サンタクロースに会いに行く!北極圏フィンランドのロヴァニエミへ
北欧の国フィンランド。オーロラにマリメッコと、有名なものが盛りだくさんですが、忘れてはいけないのがサンタクロース!子どもの頃、誰もがクリスマスイブに枕元にブーツを置いて、欲しいものを書いた手紙を入れて……なんて経験ありませんか。
そんなサンタクロースに実際に会えるとしたら?……夢が叶ったような気分ですよね。実は、それができるんです。フィンランドの北極圏にあるロヴァニエミという町で!
こんにちは。AYAです。今回は、サンタクロースに会いたい!という子どもの頃からの夢を叶えたいあなたに、サンタクロースに会いに行く方法を教えます。
ロヴァニエミへのアクセス
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私がサンタクロースに会いたい一心で訪れたのは、フィンランドのロヴァニエミという街。フィンランドの首都ヘルシンキから飛行機で1時間20分。1日数便ありますが、節約を考えているバックパッカーには断然夜行電車がオススメ!
物価の高いフィンランドで一泊分節約できるのはありがたいですし、車内の清潔さは日本の新幹線並みでとても快適。およそ12時間でロヴァニエミに到着です。
ヘルシンキからは飛行機で1時間20分程ですが、せっかくなので、北欧の夜行電車を満喫するのも良いですね。
一面雪に覆われた静かなフィンランドを電車で駆け抜けるのは何とも不思議な気分です。
ロヴァニエミって?
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そもそもロヴァニエミをあまり聞いたことがない、という人もいるのではないでしょうか。ロヴァニエミはフィンランドの北部、北緯66度33分にある北極線の通る町なのです。サンタクロースに会えちゃう上に北極線を越えられるなんて!
もちろんサンタクロースに一年中会える町として有名で、オーロラやウィンタースポーツも楽しめる町です。着いたのは夕方を少し過ぎたぐらいなのに、もう辺りは真っ暗!
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駅の近くには蒸気機関車のレプリカ?も。
ロヴァニエミ中央駅に降り立って、町の中心部にあるインフォメーションまでは徒歩約15分。
私が訪れたのは真冬の12月だったので、マイナス16度の気温に驚きつつも、雪深い中をひたすら町の中心部を目指し歩きました。
そして、経験したから言える教訓は……
「駅を出る前に確実に道順を把握しておくこと」
一面真っ白のロヴァニエミで地図だけを頼りに行こうとしたら……無謀な挑戦でした。看板は見にくいし、目印もなく一面真っ白だし……。道に迷いつつも、何とか街の中心部に到着!
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大きなクリスマスツリーがお出迎え。
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中心部には数軒のホテルやお土産ものやさんがあって、私が訪れた時はクリスマス前ということもあって、小さなクリスマスマーケットのようなものもありました。
他の国でもよく見かける小さな小屋型のお店が何軒か立ち並んでいました。
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雪で出来たそりのアトラクション?みたいなものまでありました。近くでは無料で紅茶とクッキーも配っていて、心も体も温まり、ほっと一息。
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ロヴァニエミにはホステルもあるのですが、事前の予約は必須。町の中心部にあるホテルの数も限られているので、確実に滞在している間のホテルは事前に予約しておきましょう。
(行き当たりばったりな私は予約なしで行き、ホテル探しのために雪の中を歩いたので……涙)
また、大きなスーパーマーケットもあるので食料の調達にも困りません。なんだか、ただのリンゴジュースなのに、パッケージも可愛い!
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もちろんロヴァニエミの中心部には、クリスマスマーケット以外のお店もあるのでお土産探しにも最適。
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お店もやっぱりクリスマス一色。
そして、ロヴァニエミはオーロラが観れるスポットも中心部から徒歩圏内なので、是非チャレンジしてみてください。私が滞在したのは3日ほどでずっと悪天候だったので見られなかったのですが、長期滞在される方は是非!
