パリと言えば、エッフェル塔や凱旋門などキラキラしたイメージ。しかし一方で近年ではテロが発生するなど、治安が気になる都市でもあります。

本記事ではパリ観光で注意したい危険エリアと、スリやひったくりなどの犯罪に巻き込まれないための安全対策をまとめました。

 

治安が悪いパリの危険エリア

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パリは20の区に分かれており、中心部をセーヌ川が流れています。セーヌ川の北側が右岸、南側は左岸と分けられており、右岸の方が危険だと言われています。

中心部はスリやひったくりの観光客目当ての犯罪が多いですが、中心部から離れれば離れるほど低所得者が住む地域になり、危険度も増していきます。その中でも治安が悪いと言われているのが10・17・18・19地区。特別な用事がない限り、立ち入らない方が良いでしょう。

18区にはモンマルトルの丘など観光スポットもありますが、この周辺は比較的安心とのこと。パリでの治安は観光スポット周辺か低所得者層が暮らすエリアか、で判断すると良さそうです。

 

スリ・ひったくりなどの犯罪手口

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ヨーロッパを旅行した友人から、「財布をとられた」「スマホがなくなった」などの話をよく聞きます。有名な観光スポットになればなるほど観光客も多くなるので、人ごみに紛れて犯罪も多くなります。では、実際にどのような手口があるのでしょうか。

 

違法な物売り

筆者がパリを訪問した際にも、多くの物売りが観光客に話しかけていました。楽しみにしていた観光スポットで写真を撮ろうとすると、知らない人が「Selfie?」と何度も声をかけてきます。たくさんのセルカ棒を持ち歩き、すれ違う人みんなに売ろうとしていました。

セルカ棒に限らず、エッフェル塔のキーホールダーなどまがい物を売りつける場合もありますので、はっきりNOと断りましょう。

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嘆願書を利用

嘆願書を持ち歩き、署名を勧めてくるパターンもあります。話を聞いて署名をしている最中に、別の人が背後からやってきて財布やスマホを抜き取られたり、署名だけでなくお金を要求してきたりします。

若者が熱心に署名活動をしているように見えるため話を聞いてあげたくなりますが、それが犯罪の手口ということもあります。何人か集団となって貴重品を狙う場合もあるので、十分に注意しましょう。

 

賭けゲーム

観光スポット周辺で人だかりができていたら、注意してください。カップを3つ用意してお金を1箇所に隠し、それを当てる賭けゲームをしている可能性があります。自分から参加しようとしなくても、近くで見ていると声をかけられてゲームに強制的に参加させられることも。

必ず何人かでグルとなり、参加者からお金を搾取できるようになっているので、見かけても近づかないようにしましょう。

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犯罪に巻き込まれないための安全対策

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パリで犯罪に巻き込まれないため、自分でできる対策がいくつかあります。パリ観光を楽しいものにするためにも、事前に日本から準備しておくと良さそうです。

 

リュックはNG。ショルダーかウエストポーチに

両手が開くことから観光には便利なリュックですが、後ろから狙われてしまいます。ポケットも外側にたくさん付いているので、その状態で観光地を歩くのは危険です。抜き取るだけならまだいいですが、中にはナイフを使ってリュックを開けようとする人もいます。

斜めがけのショルダーバッグやウエストポーチなど、体の前に持ってこれるカバンが良いでしょう。最近はやりのサコッシュなども自分の前で出し入れできるので◎。その中でも貴重品は外側ではなく、なるべく取られにくいところに収納しておきましょう。

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持ち歩く現金は最低限に

パリではクレジットカードの利用が一般的。持ち歩く現金は最低限にして、1箇所にまとめず何箇所かに分けて身につけましょう。

使う財布も、普段日本で使うような大きな立派なブランド物などは避け、なるべくコンパクトで安価なものを選んだほうが良さそうです。最近では小さく折りたためるミニ財布なども流行っているので、安めのものを旅行用に準備しておいてもいいかもしれません。

またATMを使う際にも注意が必要。ATMで暗証番号を入力する時は、もう片方の手で番号を覆い、外から何の番号を押しているかわからないようにしましょう。

 

地下鉄は十分に注意して

筆者が友人とパリを旅行していたときに、友人が地下鉄で財布をとられそうになったことがありました。その時は近くにいた方が気づいて注意してくれましたが、その時財布をとろうとしていたのは小さな女の子。混んでいる車両では多くの危険があるため、カバンを自分の前に持ってきて抱えるようにしておきます。

外にいる時もより気を引き締めて、貴重品を守る意識を持ちましょう。

 

もし犯罪に巻き込まれてしまったら

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細心の注意を払っていても、盗難などの被害はつきません。もし自分の身に起こってしまったら、近くの警察署にいきましょう。盗難届けを書いてもらったり、犯人の特徴をなるべく詳しく説明したりして手続きを進めましょう。

詳しくはパリ警視庁が作成したパンフレットがあるので、こちらをご覧ください。

 

パリの治安を確認しながら安全な旅を

パリで楽しい思い出を作るためにも、スケジュールを決めたりホテルを予約したりする際に治安状況を確認しておきましょう。日本も含め、危険が全くない国はありません。

海外に旅行する際は十分に注意して、身の安全を守るようにしてください。

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