フランスで見逃せない美術館8選
フランスには数多くの美術館が存在します。多くの芸術家が生まれたこの地に来たからには、美術館めぐりは欠かせません。今回はフランスの美術館の中から、絶対に見逃せない美術館を厳選してご紹介します。
また美術館めぐりをするには、パリミュージアムパスが便利。パスの概要についても、最後にまとめました。
オルセー美術館
オルセー美術館はもともと、1900年のパリ万国博覧会開催にあわせてオルレアン鉄道によって建てられました。鉄道駅舎兼ホテルとして建設され、取り壊しの話もあったものの1986年にオルセー美術館として開館しました。
印象派の作品が多く展示されており、モネやゴッホなど日本人に馴染みのある画家も。絵画のみならず写真や家具、工芸品など幅広いもの収蔵されています。
・名称:Musee d’Orsay
・住所:1, Rue de la Légion d’Honneur, 75007 Paris,France
・アクセス:Musée d’Orsey(RER-C)より徒歩0分、Solférino、Assemblée Nationale(メトロ12)よりそれぞれ徒歩3分
・開館時間:9:30~18:00 木曜は21:00まで
・休館日:月曜
・電話番号:+33 1 40 49 48 14
・料金:8ユーロ、毎月第一日曜日は無料
・公式サイトURL:http://www.musee-orsay.fr/
オランジュリー美術館
オルセー美術館やルーブル美術館とは少し異なり、作品の展示方法まで細かく配慮された美術館です。オランジュリー美術館の名前の由来は、ナポレオン時代にオレンジの果樹園であったことから決められたといいます。
こちらの目玉は、何と言ってもモネの「睡蓮」。1930年代にモネの睡蓮を展示する際に本人が場所や展示方法にもこだわり、自然光で作品を鑑賞できるようにしたそうです。
・名称:Musee de l’Orangerie
・住所:Jardin des Tuileries – Cote Seine, 75001Paris, France
・アクセス:Concorde(メトロ1、8、12)から徒歩2分
・開館時間:9:00~18:00
・休館日:火曜、5/1、12/25
・電話番号:+33 1 44 77 80 07
・料金:7.5ユーロ、毎月第一日曜日は無料
・公式サイトURL:http://www.musee-orangerie.fr/
ルーブル美術館
1793年に正式に王室所有のものとして開館した、ルーブル美術館。世界で最も多くの入場者数を誇り、パリに訪れたほとんどの人が一度は訪問するのではないでしょうか。
その中はとても広く、全てを見ようとすると1日ではとても回りきれません。見たい作品をあらかじめチェックしておき、なるべく最短ルートで鑑賞できるようにしましょう。モナリザなど超有名作品は、それを一目見ようと多くの人が集まっていますので、良いポジションをゲットして楽しんでください。
・名称:Musee du Louvre
・住所:99 rue de Rivoli, 75058 Paris, France
・アクセス:Palais Royal – Musée du Louvre(メトロ1、7)から徒歩0分
・開館時間:9:00~18:00/月・木・土・日曜、9:00~21:45/水・金曜
・休館日:火曜、1/1、5/1、12/25
・電話番号:33 01 40 20 50 50
・料金:大人9.5ユーロ(日時により割引あり)
・公式サイトURL:http://www.louvre.fr/
ロダン美術館
photo by pixta
ロダンといえば、「考える人」「地獄の門」などが有名。自宅兼アトリエとして使用していた建物を、1919年に美術館として開館しました。美術館の中にはロダンの彫像はもちろん、ゴッホなどロダンがコレクションしていた作品も展示されています。
そして必見なのが、敷地内の庭園。四季の花々が咲き、ロダンの彫像をより美しく際立たせています。
・名称:Musée Rodin
・住所:Par courrier Musée Rodin, 19 boulevard des Invalides, 75007 Paris
・アクセス:Varenne 13番線から徒歩1分
・営業時間:10:00~17:45
・定休日:月曜日、5/1、12/25
・電話番号:0144-186-110
・料金:大人10ユーロ、庭園のみ4ユーロ
・公式サイトURL:http://www.musee-rodin.fr/
ヴェルサイユ宮殿
