可愛いが止まらない!イギリス郊外コッツウォルズ満喫プラン
皆さんこんにちは、ロンドン在住ライター・KANAです。昔ながらの景観を色濃く残しているイギリスの街並み。そんなイギリスの中でも、歩くだけで心ときめく「可愛い」が詰まった夢のような場所、「コッツウォルズ(Cotswolds)」をご存知でしょうか。
今回はそんなコッツウォルズの観光に欠かせない、ときめきスポットをまとめてみました。次回の旅の参考に、美しい景観の写真で癒されに、ぜひ最後まで読んでみてください。
可愛いが止まらない!イギリスのメルヘンな街コッツウォルズ地方
イギリスの中心に位置するコッツウォルズ。緩やかなアップダウンの多い丘陵地帯です。特別自然美観地域に指定されている美しい自然と、昔ながらの独特な雰囲気が乙女心くすぐる、まさに可愛いが止まらない女子ウケ間違いなしの地域。
いくつもの小さな町からできているため、全てを周りたい方は1泊2日でまとめて周遊するのがおすすめです。コッツウォルズを周遊するツアーもロンドンから多く出ているので、まとめて周りたい方はツアー、もしくはレンタカーを利用するとよりスムーズに観光することができます。
もちろん、電車とバスを使って周ることも可能です。どの町もロンドンから車で片道約2時間ほどで到着するので、時間のある方は目当ての町を一つずつ、日帰りで観光して行くのもいいでしょう。
英国で最も美しい!バイブリー(Bibury)
コッツウォルズを観光する上で、絶対に外すことのできない町がここ、バイブリー 。バイベリーとも読まれるこの町は、イギリスで最も美しい町と言われており、国内外から観光客が絶えない大人気観光スポットです。
・名称:Cotswolds
・地図:
・アクセス:ロンドンから車で約2時間
・オススメの時期:4月〜9月上旬
Arlington Row(アーリントン・ロウ)
バイブリーの景観を代表しているのが、アーリントン・ロウと呼ばれる小道。ナショナルトラストの文化遺産になっており、まるでおとぎ話の中に迷い込んだかのような、ときめきが止まらないスポット。
建築の保護地域として、14世紀の家並みがほぼ完璧に保たれています。
こんなにも保存状態の良い石造りの可愛らしいコテージたちには、現在も実際に人が住んでいるというから驚きです。
・名称:Arlington Row
・住所:Awkward Hill, Cirencester GL7 5NJ
・地図:
・営業時間:24時間
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・公式サイトURL:https://www.nationaltrust.org.uk/bibury
The Swan Hotel(スワンホテル)
コッツウォルズで最も人気の宿泊先と言えば、老舗スワンホテル。
外観もとても美しい4つ星ホテルで、スワンホテルに宿泊するためだけにバイブリーに足を運ぶ人もいるという、観光地に引けを取らない大人気のホテルです。
近くの川にはホテルの名前になっている白鳥(スワン)が悠々と泳いでおり、のんびりと眺めているだけで心穏やかな気持ちになります。
・名称:The Swan Hotel, Bibury
・住所:Bibury, バイブリー Cirencester GL7 5NW
・地図:
・定休日:不定休
・電話番号:+441285740695
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://www.cotswold-inns-hotels.co.uk/the-swan-hotel/
ショッピングを楽しもう!お洒落なお店が連なるバーフォード(Burford)
コッツウォルズの中で最もお土産やショッピングを楽しめる町バーフォード。メインストリートであるハイストリートと呼ばれる通りには、雑貨や家具などのお店をはじめ、お土産にぴったりなジャムやチーズ、オリーブオイルなどのお店がずらりと並びます。
コッツウォルズオリジナルの商品も多いので、お土産を探したい方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ハイストリートの坂道をさらに登って行くと、コッツウォルズストーンでできた石造りの民家が軒を連ねています。
はちみつ色の家々は町全体に柔らかい印象を与え、目的なく町を歩いているだけで心癒されること間違いなし。のんびりと町散策をするのにぴったりです。
・名称:High Street
・地図:
・所要時間:1時間〜
・オススメの時期:4月〜9月
リトルベニス!川沿いで穏やかに過ごせるボートンオンザウォーター(Bourton-on-the-Water)
リトルベニスと呼ばれる人気のエリア、ボートンオンザウォーター。家族連れが多く、コッツウォルズの中でも特に賑わいを見せる観光に欠かせないスポットです。
・名称:Bourton-on-the-Water
・地図:
