もうそろそろクリスマスの時期も近づいてきました。この時期になるとテレビでもクリスマス映画が放送されることも増えてきますよね。

個人的には2004年に公開以降、クリスマス映画と言えばラブ・アクチュアリーのイメージが非常に大きくなってます。

見ると心温まる気持ちになれるラブ・アクチュアリーをみながら、イギリスのクリスマスの雰囲気を味えるロケ地をご紹介します。

 

ラブ・アクチュアリー

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photo by kateausburn

ラブ・アクチュアリーとは、クリスマスのロンドンを舞台に19人の男女の様々な愛を群像劇で描いた、心温まるロマンティックコメディです。

ノッティングヒルの恋人やブリジット・ジョーンズの日記などを手がけてきた、人気脚本家リチャード・カーティスの初監督作品。

 

出演俳優もヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、キーラ・ナイトレイなどなどイギリスの名優たちをはじめ非常に豪華な俳優陣たちが出演したことでも話題になりました。

物語はクリスマス5週間前からクリスマスに向けて進んでいきます。また、恋愛のラブだけではなく、友情や家族愛といったラブを描いています。

欧米では2003年の11月頃にクリスマスシーズンに向けて公開されました。日本ではなぜか、翌2004年の2月のバレンタイデーの日に向けて公開されました。

 

ヒースロー空港

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photo by zugaldia

イギリスの首都ロンドンの西部にある国際的に最大規模の空港です。映画にも登場するヴァージン・アトランティック航空のハブ空港にもなっています。

この映画では3度登場します。映画の冒頭と最後に登場するのは、到着ゲートがあるのはターミナル3です。

映画冒頭のシーンではヒースロー空港の日常を捉えて、この映画のメインテーマである Love actually is all around (愛はいたるところに溢れている)を表現しています。

ヒースロー空港は2013年まで国際線利用者数世界一の空港でしたので、数々の出会いを演出してきた場所なので、この映画にとっても非常に重要な場所になっています。

 

トラファルガー広場

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photo by christianreimer

ロンドンのウェストミンスターにある有名広場です。1805年のトラファルガーの海戦で、ナポレオンのフランス軍に勝利したことを記念して作られました。

作中では、タイトルバックで挿入されてるシーンのみ。クリスマスになると大きなクリスマスツリーを飾るなど、クリスマス仕様に模様替えもしています。

この広場では政治演説をする人も多く、週末には何らかの集会が行われていることが多いようなので、週末に行ってみると何らかの集会に遭遇するかもしれません。

 

また、有名な美術館のナショナル・ギャラリーや、人物画を専門的にあつめた美術館のナショナル・ポートレート・ギャラリーがこの広場に面しています。

観光場所としては抜群に良いロケーションです。

 

ミレニアム・ブリッジ

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photo by Joe1 Go1dstein

正式名称はロンドン・ミレニアム・フットブリッジで、ロンドンのテムズ川に架かる歩道橋です。

2000年6月に完成しましたが、開通3日後に揺れに対する問題が発生した為、2002年の2月まで閉鎖されていました。

 

作中ではヒュー・グラント扮する若いイギリス新首相デイヴィッドが、首相官邸に初登庁する1連のシーンの中に僅か2、3秒だけ挿入されているシーンに登場します。

映画の中では大して大きな意味をなしていないのですが、現在は有名な観光名所となっています。

ロンドンには同じくテムズ川に架かるタワー・ブリッジなど橋が多いので、間違えないように注意してください。

 

ロンドン・アイ

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photo by Anna & Michal

1999年末にミレニアム記念事業として作られたロンドンにある巨大な観覧車です。イギリスを代表する航空会社ブリティッシュ・エアウェイズによって作られました。

大きさは直径135mで、人が乗れるカプセルが32個あります。カプセル1個当たりの定員は25人となっています。

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直径、カプセル1個あたりの定員は開業してから、2008年3月に開業したシンガポール・フライヤーに抜かれるまで当時は世界一でした。

映画の中ではウォータールー橋からロンドン・アイを撮影したカットが挿入されているだけです。ミレニアム・ブリッジと同じく古い街として知られる、ロンドンに出来た新しい観光名所になっています。

 

グロヴナー教会(The Grosvenor Chapel)

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photo by ChodHound

キウェテル・イジョフォー演じるピーターとキーラ・ナイトレイ演じるジュリエットが結婚式を挙げた教会です。

場所はロンドンのメイフェア地区にあります。このエリアは高級住宅街として発展した後は、商業地区として発展を続けています。

映画に出てくるシーンは、実際の教会の2階部分にセットを作り足して撮影されたようです。

 

日本でもこのシーンのように、ビートルズのオール・ユー・ニード・イズ・ラヴ(愛こそがすべて)をサプライズで演奏してもらいながら、結婚式を挙げたい女性も多いようです。

この映画の中でも最も人気のあるシーンの1つになっています。

 

オクソ・タワー(OXOタワー)

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photo by wallygrom

テムズ川左岸にあるレンガで作られた建物です。目印はOXO

90年代以降はカフェ、デザイナーズショップ、ギャラリーなどが入る人気スポットとして栄えています。

この建物は元々スープストックを製造する会社に買い取られて、工場や冷凍倉庫として使用されていました。その会社の商品の名前がイギリス人の家庭にはお馴染みのスープストックで、オクソ(OXO)という名前になっています。

 

アンドリュー・リンカーン扮するマークが、親友の奥さんであるキーラ・ナイトレイ演じるジュリエットに対する叶わぬ思い知られてしまった後、オクソタワーの裏にある自分の部屋を出ていきます。

そしてタワー1階のカフェテラスからテナントのお店の横を抜けて、川岸まで歩いて行くシーンで登場します。

非常に切ないシーンで登場しますが、お洒落な感じがみて取れる場所になっています。

 

セルフリッジ

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photo by www.traveljunction.com

1909年に創業されたイギリスの高級百貨店です。

旗艦店はロンドンの世界的なショッピングストリートとして知られる、オックスフォードストリートにあります。イギリスではハロッズについで2番目に大きなな百貨店です。

 

映画ではアラン・リックマン演じる会社経営者ハリーがエマ・トンプソン演じる妻カレンと買い物に行くシーンで出て来ます。

女性部下のプレゼントを買おうとして、Mr.ビーンで知られるローワン・アトキンソンとのやりとりが非常にコミカルです。感動的な場面も多い映画ですが、このようなコメディータッチのシーンも魅力です。

 

まとめ

ラブ・アクチュアリーは結構なシーンで、スタジオにセットを作って撮影された場面も多いようです。

ですが、今回ご紹介したように実際に撮影に使用された場所を訪れることができます。

映画を見直した後に実際に行ってみると、感動が甦ってくる来ることを保証いたします。今年の冬はロンドンで、いたるところに愛が溢れているラブ・アクチュアリーのような体験をしてみるのはいかかでしょうか?

 

また、注意点としてイギリスではクリスマスの日は基本的にお店は営業していません。

たまたまロンドンに旅行に行った時に最終日がクリスマスだったのですが、ほとんどのお店がやっていませんでした。イギリスのクリスマスの雰囲気を堪能したい場合は、クリスマス前後に旅行することをお勧めします。

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