サンタクロース村へ
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さあ、いよいよサンタクロース村へ向かいます。サンタクロース村へは町の中心部のバス停からバスが出ているので、一時間弱バスに乗ってサンタクロース村へ。
忘れず地図もGETしました!
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サンタクロース村に着くと、大きな雪だるまがお出迎え。身長の3倍もの高さがあることに驚きです。
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全体がライトアップされると更に素敵♡
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そして、噂の北極圏との境目である北緯66度33分の北極線は室内にも屋外にもあるのです。サンタクロースにも会えて、北極線もまたぐという貴重な経験がまとめてできるのも、この場所の魅力。
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屋外の北極線はあっという間に雪が積もって見えずらくなるのですが、たくさんの人たちが北極線をまたいでいるので、どこにあるのかすぐわかりました。
さあ、サンタクロースに会おう!
さぁ、無事サンタクロース村に着いたら、まずはサンタクロースに会いましょう。サンタさんの働いている、サンタクロース・オフィスのような所に入って、大きな時計やプレゼントのある場所を通って、サンタさんのいる部屋に向かいます。(撮影禁止なので写真がないのが残念……)
前後には、子どもからの手紙を預かってきたらしきおじさんや、わくわくしている子ども達もいました。私も折角サンタさんに会えるのだから!と、意気込んで、英語で短い手紙を書きました。
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それを片手にわくわく、ドキドキしながらサンタさんのいる部屋に向かいます。遂に念願のサンタさんとの対面!
日本語でこんにちは!と言ってくれました。そして、手紙も受け取ってくれて、まさに子どもの頃から想像していた通りの優しいサンタさんでした。そしてサインもお願いすると、喜んで私の地図にサインをしてくれました。
子どもの頃からの夢が叶った感じ!
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出口近くにはサンタクロースのポスターや……
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ミストのトンネル?みたいなものもありました。極寒の地北極圏ラップランドで冷え切っていた体も温かくなった気がしました……。
もっと満喫!サンタクロース村
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サンタクロースビレッジでできることといえば、サンタクロースに会えるだけではありません。サンタクロース村には、郵便局があります。
なんと、世界中の子ども達からサンタクロース宛に送られてきた手紙やハガキは全てこの郵便局に届き、サンタクロースを手伝う小人が国別に仕分けをしています。
何かこんな光景映画でも観たことあるなぁなんて思いながら、仕事の様子を拝見。特にイギリスから届く手紙が多いそうです。やっぱりヨーロッパで近いからかな?
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もちろん、日本もありますよー!地元滋賀県の図書館から届いた手紙?もあってびっくり。みんなの元に欲しいものが届くといいなぁ。
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そして、この郵便局からは手紙を出すこともできるのです!サンタクロース村の消印付きのポストカード。間違いなく、記念になりますね!切手も消印も可愛い!
クリスマスシーズンに訪れて、クリスマスカードを送るなんてのもいいですよね。
ちなみにサンタクロース宛に届いていた手紙の宛先を見てみると、
”Santa Claus Arctic Circle 96930 Rovaniemi,Finland”
と、書いてありました。他の手紙を見ると、
“Santa Claus village Fin,96930,Finland”と、書いてあったり……。
とにかく、サンタクロース宛、郵便番号96930、フィンランドさえ書けば届くかも⁉︎ 是非クリスマス前に送ってみて下さいね。ちなみにサンタさんから手紙が届くシステムもあるみたいです。
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他にもサンタクロース村にはサーミ人の民族衣装を来た人や……
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トナカイにも会えるのです。寒いけど、ここでしかできない経験がいっぱい!フィンランドに行ったら是非訪れて欲しい場所の一つです。
まとめ
いかがでしたか。子どもの時信じていたサンタクロース。サンタクロースの存在を信じるか、信じないかは別として、いつかは会いたいと思っていたサンタさんに会いに北極圏を目指してみてはどうでしょうか。