・アクセス:ロンドンから車で約
・オススメの時期:4月〜9月上旬
The Model Village(モデルビレッジ)


ボートンオンザウォーターの街並みが、立体地図のように正確に再現されているモデルビレッジ。
なんとこれらはすべてボートンオンザウォーターに住んでいる工芸家の方による手作り。5年もの歳月をかけ精巧に作られたミニチュアの街並みは、あまりのリアルさに、まるで自分が巨人にでもなったかのような錯覚を覚えます。
外見だけでなく内装も手が込んでいるので、一見ずつお店や家の中も覗いて歩いてみてください。小さいお子様連れにもおすすめです。
・名称:The Model Village
・住所:Bourton-on-the-Water, Cheltenham GL54 2AF
・地図:
・営業時間:月曜日〜日曜日 10時〜17時45分
・定休日:不定休
・電話番号:+441451820467
・料金:大人4.50ポンド(約650円)、子供3.50ポンド(約500円)
・所要時間:1時間〜
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://theoldnewinn.co.uk/model-village
The river windrush(ウインドラッシュ川)
リトルベニスと呼ばれる所以、ウインドラッシュ川。町の真ん中を流れる川で、いくつかの小さい石橋がかかっており、ボートンオンザウォータの欠かせない写真スポットです。
川沿いはピクニックを楽しむカップルや家族連れも多く、のんびりとした時間の流れる憩いの場。歩き疲れたらぜひ、川のせせらぎを感じながら一休みしてみてはいかがでしょうか。
・名称:River Windrush
・地図:
・営業時間:24時間
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:4月〜9月上旬
ガイドブックに載っていない隠れた町ノースリーチ(North leach)
観光客よりも地元の人が多く、あまり知られていない町ノースリーチ。他の町と比べても閑静で、より地元の雰囲気を感じたい方にはぴったりのエリア。
個人経営の雑貨屋さんやカフェなどが多く、ガイドブックには載っていない自分のお気に入りスポットを探すのも楽しみ方の一つ。新しい出会いに心ときめきます。
・名称:North leach
・地図:
・アクセス:ロンドンから車で約2時間
・オススメの時期:4月〜9月上旬
アンティークで有名なストウオンザウォルド (Stow-on-the-Wold)
細道に面したお店が多く、歩く度に新しい発見がある、町歩きの楽しいストウオンザウォルド。アンティークショップが多いことでも有名で、町中にたくさんのアンティークショップが軒を並べます。
掘り出し物を見つけて、旅の思い出にしてみてはいかがでしょうか。
・名称:Stow-on-the-Wold
・地図:
・アクセス:ロンドンから車で約2時間
・オススメの時期:4月〜9月上旬
はちみつ色の街、チッピング・カムデン(Chipping Campden)
コッツウォルズと言えば黄色味を帯びた石灰岩で作られたコッツウォルズストーン。チッピングカムデンはコッツウォルズの中でも特にコッツウォルズストーンで造られた建造物が多く、街全体が柔らかいはちみつ色をしています。
・名称:Chipping Campden
・地図:
・アクセス:ロンドンから車で約2時間
・オススメの時期:4月〜9月上旬
National Trust Market Hall(マーケットホール)
現在も昔のままの姿で残るマーケットホールは、チッピングカムデンのランドマーク。
かつて羊毛商業が盛んだった産業地であり、産業の中心の場として栄えていた姿を彷彿させる立派な石造りのマーケットホールは、現在ナショナル・トラストによって保存されています。
タイミングによっては地元の方が今でも羊毛品を置いており、歴史だけでなくマーケットの様子を体感することのできる貴重な場所です。営業時間は決まっておらず、地元の人の気分次第で早めに閉めることも多いそう。ぜひ一度足を運んでみてください。
・名称:National Trust – Market Hall
・住所:High St, Chipping Campden GL55 6AJ
・地図:
・営業時間:夜明けから夕暮れ
・定休日:不定休
・電話番号:+441386438333
・料金:無料
・所要時間:30分~
・オススメの時期:4月〜9月上旬
・公式サイトURL:https://www.nationaltrust.org.uk/market-hall
High Street(ハイストリート)
チッピング・カムデンのメインストリートであるハイストリート。14世紀から17世紀の街の様子を色濃く残していると言われ、歩いているだけでタイムスリップをしているかのような気持ちになります。