photo by pixta
「宮殿」と名前がついていますが、実は宮殿の内部は博物館になっており、パリミュージアムパスも利用できます。ヴェルサイユの宮殿と庭園は、世界遺産にも登録。マリー=アントワネットやルイ14世など、教科書で学んだ歴史上の人物の暮らしを垣間見ることが出来ます。
また丁寧に手入れされた庭園も必見。芸術的にも美しく、ランニングを楽しむ人の姿も見られるのだとか。
・名称:Château de Versailles
・住所:Place d’Armes 78000 Versailles
・アクセス:パリ市内の各駅から終点ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅まで約30~40分。駅から宮殿まで徒歩約7分。
・休館日:毎週月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
・公式サイトURL:http://en.chateauversailles.fr/
ポンピドゥーセンター国立近代美術館
photo by pixta
20世紀初頭からの近代作品が約6万点も展示されているポンピドゥーセンター国立近代美術館は、外観から個性的。鉄のパイプが施されたようなデザインで、まるで工事現場の足場のようになっています。
建物には図書館や映画館も入っており、4〜6階が美術館エリア。印象的なコンテンポラリー作品が多く並び、ピカソやアンディ・ウォーホルなどの作品も展示されています。
・名称:Centre Pompidou
・住所:Place Georges Pompidou | Place Georges Pompidou, 75004 Paris, France
・アクセス:Rambuteau 11番線から徒歩1分
・営業時間:月、水、金〜日11:00〜22:00、木11:00〜23:00
・定休日:火曜日、5/1
・電話番号:+331-4478-1233
・料金:12ユーロ
・公式サイトURL:https://www.centrepompidou.fr
ピカソ美術館
photo by pixta
ピカソ美術館の建物は塩を意味する「サレ館」と呼ばれており、5000点ものピカソの作品が展示されています。ピカソの遺族からフランス政府に作品が寄贈され、2014年10月25日に再オープンしました。
有名作品は知られていますが、彼の作品を時系列で鑑賞することで変遷などが見られて楽しいかも。おしゃれなマレ地区に位置しているので、ショッピングとあわせて訪れても良さそうです。
・名称:Musée Picasso
・住所:5 rue de Thorigny 75003
・営業時間:火曜~金曜 11:30~18:00、土・日 9:30~18:00
・定休日:月曜
・電話番号:+34 932 56 30 00
・料金:11ユーロ
・公式サイトURL:http://www.museepicassoparis.fr/
ドラクロワ美術館
美術や世界史を学んだ時に、ドラクロワの名前を聞いた人も多いのではないでしょうか。19世紀に活躍したロマン派の画家で、「聖母の教育」などが有名です。
彼が最期の6年間を過ごした住居とアトリエが開放され、見学することができます。
・名称:Musée National Eugène Delacroix
・住所:6 rue de Furstenberg 75006
・アクセス:Saint-Germain-des-Prés 4番線 徒歩3分
・営業時間:9:30〜17:00
・定休日:火曜、1/1、5/1、12/25
・電話番号:014-441-8650
・料金:5ユーロ
・公式サイトURL:http://www.musee-delacroix.fr
フランスの美術館めぐりにはパリミュージアムパスがお得
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パリミュージアムパスとは、約60の美術館に直接入場が可能となるパスのこと。チケットを買うために並ぶ必要はなく、出入りも可能なので見学途中に一度外に出ても再入場できます。
対象の美術館はルーブル美術館、オランジュリー美術館、オルセー美術館など有名どころも多く含まれています。美術館によって適用される曜日が異なりますので、こちらをご確認ください。
パスは2日間(6,900円)・4日間(8,900円)・6日間(入荷予定なし)の3種類。フランスで美術館めぐりを楽しみたい方は、パリミュージアムパスを使ってまわってみてはいかがでしょうか。