映画「雪の華」を観たら、あの国行きの航空券をとってしまう…!ロケ地巡りに行ってきました。
こんにちは。濱島優里(@yuri_merci22)です。みなさん、中島美嘉さんの名曲「雪の華」をご存知ですか?
「今年、最初の雪の華を〜2人寄り添って〜」はい、それです。聴くたびに胸がきゅ〜っと苦しくなる、あの曲です。
いまこの曲をもとに作られた映画「雪の華」が、人気女優の中条あやみさん、J SOUL BROTHERSの登坂広臣さん主演の切ない純愛物語として話題になっています。
©2019映画「雪の華」製作委員会
「100万円で私の恋人になってください。1ヶ月だけ。」
余命1年と宣告された美雪(中条あやみ)は、一生分の恋をしようと勇気を振り絞ります。突然の申し出にとまどい、初めはぶっきらぼうだった悠輔(登坂広臣)との距離も少しずつ縮まって…。一瞬一瞬が愛しくて、悲しくて、見逃せません。
ところで、この映画の半分は日本以外の、とある国で撮影されました。わかりますか?
©2019映画「雪の華」製作委員会
©2019映画「雪の華」製作委員会
©2019映画「雪の華」製作委員会 トラム、市場、海辺の街…?
…そう、正解はフィンランドです!
2人はすっかり風景に馴染んでいて、フィンランドの映像がとてもとても美しい。いてもたってもいられず、気がついたらフィンエアーのチケットを握りしめていました。
さらっと決まった北欧行き。…北欧ってそんなに簡単にいけるのかな?
いざ、フィンエアーに搭乗!
photo by Yuri Hamashima
photo by Yuri Hamashima って、え…?こ、これは北欧を代表するブランド「マリメッコ」のアメニティ!?
photo by Yuri Hamashima コップまでマリメッコです。いや、紙ナプキンまで!きゅんきゅん。
photo by Yuri Hamashima そして、この機内食。美味しいったらもう。「七草」の前沢リカ氏監修だとのことで高級和食店のカウンターに座っている気分です。
photo by Yuri Hamashima 美人キャビンアテンダントさんとのツーショットまでお願いしちゃいました。
あぁ…もう、フィンランド着く前からわたし張り切りすぎ!ビジネスクラスに大満足していたら、あっという間に9時間半たっていました。
お気づきでしょうか。9時間30分。これは、日本とヨーロッパを結ぶ最速フライト。最短ルートなのです。北欧が遠いと思い込んでいるみなさん。フィンランドの首都ヘルシンキまで、実はあっという間ですよ!
「雪の華」ロケ地巡り始まり〜!
photo by Marc-Philippe Becker さて、ふわふわのシャプカをかぶり、準備万端!生まれて初めてロケ地巡りなるものをしてみました。
というのも、公式サイトにこんなに可愛いロケ地マップがでているのです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/yukinohana-movie/twincp/ これは巡りたい。ヘルシンキはそこまで大きくないので、中心部は歩いて回れてしまいます。疲れたら映画のようにトラムに乗ってもOK!それではLet’s GO!
①カイヴォプイスト公園
ここはヘルシンキでもっとも歴史ある公園です。映画の中でもロマンチックに描写されています。
©Visit Finland
©2019映画「雪の華」製作委員会 お!美雪が無邪気に桟橋を走っています。私も走ってみよう!
photo by Marc-Philippe Becker ふぅ、ふぅ。滑らないか心配だったけど意外といけたぞ。
撮影されたのは夏、私が訪れたのは冬なのでだいぶ雰囲気が違いますね。それにしても素敵な場所です。緑にあふれ、落ち着いた雰囲気。夏にきたらピクニックしたいな〜!
②ソフィア通り
©2019映画「雪の華」製作委員会 続いて訪れたのは、中心部。ヘルシンキ大聖堂の前の通りで「ソフィア通り」と呼ばれています。
©2019映画「雪の華」製作委員会 なんだか2人、良い雰囲気。
実はここ観光客にも大人気な通りなので、撮影が大変だったそう。
晴れた日には青空と、白い大聖堂と、黄色い建物のコントラストが最高。まさにヘルシンキに来ていることを味わえる場所です。
③テルヴァサーリ島
ソフィア通りから歩いてすぐ、テルヴァサーリ島にでます。名前の意味は「タール島」。タールといっても木から抽出されるもので、フィンランドでは「万能薬」として大切にされていたそう。「酒、サウナ、タールが効かないなら、致命的な病気だ」ということわざもあるらしいです。
そんなテルヴァサーリ島では、重要な場面が撮影されました。
©2019映画「雪の華」製作委員会 悠輔はここで、美雪に…!!
はい、せっかくなのでこのシーンも再現しました。
photo by Tatsuya Ozawa
見事に冬景色ですね。本当に綺麗なんです。冬でも。
大切な人と何時間でも話していられそうな、優しい空気を纏う場所でした。
④トコインランタ
©2019映画「雪の華」製作委員会 こちらはフィンランド湾沿いに広がる海岸公園。日が落ちた頃、街頭のライトが水面に反射し、恋人たちの時間を優しく照らします。
実はこの海の上も、冬になると歩けてしまうのです。
「2人が過ごした、淡い夜の場所ね…」(黄昏れている私の後ろ姿が、笑えるのはなぜでしょうか)
⑤ヴァンハキルッコ公園(ルットプイスト)
©Visit Finland お次は、ヘルシンキ市内中心部にある公園。あまり観光客には知られていないため、静かに楽しみたい旅行者におすすめです。
地元では有名なピクニックスポットだそうで、私もサーモンのサンドイッチなんか食べながら、うとうとしたいな…!
