フランスの古城シャトーに宿泊する旅スタイル。心と体をリフレッシュしませんか?
日本人にはまだまだ浸透していない、フランスのシャトーに泊る旅のスタイル。
今回は20代でシャトーに泊まって良かったなと感じたことや、お金をかけたからこそ分かった価値観をフランスへの旅と交えながらお伝えします!
シャトーとはそもそも何か?
photo by Ayaky
シャトーとは、フランスの古城や貴族が住んでいた豪邸のこと。ワイン造りと関わりがあるシャトーは、そこで作られているワインの名前をシャトーの名前にしています。現在では古城を改装し宿泊施設と形を変え、現代に残っています。
私が宿泊した時には宿泊者のほとんどがおそらく40代以上で、家族で泊まりに来ている人や、ゆっくりのんびり過ごす事を目的とした夫婦が多く見られました。宿泊費が高い、ワインに興味がある人、目的もなくのんびり過ごしたいとなどの理由から、宿泊者に20代は少ないのかもしれませんね。
スパーリングワインの聖地、シャンパーニュ地方のシャトーへ
今回はパリから車で2時間ほどの、シャンパーニュ地方に足を運びました!シャンパーニュ地方といえば、フランスのスパークリングワインの聖地。ちなみに「シャンパン」と呼べるのは、シャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインのことだけなんです。
そのため、シャンパーニュ地方以外で作られるフランスのスパークリングワインは全て「スパークリングワイン」と総称されます。有名なモエシャンやドンペリは、シャンパーニュ地方で作られています。
ワイン畑に囲まれてドライブ!どんな木が植えられているのか見てみよう
photo by Ayaky
広大な地をドライブし街に向かって行くと、急にワイン畑が増えてきて気づけば見渡す限りのぶどう畑に囲まれています。
少し車をとめて思う存分深呼吸してみたり、どんなぶどうの木があるのか散策をしてみたり、または素敵な写真を撮りに少しお散歩してみて下さい。
途中にある街に立ち寄ってランチと観光を楽しもう!
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フランスには至る所に教会や大聖堂など見つけることができます。
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今回は通り道にあるランスという街に立ち寄ってみました。ランスはシャンパーニュ地方の中でも有名な観光地で、有名な大聖堂があったり買い物も楽しめる大きな街です。
ワインショップに行ってみるとずらりとシャンパンばかり。ワインを詳しく知らなくても「おやおや、なぜシャンパンばっかり?」と好奇心がそそられると思います。そうやって知らない間に現地の文化に引き込まれていくのが旅の楽しみでもあり、食文化の面白いところですね。
旅を振り返った時に思い返してみると、何気なく頼んだものも郷土料理だったりします。
シャトーに泊まってゆっくり流れる今を楽しむ
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日本にいるとより、時間やスケジュールに追われて生活することが多いですよね。シャトーの周りにはどこまでも続く広い大地、特に何もする事がない中で、ゆっくり過ごすことで心と体がリフレッシュすることに気がつきました。
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美味しい食事と何にも追われないのんびりとした時間は、特に忙しく日々働いている日本人には必要なのかもしれません。自然の中にあるシャトーだからこそ陽が昇り、日が落ちるそんな自然なサイクルの中でその地方でできたシャンパンやワインを飲みながら、食事を頂くことでとても心が満たされるでしょう。
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また古城というだけあり、シャトーの外観と内装にを見るなり「こんなところに泊まるのか!」とタイムスリップした気分に。シャトーの周りを散歩してみたり、サロンやシャトーの中を博物館のような感覚で見回ってみたりするのも、シャトーに泊まる醍醐味の一つです。
ちなみにこの円錐の建物が私が泊まった部屋の寝室でした。
フランス料理を美しく食べることはいい女の秘訣
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シャトーに行って出てくる料理は、伝統のある古典的なフランス料理です。アミューズから始まり最後にはチーズやデザート。このようなフランス料理のコースを嗜むには、ある程度の知識と礼儀が必要です。
しかしそのマナーにとらわれ過ぎて、食事や一緒にいく人との会話を楽しめないのも残念ですよね。私がフランスのレストランで素敵に食事をする女性を観察して気づいたことをお伝えします。
まず最初に笑顔とアイコンタクト
席に案内されレディーファーストで席に案内されます。ここで緊張せずにこやかに軽く笑顔でいい印象を持ってもらえれば、最後までとても優しくサービスしてくれます!
しかし大事な事がひとつ、常にニコニコしていてはいけません。最初に良い笑顔とアイコンタクトをしたらサッと笑顔をしまうことも重要です。挨拶や感謝の気持ちの代わりに、笑顔とアイコンタクトをするくらいの気持ちでいれば大丈夫です。
テーブルマナーはインスタグラムで学ぶべし
やはり素敵な場所で食事するからには、テーブルマナーは学んでから行くのが大切だと思います。一番簡単で覚えやすいのは実はインスタグラム。
イラストで説明していますのでとても理解しやすいです。より詳しくはYoutubeで検索すれば出てきますが、私はそこまで深く学んでいなくても大丈夫だと思います。
背筋がスッと伸びるような服装を!
食事を食べる時も口からものをこぼしたり、猫背になったり……そんなカッコ悪い姿で食べたくないですよね。そのためにもきちんとした服を着こなしましょう。背筋が伸び、指先、つま先にまでも気が行き届き凛とした姿勢で食事ができます。
ワインやチーズの知識はなくても大丈夫!それを聞く愛嬌さえあれば!
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もちろん、食事の知識やワインの知識があればより会話も活発になり楽しいですが、意外とそんな知識関係ないということも多くあります。分からないなら分からないなりに、「これはなんですか?」と聞けるコミュニケーション力と愛嬌があれば大丈夫です!ソムリエやテーブルについてくれる人が教えてくれ、私たちにあった会話をしてくれます。
そしてもうひとつ大事なのが、感想を言うこと。聞いたことに対して、食べたものに対して一言でも感想を言えるように言葉のレパートリーを増やしておきましょう!簡単に「it was wonderful!」(とても素晴らしかったです)なんかでもバッチリです。
このような小さな事でも意外と難しいですよね….。私は初めてフランスでコース料理食べた時は完全にお店の雰囲気に飲まれていました。
特にシャトーで食事を頂く時は賑やかなレストランとは全く異なり、数組の宿泊者しかいない空間で素敵な女性として食事をしないといけないので、より振る舞い方が試されます。より良いサービスを受けるには、私たちもそれ相応に振る舞わないといけないと言うことですね。
この全てを自然にできるような女性って「少し近寄るのに緊張するけど、近づいて話してみたいちょっといい女!」のような気がします。私は少なくとも憧れる女性の要素がたくさん詰まっている気がします。
シャトーに泊まるという旅のスタイル
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シャトーに泊まり、歴史を感じ伝統的なフランス料理のフルコースを食べ、その地で出来たワインを頂くというのはワイン好きにとってはたまらない旅。ワインに特に興味がなくても、ワイン畑という自然に囲まれながら、のんびりした時間を過ごす事や王道のフランス料理をシャンパンやワインとともに頂くというのは、スッと背筋が伸び良い経験をできると思います。
実際に歴史の流れを感じながら古城に泊まるというのも、フランスでしかできない旅のカタチ。フランスに来たからには、一度はシャトーに泊まるという経験をしてみてはいかがでしょうか。