渋谷の街でフランス映画に酔いしれる「SHIBUYA de French Cinema」が開幕
この冬、渋谷ではフランス映画の上映が目白押し!
「Bunkamura ル・シネマ」では今月13日からルイ・ガレル監督作品『パリの恋人たち』、20日からはオリヴィエ・アサイヤス監督作品『冬時間のパリ』の上映がスタート。
「シアター・イメージフォーラム」では21日から「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」と題した彼女の特集上映も開始(なかには日本初公開のものも)。
これらに合わせ、両館では豪華賞品が当たるスタンプラリーを開催。劇場をまたいで上記3作品を鑑賞し、すべてのスタンプを集めた来場者に、レストラン「ドゥマゴ パリ」のペアチケット、セレクトショップ「Astier de Villatte」のノート&ペン、3作品の非売品オリジナルトートバッグなどをプレゼント。
自分の人生も他人の人生も愛し、遠くの絶景よりも目の前の生活を愛す。そんなフランス人のエスプリに酔いしれる年末……なんてかなりロマンチックかも?
■SHIBUYA de French Cinema上映作品
『パリの恋人たち』(2018)
アベルは同棲中のマリアンヌの妊娠に喜ぶも、父親は友人のポールだと別れを告げられる。潔く身を引いたアベルは、それから8年後にポールの葬儀で彼女に再会する。ぐっと距離を縮めた二人だったが、マリアンヌの息子やポールの美しい妹に翻弄され、アベルの望むようにはことは運ばず……。主演も兼ねるルイ・ガレルの監督第二作は、トリュフォーはじめフランス恋愛映画のエスプリを感じさせる珠玉のロマンティック・コメディ。
『冬時間のパリ』(2018)
敏腕編集者のアランは電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようとしていた。そんな中、作家で友人のレオナールから、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナの意見は正反対だ。「私達は時代の変化を受け入れなきゃいけないの?」二人の議論は周囲に飛び火し、思わぬ騒動に発展していく。名匠オリヴィエ・アサイヤス監督がパリの出版業界を舞台に贈る、迷える大人達のためのラブ・ストーリー。
「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」
2019年3月29日、映画史にその名を刻む女性監督アニエス・ヴァルダがパリの自宅で息を引き取った。享年90歳。前月ベルリン国際映画祭の公式上映で元気な姿を見せたばかりで、突然の訃報だった。遺作となった『アニエスによるヴァルダ』(2019)は、60年以上に及ぶ創作の歴史を、自ら語り尽くすセルフ・ポートレイト。そのチャーミングな人柄と、時代をけん引してきた力強さに心揺さぶられるドキュメンタリーだ。本作の公開に際して、ヌーヴェル・ヴァーグ誕生前夜の伝説的劇映画デビュー作『ラ・ポワント・クールト』(1954)、事務所兼自宅を構えるパリ14区の商店街を点描したドキュメンタリーの傑作『ダゲール街の人々』(1975)も本邦初公開となる。
『SHIBUYA de French Cinema』スタンプラリー【応募方法】応募用紙に3作品すべてのスタンプを押印し、必要事項を記入のうえ、劇場内にある応募箱に投函【応募用紙・応募箱の設置劇場】Bunkamura ル・シネマ、シアター・イメージフォーラム【スタンプ設置劇場】『パリの恋人たち』『冬時間のパリ』はBunkamuraル・シネマ、「アニエス・ヴァルダ特集」はシアター・イメージフォーラム【応募期間】2019年12月13日~2020年1月31日