⑥市場
©2019映画「雪の華」製作委員会 さて、ヘルシンキといえば外せないのは市場です。港に面した広場に、様々なお店が並びます。美雪と悠輔は果物をみていますね。美味しそう!
photo by Marc-Philippe Becker
冬場はお店が少なくなっているので、私たちはすぐ近くの屋内のオールドマーケットへ。
photo by Marc-Philippe Becker 個人的にサーモンが好きなので、サーモンにばかり目を奪われましたが、トナカイの肉、コーヒー、パン、チョコレートなど色々な食べ物があり、お土産探しにもぴったりでした。夏でも冬でもちゃんと楽しめるヘルシンキ、さすが!
・名称:OLD MARKET HALL
・住所:Eteläranta, 00130 Helsinki
・営業時間:8:00〜18:00
・定休日:日曜日
・公式サイトURL:https://vanhakauppahalli.fi/626-2/
⑦レヴィ(Levi)
さて、お待ちかね!オーロラの名スポット、レヴィにやってきました。ヘルシンキから飛行機で北に1時間半。サンタクロースが住むと言われている、ラップランドに位置します。
©2019映画「雪の華」製作委員会
©2019映画「雪の華」製作委員会 いつまでたってもオーロラが現れず、悲しそうな美雪が印象的です。
私も美雪の悲しみを感じようと思って座り込みました。
photo by Marc-Philippe Becker
・・・なのに、どうしよう、ニヤニヤが止まらない。辺り一面は真っ白で美しくて、しーんと静かで、雪はふわふわ。ここの雪、なんて軽くて気持ち良いの!
「レヴィ最高〜!!!」という想いが抑えきれませんでした。もちろん1人ぼっちだったら、とっくに泣いていると思いますが。
©Visit Finland 美雪が懇願する赤いオーラはなかなか見られない特別なものです。彼女は、幼い頃からの夢だったオーロラを見ることはできるのでしょうか…?
ちなみに、私は緑のオーロラを見ることができました!
photo by Marc-Philippe Becker それだけでなく、月や星で輝くこんな景色も味わってきました。小さい頃、絵本で見た世界が現れて大興奮!
でもこの日はマイナス30℃まで冷え込み、凍る寸前だったな〜。何にも守られていなかった私の顔は、カサカサのバリバリになりました。オーロラを見に行く人はスノースーツのレンタルや、帽子、顔まで覆えるネックウォーマー、カイロで万全にしてくださいね。(切実!)
逆に、完全に対策すれば怖くはありません!
さて、これでホームページに載っていたロケ地巡りは完遂しました。
まだあるのだ、見逃せないロケ地!
でも、実はまだあるんです。魅力的な撮影地。大事な部分なので最後に2つだけ覗いていきませんか?
GLO Hotel Art
photo by GLO Hotel Art
photo by GLO Hotel Art こちら美雪と悠輔が泊まった古城風のホテルです。スタイリッシュなデザインが多いヘルシンキで、こういった暖かみのあるホテルは珍しく、タイムスリップしたかのようです。
photo by Marc-Philippe Becker
ここは美雪の部屋…!改めて、撮影現場と同じ場所にきて、同じことをするのってドキドキしますね。
・名称:GLO Hotel Art
・住所:Lönnrotinkatu 29 00180 Helsinki
・電話番号:0103444100
・公式サイトURL:https://www.glohotels.fi/en/hotels/glo-art
エルフの隠れ家(Elves’ Hiedaway)
©2019映画「雪の華」製作委員会 そして、この物語の中で1番大事なシーンは、「エルフの隠れ家」というレヴィのテーマパークで撮影されました。エルフとは、サンタのお手伝いをするとも言われている妖精たちのこと。
photo by Marc-Philippe Becker
お菓子作りができるジンジャークッキーの家で、可愛い赤エルフにおもてなししてもらったり、
photo by Marc-Philippe Becker 黄色エルフの独特な雰囲気のトリコになったり。
雪景色、ユニークな建物たち、ベリージュースの香り。とにかくこの世界観にメロメロになりました!!こんなテーマパークは生まれて初めて。
レヴィにオーロラを見に行く人は、ここで楽しむのも忘れないでくださいね。
・名称:エルフの隠れ家(Elves’ Hiedaway)
・住所:Rakkavaarantie 5,99130 Levi
・営業時間:10:00〜16:00
・定休日:なし。ガイドツアーは水曜・金曜の13:00〜のみ開催
・電話番号:+358 16 6510500
・料金:入場料15ユーロ/ガイドツアー45ユーロ (共に3歳未満は無料)
・公式サイトURL:https://www.lapintonttula.fi/ja/tonttula/
日本-フィンランド外交関係樹立100周年
さて2019年は日本とフィンランドが外交樹立100周年を迎えました。映画も公開されたことですし、これからさらに国民同士、仲良くなっていきたいですね!
photo by Yuri Hamashima フィンランド人の同世代の女の子が「この映画は感動的で、素晴らしかった!自分の故郷を美しく描いてくれてとても嬉しい!」と言っていたのをきいて、じーんとしました。個人的には「映画→フィンランド観光→もう1回映画」という200%の楽しみ方をおすすめします。
1つ声を大にして言いたいのはフィンランドは、旅の初心者でも行きやすい国だということ。
ヨーロッパの中では最短距離、綺麗に整備された街、親日のフィンランド人、口に合いやすい食べ物…理由をあげたらキリがありません。なぜか北欧のハードルが上がってるのが不思議ですが海外デビュー1カ国目の人にもフィンランドはぴったり!
みなさんと一緒に映画について、フィンランドについて、語り合える日を楽しみにしています。