アメリカじゃないぞ!改称されたばかりのジョージア(グルジア)の世界遺産まとめ
2015年4月22日からトルコの北東にある「グルジア」は「ジョージア」という名前に変わりました。正確には、名前が変わったというよりも、日本での呼び名をロシア語由来の「グルジア」から英語読みの「ジョージア」に変更したということになります。
アメリカの「ジョージア州」と混同されそうだな…というのが第一印象でしたが、背景が気になる方にはこちらのコラムがおすすめです。
ジョージアと呼ばれたいグルジアの気まぐれ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2014/10/post-3445.php
名称変更の話を旅人にしたところ、「それにしても、あの国は本当に良いところだったから、ぜひ多くの人に訪れて欲しいよ!」とジョージア経験者の全員におすすめされました。そこで、今回はジョージアにある世界遺産全3カ所をご紹介します。
ムツヘタの文化財群
かつてのイベリア王国の首都であった古都ムツヘタ。ここにある教会建造物群は、グルジア正教会にとって重要なもので、中世コーサカス地方の教会建築様式や文化水準の高さを今に伝えています。
スヴェティツホヴェリ大聖堂、サムタヴロ教会と修道院 、ムツヘティス・ジワリを登録対象として、1994年に世界文化遺産に指定されました。
バグラティ大聖堂とゲラティ修道院
バグラティ大聖堂は11世紀に建てられたグルジアの大聖堂で、ゲラティ修道院は1106年にグルジア王のダヴィド四世によって創設されたものです。修道院には12世紀から17世紀に描かれた大変多くの壁画や写本が収蔵されています。
古都クタイシに建築された大聖堂は現在は廃墟となっているものの、修道院と共にグルジアの中世建築史の傑作とされています。
アッパー・スヴァネティ
グルジアの先住民であるスヴァン人たちが暮らす地域で、コーサカス山脈とスヴァネティ山脈に囲まれた一帯です。現在もスヴァン人たちが生活するこの村には中世の面影を残す200軒以上の伝統的な民家が立ち並ぶほか、11世紀から13世紀にかけて建てられた防御等や、数十にのぼるグルジア正教会の聖堂などが残っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。ジョージアへ訪れる旅人は、中央アジアやトルコから訪れることが多いです。ぜひ、近くまで行ったら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。