道幅は狭いものの、エレガントな造りのはちみつ色の建物には、色とりどりのお花の装飾をしているお店が多く、コッツウォルズストーンとのコントラストがとても映えて可愛いらしい写真を撮ることができます。ぜひ町歩きの様子を写真に収めながら足を進めてみてくださいね。
・名称:High Street
・地図:
・所要時間:1時間~
・オススメの時期:4月〜9月上旬
自然を楽しむブロードウェイ(Broadway)
かつて、羊毛を運ぶ馬車の中継所として栄えていたブロードウェイ。緑豊かな田園風景が広がる長閑な町です。
・名称:Broadway
・地図: ・オススメの時期:4月〜9月上旬
Broadway Tower(ブロードウェイタワー)
ブロードウェイの町から2キロほど離れた丘に佇むブロードウェイタワー。メイン観光スポットとして多くの観光客で賑わいます。シンプルですが存在感のある佇まいも魅力の一つ。
螺旋階段を登って行くと、歴代の所有者のコレクションや、戦時中の様子の解説、使っていたアイテムなどなど、社会科見学のように歴史について学べます。
階段を登りきると、高さ17センチメートルの展望台からの眺望を楽しめます。壮大な大自然を満喫することができ、歩き疲れた体も癒されること間違いなし。
タワー横の公園ではピクニックを楽しむ家族やカップルも多く、自然に囲まれながら思い思いにのんびりと過ごすことも可能です。自然を満喫してリフレッシュしちゃいましょう。
・名称:Broadway Tower
・住所:Middle Hill, Broadway WR12 7LB
・地図:
・営業時間:月曜日~日曜日 10時~17時
・定休日:不定休
・電話番号:+441386852390
・料金:大人8ポンド(約1,100円)
・所要時間:40分~
・オススメの時期:4月〜9月上旬
・公式サイトURL:https://broadwaytower.co.uk/
まるでおとぎの国!スノーヒル(Snowshill)


ブロードウェイ郊外のこじんまりとした小さな町、スノーヒル。バスは走っておらず、ブロードウェイからはタクシー、もしくは徒歩で1時間弱で到着します。
教会と民家、パブがあるだけの小さな町ですが、まるでおとぎの国のような町並みをのんびりとお散歩することができます。
・名称:Snowshill
・地図:
・オススメの時期:4月〜9月上旬
Snowhill Arms
町の唯一のホテル兼パブとして、地元の人を初め、観光に訪れた方も必ずここでお酒や食事を楽しむ大人気店。
店内だけでなくテラス席も充実しており、のんびりと休憩をするのに最適です。イギリスの名物料理であるサンデーローストも絶品。歩き疲れた体にエネルギーチャージをしてあげましょう。
・名称:Snowshill Arms
・住所:Snowshill, Broadway WR12 7JU
・地図:
・営業時間:月曜日~日曜日 11時~15時、18時~23時
・電話番号:+441386852653
・料金:5ポンド(約700円)~
・所要時間:1時間~
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:http://www.snowshillarms.co.uk/
のんびりと過ごせるウィンチカム(Winchcombe)
コッツウォルズの観光地としてはあまり知られていないウィンチカム。緑の多いのどかな田舎町で、のんびりとローカルな雰囲気を味わいたい方におすすめです。
・名称:Winchcombe
・地図:
・オススメの時期:4月〜9月上旬
Sudeley Castle(スードリー城 )
ウィンチカムのメイン観光スポットであるスードリー城。ヘンリー8世の6人目の妻である、キャサリン・パーが住んでいたお城です。長い間廃墟として放置されていたものの、20世紀に再築されました。
美しく手入れの施されたガーデンと廃墟の不思議な融合が魅力となっています。広々とした園内にはアスレチックやカフェ、お土産屋さんなどが併設されており、1日かけて楽しめます。
・名称:Sudeley Castle
・住所:Sudeley Castle & Gardens Gloucestershire, Winchcombe GL54 5JD
・地図:
・営業時間:月曜日~日曜日 11時~17時
・電話番号:+441242604244
・料金:大人12ポンド(約1,700円)~
・所要時間:2時間~
・オススメの時期:4月〜9月上旬
・公式サイトURL:https://sudeleycastle.co.uk/
可愛いが詰まったメルヘンな旅を
乙女心をくすぐる愛らしい景観、イギリスで最も美しい村と称される歴史的地区など、見所がたっぷりのコッツウォルズ。町歩きをしているだけで心ときめく景観は、まさに夢の国のよう。
みなさんも次の旅先リストにコッツウォルズを入れて、自分好みの可愛いを探してみてはいかがでしょうか。
All photos by Kana Kawahata