アクセス:地下鉄Avlabari駅から徒歩5分→ロープウェイで3分
・営業時間:10:00-0:00
・料金:ロープウェイ片道2.5ラリ
ファブリカ
地下鉄に乗って地下鉄Marjanishviliまで移動し、ファブリカに泊まるのもよし、食事とお酒を楽しむのもよしという万能な観光スポットです。元は縫製工場だった建物を改装したコの字型の巨大ホステルなのですが、宿泊客以外も利用することがでる複合施設にもなっています。
中庭にはお洒落なカフェやレストランが立ち並び、アパレルショップからスケートボードショップ、理容室などが入っています。トビリシの若者ファッションの中心地となっており、観光客のみならず地元の若者も多く訪れています。
ホステルの宿泊客以外も訪れることができ、施設全体でフリーWiFiに接続することが可能。
通信速度は上りと下りの双方で40Mbpsと、全くストレスを感じないほど優秀なので、一日の撮った写真をブログやSNSに投稿するときはファブリカでビールを片手に作業するといいでしょう。
・名称:Fabrika
・住所:8 Egnate Ninoshvili St, Tbilisi
・地図: ・アクセス:地下鉄Marjanishvili駅から徒歩10分
・公式サイトURL:https://fabrikatbilisi.com/
まとめ
ジョージアの首都トビリシは観光スポットがあまりないと言われますが、完全に認知度不足なので、在住者側からどんどん公開していきます。
そして、今回ご紹介したフォトスポットをGoogleマイマップにまとめてみました。
ジョージアに関する情報はガイドブックがあまり発刊されていないので、この記事をブックマークしたりマイマップを保存しておくと、いざという時に便利です!
国の人口が430万人に対して年間500万人の観光客が訪れるジョージアという旅の穴場に、あなたも足を運んでみませんか?
All photos by KOH